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迷ったら、高い方


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2008年から飼っていたドジョウが全滅しました。一気に全滅したわけではなく、一匹死に、また一匹死に…という感じでしたが、捕まえてきてから8年というのは相当に長いと思います。

最後の1匹は完全に老衰で、徐々に餌を食べなくなり、動きが鈍くなり、体が細くなり、やがてじっとしている時間が長くなり…と、まさに植物が枯れるように死んで行きました。


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ドジョウを飼い出したのが2008年6月。
ちなみに日本でiPhone 3Gが発売されたのが、この翌月です。そう考えるとずいぶん昔に感じますね。つまり上の写真の中の日本では、スマートフォンを使っている人はほとんどいません。


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水槽を少し大きくしたのが2008年12月。


食用にもなるドジョウの命の重さというのはどう捉えて良いか戸惑ってしまいますが、淋しい気持ち半分、ああ、これでもう水槽のメンテしなくていいんだという開放感が半分です。もっとも、昨年一回り大きなポンプに交換してからは、ほとんどメンテナンスフリーにはなっていたんですが。それでも蒸発分の水補給とか、ポンプの異音対策とか(振動音が響くときがある)など、それなりに存在感はありました。(エサやりはツマや子供たちの仕事。)

私はもう当面魚を買うつもりはありませんが(土管やポンプは洗浄せずに捨ててしまいました)、ムスメは金魚を飼って欲しい様子。いや、私が面倒なので、飼いません。百歩譲って飼うにしても、少し父を休ませてください。けっこう面倒なんです。

そんなこと言いながらも、ドジョウにはけっこう癒やしを貰いましたけどね。舌足らずの頃のムスメが「どじょる〜」と呼びかけていた声は、まだ鮮明に耳に残っています。






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「ハマラジ」といえば「FMヨコハマ」が改名しようとして失敗した黒歴史ですが、ここで話題にするのは「AMはこらじ」です。イーケイジャパン社のエレキットシリーズの1つで、ごく簡単なラジオキットです。イーケイジャパンって何?嘉穂無線じゃないの?と思いましたが、1994年に嘉穂無線からエレキット部門が独立したんですね。Webサイトとか見ると私が小学生の頃からあった「アボイダー」とかいまだ3型にバージョンアップして継続販売中とか懐かしいですね。



エレキットで印象深いのはオーディオコンポであるELCOMPOシリーズでしたねぇ。当時の私の小遣いの数ヶ月分を持ってしても、1ユニットしか買えないという…コンポ化なんて夢のまた夢でしたけど。ELCOMPOの前にベーシックな電子工作キットであるブルーケースシリーズというのがあって、そちらの方が主流でしたね。

さて話を元に戻すと、小学校の夏休みの工作として「キットを使う」というのはウチのムスコの小学校では許容されていまして、キットなんてそんなの工作って言えるのかよ!という思いは抱きつつも、現在の完成度の高い玩具市場を見ると、完全自作の工作にどこまでモチベーションを保てるのかという問題はあろうかと思います。かくいう我が家でも、ムスコのリクエストで「AMはこらじ」を夏休みの工作素材に選びました。

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AMラジオキットとは言っても、AMラジオの主要回路部分は6石とかじゃなくてすっかりIC化されていて、ICはもちろん、半田付け難易度の高いバリコンやAMバーアンテナは既に基板に半田付け済みという甘やかし仕様。しかも驚いたことに、残ったケミコンやセラコン、抵抗にしても半田付け不要でソケットに差し込むだけという、どこまで甘やかせば気が済むんだぁ!と叫びたくなる仕様。

特に電気工作が得意ではない小5のムスコでも1時間もあれば完成してしまうキットなんですが、この製品のキモは箱のデザインにあるようです。用意されているのはただの白箱なので、これにどのようなデザインを施してラジオを成立させるのか、というのが腕の見せ所になるようです。うーん、ラジオキットと言うから音を出すこと自体が目的かと思っていましたが、まさか箱のデザインがメインのキットとは、予想の斜め上でした。


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今日は下の子の運動会でした。今日実施された学校は多いのではないかと思います。

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ムスコが出た競技は、

・短距離走
・踊り
・大玉
・騎馬戦

だけだったので、そんなに撮影に熱が入るわけでもなく…いや、小学校の運動会も8回目なので、もういいや的な気持ちが出てきたのかも知れません(笑。それでも500カットくらいは撮りましたが、半分くらいはムスコではなく純粋に騎馬戦とかが面白くて撮ったものですね。

全児童を無作為に赤白に分けているのではないかと思いますが、午前中の早い時間に付いた点差がひっくり返ることなく勝敗が決まってしまうのも例年通り。だいたい10:30には勝敗が分かってしまうので面白くありません。無作為に選んだにしては紅白の実力差が例年付きすぎのような気がします。

また、そもそも勝敗を付けるような競技が少ないのも時代の流れ。リレーや騎馬戦では観客含め大盛り上がりなので、みんな勝敗付けをするのが嫌いなわけではないのだと思います。ただ、勝敗がつくのは見ていては面白いけど、当事者になるのは嫌だ、ということでしょうか。勝敗が存在しない競技は見ていても面白くないですし、撮る気にもなれません。

