クマデジタル

迷ったら、高い方


  • カテゴリ:
    このエントリーをはてなブックマークに追加
ツマが山の空気を空いたと言うので、8月に富士山で肉離れを起こした左足のリハビリを兼ねて、軽く登ってきました。7月に練習登山して以来ですが、今回は頂上(1,252m)を目指すのではなく、ケーブルカーの代わりに歩くコース。すなわち駐車場のあたり(標高約310m)から大山阿夫利神社下社(標高725m)を目指すものです。所要時間は速い人だと40分程度。


IMG_1907

紅葉にはちょっと早かったので、お客さんはまばら。駐車場にも余裕がありました。さすがに最寄りの駐車場は満車でしたが、それ以外は全然余裕。交通整理のおじさんも10人以上いたと思いますが、暇そうでした。

朝方まで雨が降っていたので湿気が高めでしたが、ひんやりした湿った空気がとても気持ちいいです。


IMG_1905

野生の鹿だ…


IMG_1908

30分ほどで標高512mの大山寺に到着。
遠くに鎌倉方面が見えます。


IMG_1909

いやいやいや、これ歩いてるところに落ちてきたらあかんやつですよね?


IMG_1925

ケーブルカーと並走しながら上がって行きます。


IMG_1934

1時間ほどで大山阿夫利神社 下社に着きました。
いやー気持ちいい、左足のリハビリにちょうどいい距離でした。右足がちょっと途中で痙りそうになりましたけど。


IMG_1938

境内の端に見慣れない装置がありました。
どうもこの装置で操作すると…


IMG_1939

ここにあるカメラで記念写真を撮ってくれるようです。


IMG_1940

それで先の装置からレシートが出てくるので、そこにアクセスすると先ほどの写真が24時間限定でダウンロードできるという仕組みです。

カメラシェアリングサービス「PaN」と言うらしいです。

これ、どうせダウンロードするときにお金取られるんでしょう?と思ったら、無料なんですよねぇ。コストはどうやって賄ってるんでしょうか。面白いなぁ。


IMG_1941

山に登ったら何はともあれご褒美のソフトクリーム。
バニラ、チョコに混じって、「豆腐」という単語が目に入りました。

「…豆腐ソフト、ですか?豆腐でできてるんですか?」
「豆腐というか、豆乳ですね」
「!!それ絶対美味いやつや!!」

という訳で豆腐ソフト初体験。豆乳で作ったソフトクリーム、これは美味しくないわけがないです。


IMG_1944

下りはケーブルカーを使いました(弱い 笑


IMG_1946

紅葉はまだでしたが、その分空いていたので、充分楽しめました。


IMG_1947

ハイシーズンにはここにケーブルカー待ちの人の列ができるんでしょうね。
見頃は来週あたりからでしょうか。

ちなみに今日の撮影はすべてiPhone XS。実際の見た目より鮮やかな気はしますが、充分綺麗ですよね…

 




  • カテゴリ:
    このエントリーをはてなブックマークに追加
先日の大山登山の記事を読んだお友達の登山女子から、「クマデジよ、効率の良い水分補給のためにハイドレーションパックを買いたまへ」という啓示を頂いたので、その登山女子がお使いのハイドレーションバッグのモデルも教えてもらい、検討することに。(その節はありがとうございました)

ハイドレーションバッグというのは、点滴みたいな袋に水を入れてリュックに入れておき、そこから伸びたチューブを肩の辺りに提げておき、定期的に少しずつ水分補給するためのシステムです。

教えて頂いたモデルはすごくコストパフォーマンスが高いもので、普通にそれを買えば良かったのですが、自分としては使用後にコンパクトになるよりも、ペットボトルの飲み物をそのままハイドレーション化できないものかと考えるようになり、そうしたところこのモデルを発見しました。


