クマデジタル

迷ったら、高い方


EOS 5D Mark III

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多少なりとも5D3の資金源にするべく、そしてそんなにたくさんボディを持っていても使い切れないし防湿庫にも入らないので売却。5D3に代わって…ということであれば普通は5D2を売却すべきなのでしょうが、今回手放したのは、

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EOS 40D
そして40Dの売却により我が家からEF-Sマウントシステムも消滅するので、EF-S 18-55mm f/3.5-5.6 ISも売却。(上の写真のレンズとは異なります。これは周辺画質に納得が行かず、ずいぶん前に手放しました。)

ボディとレンズ合わせても5D2ボディの売却価格には全く及びませんが、5D2は今の下取り価格程度で手放すにはあまりにも性能が一線級の機体であること、そして何より、私がネットソーシャルで知り合った様々な方との繋がりが深くなるきっかけとなった、思い出深い機体であること。そんな理由で、事情が許す限り手元に置いておこうかと思いました。40Dと違って、5D2は5D3と充電器やスペアバッテリー、リモートレリーズなどの周辺ペリフェラルが使い回しできるというメリットもありますし。

40Dはシャッターフィーリングのバラツキに悩まされましたねぇ…。あちこちの店頭で試す個体それぞれが少しずつ音や振動が違う。そして自分の購入した個体はイマイチな部類だったという…。結局、キヤノンのサービスセンタで調整してもらいましたが、それにくらべると5D3のバラツキの少なさは、優秀です。





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Eye-Fi Pro X2。RAWを使うかどうかは別として、RAW対応のEye-FiカードはEye-Fi Pro X2という最上位モデルのみです。


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パッケージ。小窓から見えるのは…


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実はダミーなんです(笑
そこまでして小窓開けるか、と思わなくもないです。

カードにセットアップソフトウエアが入っているので、何はともあれ中身をPC/Macに読み込ませます。


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パッケージ梱包状態ではEye-Fiカードは付属のUSB SDカードリーダーに装着されていますが、PC/MacがSDカードを直接読み込める場合は、そこに挿入してももちろん構いません。

SDカードの中身は上記のようになっていますので、一応、PC/Macにコピーしておいた方がいいでしょう。(Eye-FiのWebページからもダウンロードはできます。) と言うのも、カメラでEye-Fiカードを初期化すると、このソフトウエアインストーラは消えてしまうからです。なお初期化をしてもWiFi設定などは消えません。


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セットアップすると、Macの場合ツールバー右側の方に常駐します。
Eye-Fi Pro X2以外のEye-Fi製品を使っていた場合でも、これに付属するソフトをインストールする必要があります。


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無線設定とか、エンドレスモードなどの設定を行います。設定すると都度OSからアンマウントされてしまうので、Eye-Fiカードを再度抜き差ししてやります。


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Eye-FiカードをEOS 5D Mark IIIに装着すると、メニュー項目にEye-Fi設定が選べるようになります。しかもデフォルトでEye-Fiがオフになっていますので、オンします。


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INFO画面を出しておけば通信中はインジケーターで確認できますが、この画面をオフにしていると通信しているかどうかは解りません。但しこの画面を出さなくてもカメラの電源さえ入っていれば通信は自動的に行われます。





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たとえば昨日のエントリーのSTRUCT-Gカタログを撮った写真、
深夜の室内で撮ったもので、特に撮影用の照明などは用意していない。部屋の照明のみ。

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被写体の大きさを考慮して、レンズはEF 24-105mm F4L IS USM。
黒ベースの写真は露出補正-2しているが、それでも今までの5D2だったらシャッター速度が遅くなりすぎるので、三脚を持ち出すか、3〜4カット連写して一番シャープに写っているものをiMacでセレクトする作業が必要だ。

しかし5D3であればISO Autoでカメラが自動的にISO 10000を選択。
ブログ掲載サイズならまったく問題ない画質。
手ブレが起きないので各カット1枚ずつの撮影ででOK。
視野率100%なので見切りのチェックやトリミングも不要。ファインダーで見た通り。
そしてEye-Fiカードで撮影しているのでiMacにはWiFiで自動転送。メモリカードを抜いてiMacに取り込むという作業も不要だ。

地味に凄いです、これ。

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EOS 5D Mark IIIはCFとSDのデュアルスロットで、2枚のカードを装填した場合には以下の4通りの中から記録方法を選べる。

(1) SDまたはCFに固定して記録再生する。
(2) 片方がフルになったらもう片方のカードに切り替える。(カード自動切り替え)
(3) SDとCFに別々の画質で記録する。(振り分け)
(4) SDとCFに同じ内容で記録する。(同一書き込み)

ここで、(3)および(4)で、片方のカードが先にフルになったらどうなるか?


正解は…


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「それ以上撮影できなくなる」でした。

もちろん(3)(4)から(1)(2)に設定変更してやれば撮影続行は可能ですが、撮影前に注意しておきたいものです。幸い(3)(4)の場合、上部液晶の撮影残枚数表示には「残容量の少ない方の表示」になるので、チェックは容易です。



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EOS 5D Mark IIユーザーとして見たEOS 5D Mark IIIのレビューを書きます。

EOS 5D Mark III

「オールラウンダーがさらなる高みに進化した」
一言で言えば、こうなります。

元々EOS 5D Mark II(以下5D2)が運動能力こそ7Dに見劣りするものの、何を撮らせてもどう表現するにしてもオールラウンダーだったのに、それをさらにブラッシュアップし、しかも7Dに迫る連写能力を身につけ、一部EOS-1系譲りのフィーチャーも実装してしまった訳です。悪いわけがありません。


