クマデジタル

迷ったら、高い方


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PIXUSの2013年モデルが発表された。

activex_pixus

シャア専用の赤いのとかガンダムとのコラボはあるけれど、まぁ例によって専用コンテンツは「PIXUSでしか印刷させない」縛りを設けるためにActiveXプラグインのインストールが必須、よって、今回もコンテンツの印刷はMac非対応。…うん、まぁ、ね。

むしろ、プリンタとしての本質的な部分に注目。
昨年のラインナップと今回のラインナップを比較してみる。

<2012年モデル>
MG6330 …6色、ハイエンドモデル
MG5430 …5色、タッチパネル省略、液晶やや小さく、有線LANなし

<2013年モデル>
MG7130 …6色、ハイエンドモデル。筐体色以外にMG6330からの変更点なし。
MG6530 …6色、タッチパネル省略、液晶やや小さく、有線LANなし
MG5530 …5色、印刷解像度半分、スキャナ解像度半分、液晶小さく、有線LAN/無線LAN非対応、CDレーベルプリント非対応、ハガキ両面非対応、ほか。

価格帯としては、MG6330とMG7130が同じで、2.5万円スタートで、1.7万円程度で落ち着くと推定。MG5430とMG6530が同じで、2.2万円スタートで1.5万円程度で落ち着くだろう。MG5530は機能削減された新メカでそれよりさらに安くなり、おそらく1万円を切るところで落ち着くはず。

キヤノン側の視点に立つと、2012年モデルの失敗は6色インクとほとんど同じスペックの5色インクモデルが存在してしまったことだ。とにかくインクを売らないと意味がないので、今年は考えた。5色インクモデルがあることにはあるが、同時にメカも大幅に簡略化し性能も落とす。

インクを5色しか買わないのであれば、低性能メカに甘んじるしかない。高性能メカが欲しくば、インクは6色買うしかない。写真画質がやや向上するのと引き替えに、1回のインク交換ごとに約千円の追加コストの発生を許容できるかどうか。私は許容できない。

そんなわけで、2013年モデルが出てもなお、個人的ベストバイは変わらない。6色インクとタッチパネル操作、有線LANに拘らないのであれば、ランニングコストが安くて機器自体の性能が高い2012年モデルのMG5430がいい。今夏買っておいて正解だった。(というか、前機種が壊れたのでたまたま買わざるを得なかったのだけれど…)





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いつの間にかPioneerから、USB3.0の比較的お安めのブルーレイドライブが出てた。

bdr-xs05j


BDR-XS05J
前モデルのBDR-XU02シリーズと比較すると、5千円近く安い。
USB3.0対応になっているのに、だ。

私はそのさらに前のモデル、BDR-XD04を使っているが、それはトップローディング式。狭い机で使うならトップローディング式がいいかなぁと、当時は考えたためだ。でも使ってみると、むしろスロットローディング式の方が設置「空間」を必要としない点で良かったかなぁ…と、ほんの少し隣の芝生が青く見え始めていたりする。

ただ、この新型、Mac対応とは謳われていない。
「Mac対応」と書かれていないUSB3.0機器の中には、Macに繋ぐとまれにUSB2.0相当の速度になってしまう機器があるので注意が必要だ。ということで、Mac用として買う場合は、やや人柱的かも。

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会社で2年使ったLogicoolのM705r(自腹購入品)が、故障。
マウス本体側がプチプチ電源が切れる。色々試したけどダメ。サポートに相談して故障と判断。

ありがたいことに保証期間は3年なので、Amazonの購入履歴画面のスクリーンショットを送って、無償修理対応。無償修理と言っても壊れた製品を送るわけではない。新しい代替品が送られてきて、壊れた方は廃棄せよ、との指示。


m705r_2013-1

という訳で、会社用のM705rが新しくなった。
裏面のソールの滑りがすごく良くなって、感動。新品時ってこんなに滑りが良かったかなぁ。steelseriesの布製のマウスパッドとの組合せではアイスホッケーのように滑る。これは壊れなくても3年ごとに買い換えるのは価値があるかも知れないなぁ。


m705r_2013-2

M705r、モバイル向きの大きさではないと思うのだけれど、レシーバーのUSBドングルが本体の電池収納部に収められるのが面白い。




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プリンタ選びのエントリで薄々感づかれた方もいらっしゃると思いますが、先週壊れたCanon PIXUS MP770に代わって、Canon PIXUS MG5430 を買いました。子供の勉強用にほとんど毎日使っているので、何日も悩んでいる余裕はありませんでした。