5D4C0984

エバニュー ハイドレーションチューブ


5D4C0993

こういう感じでペットボトルのキャップを換装する形で使います。ペットボトルは1.0Lサイズのものがちょうどいいようですが、500mLのものでも使えます。


5D4C0999

飲み口部。下にある白いボタンが硬いのですがプッシュ式のコック(給水ストッパー)になっています。


5D4C1002

ストッパーをONにしても、飲み口を少し噛まないと飲み物は出てこない仕組みです。


5D4C0994

キャップ側には弁があり、吸った分の空気(負圧)は飲み口ではなくこちらの弁から供給されるようになっています。


5D4C0991

リュックに装着してみました。が、どうもこの装着法は間違っているみたいで(;´Д`)飲み口が上に向くように下からパイプを這わせるのが正解のようです。(飲み口が下を向いていると飲み物が出てくることがあるとのこと。そりゃそうですね。)


5D4C0985

パッケージの女性も確かに下からパイプを回していますね。


登山装備もだんだん複雑化してきましたが、装備に使われないように気をつけたいと思います。


  • カテゴリ:
    このエントリーをはてなブックマークに追加
実はこの夏は富士登山したいなぁと思っていまして、練習にツマと2人で伊勢原市の大山に登ってきました。職場に57歳で富士山に登った方がいて、「高齢者や子供だって登ってるし、しゃかりきになって練習することはない」と言われたのですが、やっぱり不安じゃないですか。道具もそれっぽいものを揃えて、一度軽く高尾山にはトライしてみたんですが、高尾山から富士山というのはちょっと飛躍しすぎだろうと、自宅から行きやすく、何度か観光には行ったことがある大山を目指しました。

さてその大山ですが、ケーブルカーを使って678m地点から1,252mまでの標高差574mを登ります。574mなんて、大したことないと思うじゃないですか。ここで思うのとやるのは大違い…ということを体験することになります。

上りの標準時間は90分。途中休憩が多すぎたのか、私は150分かかりました。
下りの標準時間は60分。少しばかり雨が降ってきて岩場や土の斜面がツルツルになり、足を滑らせながら90分かかりました。

IMG_1344

大山って意見が真っ二つに分かれる感じがして、「楽しい」と「怯む、もう行きたくない」の2通り。今回経験してみて、私は後者でした。もういいや、という感じ。初日の出とかでケーブルカーで行けるところまでは行ったことは何度かありますし、これからも来るかも知れませんが、それ以上はもういいです。とはいえ、ケーブルカーで行くにしてもケーブルカーの手前の「こま参道」の「階段362段+踊り場27段」は避けられませんが…。あのこま参道が地味に出発前の体力を奪うんですよね。

上りの敗因は2つ。「休みすぎ」と「水飲みすぎ」です。まず水を飲み過ぎたことで動きが悪くなりました。そのため休憩時間が長くなり、結果、ペースが一定に保てず体力を消耗することに。この日は下界の気温は34度でしたが、ケーブルカーで登ったところが30度、頂上は25度で、途中から雲の中に入ったのでひんやりした吹き上げの風が気持ちいいはずなのですが、登坂に伴う発熱はそれを軽く上回り、顔中の穴という穴からいろんな液が出てきます。頂上に着く頃には口も利けなくなっていました。

そして頂上に着いたら着いたで、いくら座って深呼吸しても、体力が回復しません。30分くらい持参したおにぎりを食べながら休憩して降りようと目論んでいたのですが、酸素濃度が地上の85%になるだけでこれほど体力が復活できないものなのかと驚きました。山頂からの景色は雲の中に入ってたり出たりで、あまり下界は見えませんでした。50分くらい経過したところで体力が戻ってきたので、おにぎりを食べて着替えて下山の準備をしました。

帰りもまた雲の中を降りて行くのですが、歩き出したところで太ももが何度も痙りそうになってしまい、一瞬「山岳救助隊」の単語が脳裏をよぎりました。ただそれは筋肉が冷え切ってしまっていたからであって、痛い痛い言いながら降りてくウチに筋肉が温まり、痙るのは治りました。それはいいんですが、途中雨がぱらついたりして、路面が中途半端に濡れていました。これが滑るのなんのって、滑りそうになったこと3回、実際に滑って転んだの1回(ケガは打撲程度)でした。ツマも1回転んで足にちょっと擦り傷を作ってしまいました。(帰宅後に判明)