さて、運動会と言えば最近ネットでは「フェス化」が話題で、これはグラウンドの観覧席にテントが立ちまくって、さながら「フェス」のようであることを指します。多くの方に驚きを持って受け入れられましたが、ウチの小学校ではずっと前から日よけのテントを使っている人はいました。ただ今年はその率はハンパなく、半数以上の家庭で使っていたように見えました。

これを非常識とみるかどうかは意見が分かれるところで、そもそも運動会のときの制約って学校間の差が非常に大きいんですね。三脚禁止かどうか、脚立禁止かどうか、家族は2人まで来場可能とか、父兄が来られない家庭に配慮して昼食は全員教室で食べるとか。テントもその1つで、明示的に禁止しているところもあれば、ウチの小学校のようにテントを立てる際のガイドラインを定めているところもあります。

ウチの小学校はそもそも競技エリアを囲うように児童が椅子に座り、その隙間に撮影用エリアや入場退場門が設けられています。その後ろは通路で、一定の幅は何も設営してはいけません。そのさらに後ろが観覧席で、今まではレジャーシートが主流でしたが、最近はテントを立てる人が多くなってきたというわけです。観覧席からは(名前と相反していますが)競技は何も見えないので、見たい競技のときは児童席の後ろに立って観ることになります。意外と「全くグラウンドが見えない校舎の陰」が人気エリアだったりします。どうせ見えないのなら確実に日陰の場所はいいですよね。

ですので、従来レジャーシートだったところがテントになっても、「前が見えない!」と文句を言う人がいないわけです。テントなしで座っていると閉塞感は上がった気はしますが、全員が全員日陰のエリアを確保できるわけではないので、熱中症予防の観点からも何らかの対策は必要です。今日は体育館も開放されていましたが、あそここそ全員は入れませんしね。

幸い我が家は毎年木陰エリアを確保できているので、テントは「今年こそ」と思いつつもお世話になったことはありません。実は木陰エリアって、概ね、数年前には「原発事故で飛んできた放射性物質の吹きだまり」扱いで、不人気だったエリアなんですよね。

ただ実際テントを張ると閉塞感はかなりのもので(家で試しました)、そこでこどもを迎え入れお弁当を広げたところで、「青空の下で食べるお弁当」の醍醐味など微塵もありません。家が近所なら家に戻って食べたら?と真面目に検討するレベル。何を得て何を失うか、難しいところです。

フェス化しているか?と言われれば、フェス化していることには違いありません。しかしフェス化している小学校はテントが流行る以前からフェスに近い状態だったのではないでしょうか(出番がないときは離れた涼しいところで寝てる、的な)。先にも書いたとおり、運動会開催時の制約は小学校によって千差万別なので、テントが1つでも立つと大迷惑なところから、ウチの学校のように(閉塞感以外の)実害がないところまで、一概に「テントはけしからん」とも言えないと考えています。

これは「オートマ車でクルマの楽しみの何が分かる」とか、「やっぱり炊飯は土鍋じゃないと」という原理主義と同じように思います。MTは楽しいし、土鍋のご飯はご飯だけで何杯もいけますけど、別に楽しさ求めてないしとか、楽な方が良いしと考える人たちも世の中にはいるということです。



脚立が許可されている学校でも、これくらいあれば充分だと思います。これ以上は危ない気がします。

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非常用品はけっこう揃えたつもりですが、意外にも作っていなかったのが「非常用持ち出し袋」。地震が起きてから家の中のものを集めればいいと考えていましたが、場合よっては「カバン1つですぐ家を出なければならない」ケースもありそうだと言うことが今回の熊本地震で分かったので、準備することにしました。

「3.11を機に100均でそろえる非常用グッズ」

この記事を参考に、揃えてみました。
詳しくは上の記事の通りなのですが、そうはいっても全部が全部ダイソーというのは心配だろうと。具体的には「リュック」(2,200円)「万能ナイフ」(2,945円)「LEDランタン」(890円)あたりをちゃんとしたものを揃えてしまった上に「ラジオ」(1,500円)も入れたので、3千円とはいかず1万円ほどになってしまいました。だって避難中にリュックが破れたら元も子もないじゃないですか…。

その中で万能ナイフ(マルチツール)はAmazonで見繕ってよさげなものを現物も見ずに購入したら、かなり良い品だったのでご紹介。

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著名メーカー製なので良い品なのは当たり前なのですが、この手のツールを買ったことがないので、けっこうちゃんとした箱に入ってきたことに驚いてしまいました。こういうのなんですね。


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これはラインナップの中では真ん中あたりだと思うのですが、爪切りにも使えるはさみが付いているのがポイント。しかし全部の道具を使いこなすには取扱説明書の熟読が必要です。ノーブランドの廉価品だとツールを出す際に硬くて爪を傷めてしまったりしますが、これは可動部がスムーズでそういったことはありません。