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ええ、TVCMがバンバン流れている売れ筋のMG6330ではなく、その下のMG5430です。本体価格は千円程度しか安くありませんが、インクが1色少ないのでランニングコストが安いのが特徴。

MG6330にあってMG5430にないのは「写真用のグレー」インク。定価は1,250円で、フォトインクだけ比較すると他の色を含めた定価ベースでMG6330がB/Y/M/C/Gyの1セットで6,250円、MG5430がB/Y/M/Cの1セットで5,000円となり、12.5%ほどMG6330が高い計算。

しかし用紙まで含めた写真印刷のランニングコストは、L版印刷のメーカー公表値でMG6330が16.2円、MG5430が15.4円と、5.2%しか違わない。これはグレーインクの存在により、1回のインク交換で印刷できる枚数が増えるため。

とはいえ、これはあくまで「1度だけ電源を入れ、インクがなくなるまで印刷を続けた場合」の話。写真印刷をあまりせず、起動時の「クリーニング動作」でインクが消耗される割合が高まるほど、MG6330とMG5430のランニングコストの差は「5.2%」から「12.5%」に近づくことになる。

我が家の場合、撮影枚数の多くは白黒印刷または白黒コピーなので、カラーインクはほとんどクリーニング動作で消耗されてしまう。しかしたまに行う写真印刷の画質も最高ではないにしてもそこそこの画質は欲しいので、コストと画質のバランス点でMG5430がいい感じ。


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MG6330のようなタッチパネル式の「新インテリジェントタッチ」ではないけれど、MG5330のように物理的に配置されたボタンだって悪くない。派手さはないが充分用は足りるし、解りにくいと言うこともない。


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インクタンク各色に配置されたLEDは消耗品にしてはすごい罪悪感だけど、解りやすさと安心感は素晴らしい。学校や電気店で使用済みカートリッジを回収してるけど、ちゃんとリサイクルされるのかなぁ。もっとも、マクドナルドのハッピーセットのオモチャあたりでも、相当数のLEDは使い捨てにされてるけど…。


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各パソコンとの接続はプリンタ内蔵のWi-Fiで行った。今まではThinkPadやMacBook Airから印刷する場合は、プリンタがUSB接続されたiMacの「プリンタ共有」機能を使っていたが、これだと印刷するたびにiMacを起こさなければならないという面倒さがあった。MG5430であればWi-FiでAirMac(Time Capsule)経由で繋がるので、iMacを意識しなくてもいい上、なんとiPhoneやiPadからも印刷やスキャンができてしまう。Wi-Fiスタンバイ状態にしておけば、プリンタの電源がオフでも印刷を実行することでプリンタが自動的にスリープから目覚める。


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MP770と比較すると、プリンタ部分のウオーミングアップ動作は長めで、しかも使用中も頻繁に行われる。メカの動作音はやや甲高くなった印象。スキャナはLED式で立ち上がりが速い。写真印刷の速度向上は実感しないが、モノクロ印刷は大変高速になった。背面手差し給紙はできなくなったが、トレイが2段になったのであればこちらの方がいい。CD-R印刷トレイが用紙トレイ裏に収納できるのもいい。印刷後の用紙受けトレイはMP770同様自動で開くが、ダンパーでスーッと開く訳ではないので忙しい感じ。


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印刷画質だが、普通紙への印刷はモノクロ/カラーとも、MP770比でほんの少し薄くなった感じ。代わりに紙がインクを吸ってヘナヘナと波打つことも少なくなった気がする。光沢紙への写真画質はMP770と比較して何ら変わらないレベル。

iPadからの印刷はなにげにツマにとってキラー機能だったようで、印刷アプリをインストールしておいたら何のレクチャーもなしにサクサクとPDFファイルを印刷していたのには驚いた。それと、複数枚コピーの最中でも、印刷完了を待たずに次から次へとコピーが実行できるのにもツマ共々驚いた。そんなふんだんにメモリー積んでるのか…!