5D4B0974

高尾山ではあまり汚れなかった靴も、こんな感じですよ…

阿夫利神社下社に着く前に1組、着いてからもう1組、伊勢原市山岳救助隊が登山道を登っていくのが見えました。たぶん降りられなくなった人の救助ですね。下社の巫女さんがいる売店が緊急時の情報のハブになっているのか、明らかに別の雰囲気の方が携帯電話片手に連絡を取っていました。その方は駆けつけた山岳救助隊に「この3連休はここ(神社)に住んだらいいんじゃないの?(笑)」とか冗談を飛ばしていたのですが、ということは、この3連休は毎日1名以上、降りられなくなる人が出るってことですよね。

なお消費した水分量ですが、上り行程で1,500cc、頂上で500cc、下り行程で500cc、ロープウエイの上側の駅のところにある阿夫利神社で1,000ccと、合計3.5Lの水やらアクエリアスやらを消費しました。(その後駐車場手前でさらに+500mL。)たぶん上り行程で1,500ccは使いすぎなんだと思います。でも登山前に1回トイレに行っただけで、その後は帰宅するまでトイレに行きたくならなかったですけどね…。

「こま参道」からさらに少し降りたところの民間駐車場に車を停めたのですが、登山後の運転ってどうなんだろう?と心配だったのですが、ええ、レーダークルーズコントロールのお世話になりまくって帰ってきました。やっぱり普通に右足使って運転するのは辛いです。

もう富士登山を計画している日まで週末は別の予定が埋まってしまったいるので練習登山はしませんが、

富士山なんでもQ&A:
富士山吉田ルートの登頂率は65〜70%となります。およそ、3人に1人が登頂を諦めて撤退しているということです。
また、この数字は登山経験者と初心者を分けていませんから、初心者はより登頂率が下がることを考慮すると、初心者の登頂率が50%というのもあながち大げさな数字ではないのかも知れません。

というのを見たりすると、8合目の山小屋に一泊してそこでご来光見て帰ってこられるだけでも御の字なのかな、という気もします。

冒頭に書いた職場の方に「ツアーは最もペースが遅い人に合わせて登らなければならないので、自分のペースが守れず、辛い。だからツアーはやめるべき」ともアドバイスされたのですが、まさか自分がその「最もペースが遅い人」並のペースの人だとは思いませんでした。それが分かっただけでも収穫です。あと装備品、何を捨てて、何を持って行くべきかも見えてきた気がします。

  • カテゴリ:
    このエントリーをはてなブックマークに追加
3月末の子供たちが春休みの頃を狙って、広島方面に旅行に行ってきました。我が家ではツマしか広島に行ったことがなかったと言うね…。私も岡山と、九州は行ったことがあるんですが、その間の広島は行ったことなかったんですよねぇ…。

今回は原爆ドームとか、宮島とかにも行ったのですが、ここでは呉に行ったときの写真をご紹介。

まず駅前の「くれ観光情報プラザ」に行きます。
ここで「この世界の片隅に」のロケ地マップが配布されていると聞いたからです。




しかし、関係する展示物はあれど、ロケ地マップが配布されている形跡は見あたりません。




が、係の方に尋ねると出てきました。

しかしこのマップに掲載されている聖地エリアは意外と広く、バスやタクシーでないと網羅できない感じなので、ごく普通の観光コースに向かいます。






まずは大和ミュージアム。
正式名称は「呉市海事歴史科学館」。
写真は1/10スケール戦艦大和。




次は本物の潜水艦が陸揚げ展示されている「てつのくじら館」。
正式名称は「海上自衛隊呉史料館」。




中は、本当に潜水艦です。
説明の係の方も本当の乗組員の方なのですが、色々質問すると、楽しそうに説明される姿が印象的でした。潜水艦以外にも広い展示コーナーがあり。




駅前の一等地は、三菱日立パワーシステムズ(MHPS)が占有していますが、ここは何か見学できるところではありません。




観光船に乗って海からの眺め。この山の中腹の辺りが「この世界の片隅に」のすずさんが嫁いだおうちのようですが、道が細い住宅地なので、聖地巡礼はしないようガイドマップで呼びかけられています。なので、深追いはせず、雰囲気だけ味わってきました。

