クマデジタル

迷ったら、高い方


ビデオカメラ

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イチオシはCX370Vです。色調がTM35より自然で、手ブレ補正も自然だからです。

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CX550V


TM35のメリットはその小ささと、手ブレ補正。あれ?手ブレ補正はCX370Vの方がいいんじゃないの?とお思いでしょうが、効き方が違うんです。

TM35はできるだけ手ブレを止めて、ピタッと張り付く。止まり方は圧倒的です。しかしカメラをパンさせたときにカクッと動き出す感じ。CX370Vはカメラがふんわり浮いている感じで、パンさせたときの違和感もTM35より少なめ。どちらがいいかは好みかと思いますが、私はソニーの方がオールラウンダーだと思いました。(斎賀先生曰く、「ソニーの手ブレ補正はステディカムみたい」…確かにその通り。)

絵作りもソニーの方が好みですね。パナソニックは3CMOS機の緑の表現がなんか不自然に感じるんですが、その伝統が3CMOS機じゃない機種にも波及しているような…。以前使っていたHDC-SD3の変な色合いがトラウマになっているのかも知れません。

CX550Vは大きいですよ。大きい液晶画面と、ファインダー、そして外部マイク端子と若干の画質アップ、虹彩絞り絞り優先AE、マニュアル調整に1.5万円程度の価値を見いだすならCX550Vでもいいでしょうが、ママ中心に使うならCX370Vがバランスいいですね。私は差異に価値を見いだしてしまったのでCX550Vにしましたが(笑)人に勧めるかと言えば、必ずしも勧めません。それだけCX370Vはバランスが良いです。

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いくつかのレビューは「HDR-CX550Vを選んだ理由」に書いたので、それ以外に気がついた点をレビューしたい。


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まず大柄の黒いボディだが、見た目にほど重量は重くなく、ツマなど初めて持ったときに「軽い?」と感想を発したくらい。実際は現行のカメラでは重い方なのだが、大きさから想像できる重さほどはないと言うことだろう。男性の手にフィットするある程度の大きさがあるので、超小型モデルよりはむしろハンドリングは良いと感じるケースがあると思う。


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付属のバッテリーは容量削減が行われ、ついにラインナップ中の最小サイズNP-FV50が付属することとなった。それでも消費電力削減により、CX12より録画可能時間が延びているのはたいしたものである。ファインダーの長さはNP-FV70までのバッテリーサイズが許容範囲で、最も大型のバッテリーNP-FV100はファインダーが著しく覗きにくくなる。付属のNP-FV50では1時間弱しか撮影できないので、イベント撮影であれば「オトクキット」ACC-TV7が必要になるだろう。「オトクキット」には単体の充電器が付属するので、本体充電機能と併用すれば、イベントの前の晩に充電を始めるようなケースでも、バッテリーが2本同時に充電ができて便利だ。


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液晶はCX12と比べると明るく大きくなり、屋外でも非常に見やすい。上の写真では明るさの差が少ないように見えるが、実際はかなり見えやすさが違う。液晶が見えにくい状況があるからファインダーが欲しかったのに、ファインダーが付いたら液晶も見えやすくなったというのはある意味皮肉である(笑

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液晶は視野角も結構改善されている。CX550Vの液晶は斜めからの鑑賞にも耐えられる。

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液晶が素晴らしい見え方な一方で、ファインダーは最低限度レベル。倍率も小さく、接眼ゴムも小さい。伸びるだけで跳ね上がらないので、低く構えるのも難しい。なお、液晶が閉じている場合はファインダーの伸縮が電源スイッチを兼ねる。使いやすいと思うが、不用意な電源入れっぱなしが起きないか気になる。


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CX12ではUSB接続する際にドックが必要だったが、廃止され、USBケーブル直挿しができるようになったのはいい。本機は外部HDDに映像データを書き出すUSBホスト機能もあるので、本体側USB端子はちょっと変わった形の「ミニAB」タイプであるが、この端子に従来のミニBコネクタが直接接続できる。