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にしても、これだけ簡単で多機能なプリンタが1.2万円。インク交換3セット分より安いだなんて。




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廃インク吸収体が満杯になって使えなくなったPIXUS MP770(9年目)。2010年時点で「あと2〜3年」と予想した寿命はその通りになった。なお廃インク吸収体の交換可能時期、および、その難易度はここでは言及しないので各自ググって欲しい。私は断念した。

我が家の使い方は、ほとんど普通紙に白黒印刷、たまに普通紙にカラー印刷、ごくたまに写真印刷、ごくごくたまにディスクレーベル印刷といったところ。ここで候補に挙がったのは、

・EPSON colorio EP-805A
・EPSON colorio EP-775A
・Canon PIXUS MG8230
・Canon PIXUS MG6330
・Canon PIXUS MG5430
・brother PRIVIO DCP-J940N
・brother PRIVIO DCP-J740N
・HP Photosmart 5520
・HP Photosmart 6520
・HP Officejet 4620

うわぁ、何だか、すごいことになっちゃったぞ(また孤独のグルメかよ

ここから一機種に絞らなければならない訳だが。
自分で買うとなると、色々厳しいことを言わざるを得ない。
各機種のユーザーさんには先にお詫びしておく。

まずエプソンの2機種。そもそも顔料インクがないのが残念。メーカー公表の印字コストも「高い高い」と言われているPIXUSよりさらに高いが、実際の所はクリーニング頻度などにも左右されるので不明。私にとってはPIXUSがもういいや、PIXUSに飽きた、という受け皿的な存在。操作パネルが鉛直面にあり、見た目はスマートだが、コピー操作時は必ず上向きに持ち上げなければならない設計には共感できない。

次にキヤノンの3機種。CCDスキャナ搭載のMG8230は一時期すごく欲しかったが、それ以外の機種と比較すると価格が2倍近く高かったり、CCDスキャナのためにここまで筐体が大きくなってしまうのか?(正確には大きくなったのではなく、小型化が進んでいない)という残念感がある。印字コストも高い。世代が1年古いので、もしかすると新OSに対するドライバ開発も1年早く終了してしまうかも知れない。

MG6330はベストセラー機種だが、写真画質を僅かに向上させるという「グレーインク」が、写真をあまり印刷しない自分の場合は費用対効果に見合わないと感じている。カラバリも存在意義が理解できない。MG5430はグレーインクがない分ランニングコストが僅かに安くなるが、その分写真画質も僅かに低下するが私の用途では問題ないレベル。PIXUSの売りである光るキーやタッチパネルがなくなり、やや旧態依然とした操作性。両機種とも手差しトレイがなくなってしまったのが残念だが、brother方式(後述)が使いやすいとも思えない。

brotherの2機種は興味深い存在。ランニングコストがEPSON/Canonに比べると推定3〜4割は安そう?で素晴らしいのだが、その分写真画質には注力していないようだ。あくまで文書印刷中心向け。J940NがCD印刷可能で手差し印刷不可、J740Nは逆にCD印刷不可で手差し印刷可能という不思議な構成で、「高い方がいい」とも言えないのが悩ましい。CD印刷、手差し印刷ともプリンタ背面を壁からある程度離す必要があるのが残念。

ツマからはスキャナ側に「ADF(自動紙送り装置)が欲しい」というリクエストがあり、するとbrotherの2機種しかないのだが、但しツマがコピーしたい文書は借り物(要返却)だったり折ったり曲がったりという紙が多いので、ADFにかけるのがふさわしい文書かどうかは疑問だ。EPSON/Canonと比較すると新OSに対するプリンタドライバ開発追随力という観点ではある種の「賭け」である。

HPの3機種は4色インクで、コストは相当安そう。(公開されているコスト基準が他社と異なるため実際のところはよく解らない。)顔料インクを含むところもポイントが高い。一方で4620には無線LAN/両面印刷がなかったり、全機種でCD/DVD印刷がなかったり、スキャナが1,200dpi止まりなど、日本の3メーカーとは目指しているものが違うように見える。4620にはADFが付いているのもいいが、ホコリよけが装備されていないのが残念。

さて、どうしたものやら。
10分ほど悩んで(このエントリ書く方が時間が長い(笑))、ある1モデルをポチった。
明日届きます。


さて、新しいプリンタを迎えるべく、古いプリンタを撤去……?
ん…??

inkmore1

ノォォォォォ!
インク漏れてるじゃんかよォ!

inkmore2

オオオオオ!
(ガムテープは今慌てて貼ったもの)

廃インク吸収体、食えない奴…



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