途中「海軍カレー」を食べて、これでおおよそ6時間といったところですね。聖地巡礼+普通の観光となると、1日では微妙に足りないかも知れません。


呉市は近年、観光に力を入れているようですが、その甲斐あって結構楽しめました。街で前を歩いていた大学生の観光客らしい男子2人組みが「オレ、大和ミュージアムに一日いられるよ〜」と言っていたのですが、好きな人にとっては本当にそれくらい見所が多いと思います。大和ミュージアムには大和以外の展示もあるので、「艦これ」のファンなんかにもいいかも知れませんね。

ここは私にとっていずれ再訪したい場所の1つとなりましたが、この夏に実写版の「この世界の片隅に」が放映されるようなので、それでまたひと盛り上がりがありそうですね。

  • カテゴリ:
    このエントリーをはてなブックマークに追加
仕事で北海道に行ったので、ほんの数十分ではありますが、美瑛の有名スポットを回ってみました。絶対このチャンスがあるはずだと、大荷物にEOS 5D Mark IVを忍ばせていきましたが、大正解。




MacOS Xの壁紙にも採用された、通称「青い池」。壁紙で世界的に有名になったのは冬景色でしたが、これは夏バーション。温泉でこれに近い色合いのものがありますが、青く見える理由は同じ原理のようです。




通称「ケンとメリーの木」。説明によると土地の所有者である大久保牧場の先々代が1923年(大正12年)に苗木を植えたものとのことで、かなりの老木で寿命が近づいているとのこと。

美瑛町では「美しい田園風景を残すために」「一歩下がる気持ちが美しい風景を撮る一歩」と説いていますが、これもケンとメリーの木の最寄り駐車場からはかなり離れた場所から撮っています。




通称「セブンスターの木」。木の下で撮影しているのは、中国人カップルでしょうか。ここに目を付けるとはなかなかマニアックですね。




セブンスターの木から振り返ったところ。緑を愛でるには一番いい時期に来てしまったせいもあるかと思いますが、この景色を見て、ちょっと移住したくなってしまいました。

美瑛町って移住受け入れを推進しているんですよね。ということは、ここでも多聞に漏れず、過疎化が進行していると言うことですよね。

移住の前提として、「自力で稼げる」ことはマストだと思います。自営でも、ネットでも、美瑛ブランドの再構築でもいいんですが、誰かが仕事を用意してくれる訳でもないので、自分で稼げる能力と体力がまず必要ですね。

それと、1年のうち1/3くらいでしょうか、雪の中で暮らすというのも甘くはないのでしょう。私の前職の会社でも結構な人数の北海道出身者がいましたが、やはり関東に出てきたくなるくらい、生活が辛かったり、稼ぐのが難しかったりするのでしょう。

農業に手を付けたりすると、この風景も単に綺麗だなぁとは思えなくなってしまうのかも知れません。それ以前に私の場合、腰が弱いので農業なんてもってのほかですが…。

でも単に風景を見て、「ここに住みたいなぁ」と思ったのは初めてです。からっとしてひんやりした空気がまたいいんですよね。それに今の季節だと水道の水が充分冷たかったりして気持ちいいです。

移住って甘くないし、高齢になったときの医療とかどうするのという問題はありますが、そう考えると本当に高齢になったときには関東に戻ることを前提に、それまでの数年〜数十年間だけ移住する、という計画が現実的なのかも知れません。

子供たちもこういうところに住んだら、人生観変わるだろうなぁ。高校だって、ここから自転車で数分のところにあるんですよ。ここに住みながら子供たちを関東の大学に送り込む費用なんて「ぽっと出の移住者」に稼げるの?という根本的な問題がありますので、無難なのは子供たちが独立したあとでしょうか。そうなると定年後か…。いま住んでる横浜の土地を売却して住宅ローン精算してお釣りが出たとしても、介護が必要になったときに再び関東に戻れる資金はないだろうなぁ…。





とりあえず、これでも読んで、考えるか…。

このページのトップヘ