Sonyの既存のイヤホンをワイヤレス化するアダプタ MUC-M2BT1 を購入された方がいるようですが、これはきっと挑戦状なのだろうと(違います)彼が見送った方のWF-1000Xを購入しました。
しかしこれ、大手企業のボーナス支給日にガツンと2割ほど相場が上がって「ほぼ定価販売+10%ポイント還元」が水準になってしまいました。もしソニーストアの10%引きクーポンをお持ちであれば、3年保証が付くことを考えるとソニーストアで買った方がいいかも知れません。
私はたまたまヨドバシの相場が上がったことに気がついたので、その時点でまだ相場が上がっていなかった「eイヤホン」さんから買いました。eイヤホンさんも私が購入した3時間後には値上がっていたようですが…。
さてWF-1000Xですが、この分野では後発だけあってノイズキャンセリング付きというかなり欲張った仕様です。最近のソニーのイヤホンやヘッドホンに好印象しか持っていないので、試聴せずに買いました。
箱は想像していたよりかなり大きめ。
スモークのクリアパネルに覆われた中身が出てきます。ちょっとスモークパネルを留めてるテープが無粋かな。手では剥がしにくいので。
ウレタンフォームに収まった本体+充電機能付きケース。
パッキング一覧。写真を撮るのを忘れましたが、このほかに黒いウレタンタイプのイヤーピースがL/M/Sの3種類附属します。
MDR-1000Xとお揃いのカラーリング。
iPhoneに専用アプリをインストールした上でペアリングすると、バージョンアップソフトウエアがある旨のガイダンスが出て30分ほどかけてバージョンアップが行われました。例の左右間の音切れ対策ソフトウエアですが、それを入れてもなお、音切れはそれなりにあります。電車内がどうの、というよりは、Wi-FiやBTが飛びまくっている自宅でも普通に音切れします。多いときは5分に3回くらい。
音質ですが、これしか聴かなければこんなものかと思いますが、ほぼ同額の有線版である手元のXBA-A2と比較すると低域も高域も伸びていません。本機はハイレゾ対応を謳ってはいませんが、これでは確かにハイレゾ対応するには超えなければならないハードルは高そうだと思いました。
もっとも、XBA-A2とほぼ同額だと言っても、こちらはワイヤレスで電池入りのケースが附属してノイキャンまで入っているので音を出す部分そのものは比較する方が酷というもの。ではこのWF-1000Xがどれくらいの音質かというと、IFAで「MDR-EX650相当」と口を滑らせてしまった?中の方がいらっしゃるようです。MDR-EX650、実売価格は6千円くらいでしょうか。その実質6千円のクラスに「1000X」という名称を付けるところに、1000シリーズの名は音質だけでなり得るものではない、というソニーの意思を感じます。
というのもこのイヤホン、やはりアドバンテージは完全ワイヤレスの開放感、そしてノイズキャンセリングにあります。そこにそれなりに許容可能な音質のベースがあって、その三位一体でユーザーにかつてない音楽体験を与えることこそが 1000シリーズを名乗る所以なのだろうと思います。
自分の口で語るのであれば、WF-1000Xの音質はマイルドで、聴き疲れしない類いのもの。高域も低域も伸びは足りませんが、岡村靖幸「ビバナミダ」を聴いても低音で耳がやられるようなことはありません。(XBA-A2ではやられそうになることがあります(笑))。但しチャンネルセパレーションはとてもよく、音場はXBA-A2より少し広めです。高音質コーデックには対応していませんが、iPhoneであればAACネイティブで再生ができます。
控えめに言っても発展途上の製品である感は否めず、いま、この旬にこの技術を体験しておきたいという方以外にはお勧めできません。とはいえ未来は明らかにこちらの方向。そういう意味ではiPhone Xと似ているところはあります。
電車に乗り降りの度にケーブルをほどいたり巻いたりの作業から解放されることと引き換えに、この音質を受け入れられるかどうかですね。私はギリギリ許容範囲かなと思いましたが。(許容範囲でなければ速攻ヤフオク行きだったところ。)たぶん、XBA-A2の方が音がいいことは分かっていても、こればかり使うんだろうな…。
もう少し使い込んだら、続編を書きたいと思います。
なおツマは宇多田ヒカルのこの製品の広告を通勤電車で見かけて、「こんなの誰が買うんだろう」ってボーッと考えてたそうです。あなたのオットですよ!!
