docomo2012summer

ドコモから色々出ました。Xiに拘らなければXperia SX SO-05Dが使いやすそうかな、という気はしますが、ワンセグのアンテナが外付けなのが惜しい。恐らくヘッドホンケーブルがアンテナになるんですよね。オーディオプレーヤーとして活用している人はいいんでしょうが、そうでないといざという時困りますね。でもサイズ感がiPhoneに近いので、これくらいの大きさがいいように思います。

個人的に注目は「らくらくスマートホン F-12D」と「キッズケータイ HW-01D」です。らくらくスマートホン F-12Dの方はGoogle Play(Androidマーケット)を外しているそうで、そこ経由でのアプリをインストールできないなどいくつかのアプリ動作上の制約を課すことで、新プラン「らくらくパケ・ホーダイ」(月額2,980円)が適用されます。(通常の「パケ・ホーダイ フラット」は月額5,460円)。

UIもWindows8のMetro UIにも似た、独自のものが搭載されています。単にタッチしただけではフォーカスのみして反応せず、さらに押し込むことによって押下と見なすタッチパネルは、振動による押下操作のフォースフィードバックまでもついています。ただ、フォースフィードバックについては、着信時に使うバイブレーターのモーターを活用したものは、過去製品のいずれもそれほど感心できる出来ではなかったので、過剰な期待はできません。バイブモーターを使うのであれば、もっと高レスポンス、大トルク(イコール、消費電力も大きい)ものが本来は必要なんでしょうね。

文字入力にATOKを採用、専門アドバイザーに無料でつながる「らくらくホンセンター」も利用できるなど、ソフト、サービスの両面で力が入っています。なんかF-12Dを見ていると、日本流に咀嚼したスマホが生まれてきているようで、なんか嬉しくなります。スマホになってから不具合出しまくりのF=富士通ですが、頑張って欲しいと思います。

キッズケータイ HW-01Dはついに自由な文字入力が可能になりました。上下左右キーだけで文字入力をするために、いわゆるフリック入力ライクなUIを採用しているようです。なるほど考えたナー。我が家は前モデルHW-02Cを5ヶ月前に買ったばかりで、2年縛りがあるので機種変の予定はありませんが、これから購入される方にとって間違いのない1台だと思います。今回から「こども」「大人」モードの切り替えもできるようになり、「ミニマム機能の端末が欲しい大人」という需要にも応えています。

しかし、これだけ幅広いラインナップであれば、iPhoneに飽きた、もしくは最初からiPhoneは考えていないという需要は結構取り込めるのではないでしょうか。AndroidはiPhoneほど洗練されているわけではありませんが、ではAndroidで困るかと言えばそんなこともなくなってきており、整理整頓されたデザイナーズマンションより、すべてのものが手を伸ばせば届く範囲にある雑多な部屋の方が住みよいし楽しいと感じることもあるでしょう。

moraがiTunes Storeや世間からの逆風に耐え居場所を築いたように、ドコモもまたAppleに対抗できるポジショニングを獲得しつつあるように見えます。これはドコモにはiPhoneは必要ないかも知れませんね。意外とAppleがドコモにすり寄る日の方が先に来るような気がします。

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