EOS 5D Mark III Sample

映像的な特徴としては、撮って出しの絵で満足できる確率が非常に高い。せいぜい露出補正をするくらい。すなわち、普通に見栄えする絵を出すのであれば、RAWで現像する際に弄るところはあまりなく、むしろ最初からJPEGで撮っても何の問題もないくらい。おそらく多くのユーザが平均的に「こうだったらいいな」という絵になるよう、カメラ内で処理をしているように見えます。このチューニングは空恐ろしいほど。

もちろん、作品の方向性に明確な意志のある方にとっては今まで通りRAWで追い込める素性の良さは失われていませんが、今回は絵作りという点では「撮って出しの絵」の進化が大きいように思います。すなわち、じっくり被写体に対峙する時間的余裕がない場合でも、かなりの絵が撮れることを意味します。


EOS 5D Mark III Sample

従来から装備されていた「ピクチャースタイル」には「オート」が新設されました。少なくともDPPでの挙動を見る限り、この「オート」は、単に従来のピクチャースタイルである「標準」「風景」「ポートレート」などから選択している訳ではなく、全く新しいアルゴリズムで色調を整えているように見えます。これが実に具合が良くて、撮って出しの絵(プラス、露出補正程度)で「ああ、いいね」と満足できるカギになっているのではないかと思います。


EOS 5D Mark III Sample

しかも5D2と比べて、絵の透明感が高いというか、ごく薄い膜を1枚はいだようなクリアさがあります。上の写真の髪の毛の描写も、何とも繊細で感心します。これはデフォルトでONになっている「レンズ色収差補正」も一役買っているはず。5D3に搭載されているDIGIC 5+の処理能力は、5D2に搭載のDIGIC 4の17倍に達するのだと言います。画素数の増加が5D2比で僅かに留まっていることが功を奏して、今まで諦めていた複雑な処理を実装できるようになったことは想像に難くありません。

ところで今回はファインダーの視野率がついに5D系としては初の100%に到達。上のカットのようにフレーミングポイントが解りやすく見えてしまうようなシチュエーションで非常に有効で、「見切り」についてトライ&エラーを繰り返していた5D2が嘘のようです。


EOS 5D Mark III

EOSの上位モデルや後継機というのは、下位モデルより画質がいいことはもちろんですが、歩留まりの良さや、シャッターチャンスへの強さにも価値があります。意図したとおりの絵が、いかにサクサク撮れるか。5D2に対する5D3の最大のアドバンテージは、歩留まりにあると言っていいでしょう。

歩留まりを向上させられる要素の1つが、EOS-1系から移植された61点高密度レティクルAF。マルチコントローラダイレクトによる測距点選択により、狙った位置にビシビシとフォーカスが合います。ただ若干残念な点もあって、61点化に伴いファインダーに液晶画面が重畳されているのですが、5D2のように日中でも見やすいように合焦時にAFポイントを赤く点灯させることが原理上できません。暗い場所ではファインダー全体に赤い照明を入れることによりAFポイントを赤く点灯させることができますが、昼だと全く見えません。すなわち、日中に合焦しているかどうかは、ファインダー右下の「●」マークの点灯を確認するか、「ピピッ」という合焦電子音に頼るしかありません。


EOS 5D Mark III

ISOオートにも、EOS-1系同様の「範囲設定」が付きました。そしてさらに有益なのが「シャッター速度低速限界設定」。シャッター速度の最低速度をリミットすることで、手振れや被写体ブレを防ぐことができます。そうなるとISOは高めになってしまうのですが、それは5D2より2段分改善したと言われる高感度画質の恩恵をあずかることになります。この機能のお陰で室内撮りでの歩留まり向上が素晴らしいです。


EOS 5D Mark III
一部機能にはヘルプ画面も装備


EOS 5D Mark III
サブ電子ダイヤルには静電タッチセンサーを内蔵、動画撮影時の露出補正などがほぼ無音で操作可能


EOS 5D Mark III
ホールドの印象を良くしているのが、立て付けの良くなったカードスロットふたと、そこに貼られたラバー


EOS 5D Mark III
メモリ残容量枚数カウンタが最大1,999枚に対応

カードスロットはSDカードとCFカードの2枚刺しになりましたが、さすが高速なCFカードの方が速度面では若干機敏です。しかしSDカードには「Eye-Fi」という(電波)飛び道具が使用でき、その利便性の前には多少低速だろうが目を瞑ってEye-Fi常習者になってしまいそうです。


EOS 5D Mark III

ボディデザインは初めて見たときにはどうもピンと来なかったのですが、見慣れてくると1D系の流れをくみながらも、ちゃんと5D2の後継機に見えるようデザインされているのが秀逸に思えてきます。やがて5D2が確実に古いデザインに見えてくるのは不思議です。


EOS 5D Mark III

5D3、決して安くありません。

が、5D2がメインカメラである人こそ、5D3は検討すべきです。乗り換えても「5D2の方が良かった」と後悔することは少ないでしょう。

おそらく製品寿命は3年以上。5D2は3年5ヶ月でしたでしょうか。陳腐化の激しいデジタルカメラで、3年現役というのは凄いことです。価格から(下取りのカメラがあればその分引いて)36ヶ月なり41ヶ月なりで割ってみれば、これだけの利便性と歩留まり向上と画質の対価としては悪くないと思いませんか。考え方によっては1年で旧型になる10万円のカメラと大差ない訳です。そう思うと、値下がりを待っているのが勿体なく感じられます。

アップデート箇所が多すぎて1回のエントリーでは書ききれませんので、特に目をひくポイントについては、追々別記事を書いていこうかと思っています。


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