しかしこれ、大手企業のボーナス支給日にガツンと2割ほど相場が上がって「ほぼ定価販売+10%ポイント還元」が水準になってしまいました。もしソニーストアの10%引きクーポンをお持ちであれば、3年保証が付くことを考えるとソニーストアで買った方がいいかも知れません。
私はたまたまヨドバシの相場が上がったことに気がついたので、その時点でまだ相場が上がっていなかった「eイヤホン」さんから買いました。eイヤホンさんも私が購入した3時間後には値上がっていたようですが…。
さてWF-1000Xですが、この分野では後発だけあってノイズキャンセリング付きというかなり欲張った仕様です。最近のソニーのイヤホンやヘッドホンに好印象しか持っていないので、試聴せずに買いました。
箱は想像していたよりかなり大きめ。
スモークのクリアパネルに覆われた中身が出てきます。ちょっとスモークパネルを留めてるテープが無粋かな。手では剥がしにくいので。
ウレタンフォームに収まった本体+充電機能付きケース。
パッキング一覧。写真を撮るのを忘れましたが、このほかに黒いウレタンタイプのイヤーピースがL/M/Sの3種類附属します。
MDR-1000Xとお揃いのカラーリング。
iPhoneに専用アプリをインストールした上でペアリングすると、バージョンアップソフトウエアがある旨のガイダンスが出て30分ほどかけてバージョンアップが行われました。例の左右間の音切れ対策ソフトウエアですが、それを入れてもなお、音切れはそれなりにあります。電車内がどうの、というよりは、Wi-FiやBTが飛びまくっている自宅でも普通に音切れします。多いときは5分に3回くらい。
音質ですが、これしか聴かなければこんなものかと思いますが、ほぼ同額の有線版である手元のXBA-A2と比較すると低域も高域も伸びていません。本機はハイレゾ対応を謳ってはいませんが、これでは確かにハイレゾ対応するには超えなければならないハードルは高そうだと思いました。
もっとも、XBA-A2とほぼ同額だと言っても、こちらはワイヤレスで電池入りのケースが附属してノイキャンまで入っているので音を出す部分そのものは比較する方が酷というもの。ではこのWF-1000Xがどれくらいの音質かというと、IFAで「MDR-EX650相当」と口を滑らせてしまった?中の方がいらっしゃるようです。MDR-EX650、実売価格は6千円くらいでしょうか。その実質6千円のクラスに「1000X」という名称を付けるところに、1000シリーズの名は音質だけでなり得るものではない、というソニーの意思を感じます。
というのもこのイヤホン、やはりアドバンテージは完全ワイヤレスの開放感、そしてノイズキャンセリングにあります。そこにそれなりに許容可能な音質のベースがあって、その三位一体でユーザーにかつてない音楽体験を与えることこそが 1000シリーズを名乗る所以なのだろうと思います。
自分の口で語るのであれば、WF-1000Xの音質はマイルドで、聴き疲れしない類いのもの。高域も低域も伸びは足りませんが、岡村靖幸「ビバナミダ」を聴いても低音で耳がやられるようなことはありません。(XBA-A2ではやられそうになることがあります(笑))。但しチャンネルセパレーションはとてもよく、音場はXBA-A2より少し広めです。高音質コーデックには対応していませんが、iPhoneであればAACネイティブで再生ができます。
控えめに言っても発展途上の製品である感は否めず、いま、この旬にこの技術を体験しておきたいという方以外にはお勧めできません。とはいえ未来は明らかにこちらの方向。そういう意味ではiPhone Xと似ているところはあります。
電車に乗り降りの度にケーブルをほどいたり巻いたりの作業から解放されることと引き換えに、この音質を受け入れられるかどうかですね。私はギリギリ許容範囲かなと思いましたが。(許容範囲でなければ速攻ヤフオク行きだったところ。)たぶん、XBA-A2の方が音がいいことは分かっていても、こればかり使うんだろうな…。
もう少し使い込んだら、続編を書きたいと思います。
なおツマは宇多田ヒカルのこの製品の広告を通勤電車で見かけて、「こんなの誰が買うんだろう」ってボーッと考えてたそうです。あなたのオットですよ!!