たぶんこの世界も「沼」だと思うのですが、自分は刃物が苦手なのでこれを趣味の対象に見ることはないと思います。でももし刃物が苦手じゃなかったら、これは無駄に男心をくすぐられる系ですね。



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実はこんな櫻満開になろうかというタイミングでインフルエンザ(B)に罹ってしまいまして寝込んでおります。このブログの過去ログにも記録がないし、ツマは私がインフルになったのを見たことがないとのことなので、たぶん17年以上は罹ってなかったんだと思います。しかし久しぶりで耐性がないせいか、辛いですね。インフルってこんなに辛い病気でしたっけ。特に筋肉痛で長い時間寝ていられないのが辛いですね。かといって起きているのもそれはそれでしんどいし。

インフルって疲労が溜まっていて免疫力が低下していると罹りやすいらしいですね。欧州出張から帰ってきても土日含めてゆっくり休めていなかったので、身体が弱々だったんだと思います。リポビタンDを飲んでも効かなかったのもそういうことなんでしょうね。

先日の欧州出張で体重が 5kg 減りましたが、今回のインフルでさらに 4kg 痩せました。ここ1ヶ月半で合計 9kg。多忙と体調不良で 9kg 痩せるってちっとも健康的ではないですよね。まぁインフル治ったらある程度は元に戻ると思いますけど。

以上インフルエンザの話し終わり。以降ガンダムUCの話です。

さて4/3(日)の朝から名古屋テレビ/テレビ朝日系列でガンダムUCのテレビ版(RE:0096)が始まりました。いつかはやるだろうなとは思いつつも、元々1話あたり約1時間で製作されている話なので、テレビでの放映手法に興味津々でした。「RE: xxxx」というワードは陳腐だなぁ…とは思いましたが…。

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テレビの30分番組で放映すると、本編が実質20〜23分となります。ガンダムといえば大抵1話のラストでガンダムが起動するのが概ね定番になっていますし、1話の掴みとして鉄板だとは思うのですが、元のBD版1巻での主人公バナージが「父さん……母さん、ごめん…俺は…行くよ」と炎の中でガンダムを起動させるシーンが53分あたりなので、普通にテレビ放映サイズに分割してしまうとテレビ版では3話までガンダムが起動しないことになります。いやぁそれはあまりにも視聴者が飽きてしまうだろうと。まぁ実際は大半の視聴者はBD購入者であることは容易に想像が付きますが(ぉ

テレ朝の「スーパーヒーロータイム」の直前の時間帯ですし、そもそもテレビ放映で見せるというのはブルーレイを買ったり映画館に足を運ぶような人たちに見せるのとは訳が違いますよね。少しでも退屈になったらチャンネル変えられちゃいますし。話の順番を大幅に変えて再編集してくるのかなぁと。

そうは思ってはいましたが、テレビ版が始まった瞬間にいきなり上記の起動シーンから始まったのには驚くやら納得するやら。本当にあのシーンだけを切り出してアバンタイトルに持ってきましたからね。以降は何ら再編集した痕跡もないまま「君一人じゃ無理だ」でスパッと終了するという潔さ。やや唐突感はありましたが、BD/劇場版制作時から1話が3分割できるようにある程度考慮されていたんでしょうか。そういえばタイトルロゴも小画面を意識して画面一杯でしたね。音もテレビ放映だからかすいぶん丸められていたような…BD版ほどのHi-Fi感がないように感じました。

まだムスコには見せていませんが、「鉄血のオルフェンズ」にはギリギリ付いてこられたムスコが、どこまで食指を動かすか興味があります。私の予想では、たぶんまるで興味を示さないと思います(笑。だってUCはおっさんによるおっさんのためのガンダムですからねぇ。鉄血のオルフェンズはなんだかんだで子供たち向けに良くできていたと思います。ガンダムUCでの「ジムがあんなに強くてカッコイイ」という感動も、ズブシューン!というビームライフルの音響の感動も、おっさんにしか解らないでしょうし…。

もちろん原作の福井氏もそんなことは百も承知で、

そもそもファーストガンダム自体がハイティーン向けに作られていたにもかかわらず、筆者を含む当時の小学生がガンプラ・ブームから始まる社会現象を底支えしていった経緯を振り返る時、この無茶にこそ閉塞感を突破する何かが宿るのではないか……と、我々は半ば本気で信じてもいるのです。

とコメントされています。送り出す方も承知の上、ならばある意味安心できます。

ところでTV放映に先立ってBD版の方を見返したのですが、以前は「炎の中での起動シーンに胸熱」だったのですが、今回はその前のカーディアス・ビストとバナージの今生の別れのところでウルッと来てしまいました。息子がどんな男に成長してきているのか、これからの人生やっていけるのか親として確信は持てないけれど、僅かに垣間見た息子の可能性に望みを繋いで、自分は死んでいく…。よく子供って何歳になっても子供って言うじゃないですか。「最新鋭のガンダムを託す」という極めてSF物語的なシーンでありながら、こういった親子の普遍的な「望みの繋ぎ方」が垣間見えるところもまた、惹かれるんですよね。



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