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ストロボの収まりも良くなって、CX500V/500Vより違和感のない見た目になった。ユーザーの方には申し訳ないが、個人的にはCX500V/520Vのストロボの納め方はちょっとカッコワルかったと思う。


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本機には最近流行のシーン認識技術が搭載されており、逆光や人物、風景などの種別は勿論、三脚に載っているかどうかまで自動検出して手ぶれの補正量を変えるという技術が搭載されているのだが、これは「iAUTO」モードでのみ有効となる。「iAUTO」は本体のワンボタンでON/OFFF可能で、ほとんど常時入れっぱなしで差し支えないと思うのだが、一度マニュアルダイヤルで何かを調整するとiAUTOモードが解除されてしまい、その後明示的に「iAUTO」ボタンを押すまで有効にならない。


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パパがマニュアル調整ダイヤルで遊んだ後、ママが撮影してきたら、iAUTOが有効になっておらず性能が引き出せなかった…というケースは、少なくとも我が家では起きそうだ。ママにいかに「iAUTO」ボタンの存在を覚えてもらうかがポイントと思う。ただ、iAUTOボタンはトグル式のため、「撮影前には必ず押す」という習慣ではNGだ。画面を見て、iAUTOが有効になっているか確認する必要がある。個人的には「電源ON時にiAUTOで優先起動する」という設定項目があると良かったと思う。

静止画の画質は1,200万画素もあるのだが個人的には評価していない。撮像素子が小さいことから来るノイズが動画の場合は動いているのでさほど気にならない場合でも、静止画の場合はノイズも止まって見えるので気になる。ブログ掲載用途か、せいぜいL判プリント止まりであれば活用できるが、大画面パソコンで鑑賞するのは辛いだろう。

アクティブ手ブレ補正をOFFにした、従来同等の手ブレ補正モードはあまり使うことがないと思うが、このモードでテレ側にズームすると、被写体が奥行き方向にユラユラする現象は、私が今回2010年8月末に購入した個体でも改善されていないようだ。もっとも、使うとすればアクティブレブレ補正をONした状態か、そもそも手ブレ補正自体をOFFした状態だと思うので、実用上はあまり問題がないと思うが、やや気になる挙動ではある。

絞りが円形になって背景のボケが美しくなったのは評価できるが、パパママカメラにそこまで要求するか?という過剰感もある。でも作品作りにも使えるという懐の深さは、NEX-VG10まではちょっと大袈裟…というユーザーには訴求力は高いだろう。


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各部端子類のフタはゴムなどを使っておらず、シャキシャキ、パチパチ開閉できる、樹脂製のシッカリしたフタで固められているのは使っていて気持ちのいいポイントだ。ただ個体差なのか、天面のホットシュー部分のフタはやや堅かった。


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また、DC in端子のフタの突起が大きく、ハンドグリップから手を外す際に親指が引っかかって開きやすいのが気になった。


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また、メモリースロットのフタが90度開かないのも「おや?」と思ったポイント。破損防止のためだと思うが、せめて90度までは開いて、120度くらいまで応力で開くようにした方が使いやすかったと思う。まぁいずれも細かいところの話ではある。マイク端子すらスライドでフタが開くのには驚いた。


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GPSを内蔵し、撮影した場所を地図で確認する機能が付いている。GPS測位は物理的なスイッチが付いており、OFFにすることもできる。地図データはカメラに内蔵されている。

内蔵メモリは64GBもあるが、万が一の故障時にソニーがどのくらい内蔵メモリに記録されたデータを大事にしてくれるかは未知数なので、個人的には内蔵メモリは緊急用やお試し用途とし、普段はメモリーカードに撮影したい。たぶんこれだけ内蔵メモリ搭載機が増えると、修理時に内蔵メモリが消えるとなると大クレーム必至なので、何らかの対策は講じていると思うのだが、タテマエ上は修理時はデータが消えることになっているので、自衛策は必要だろう。

色々細かい話を書いたが、HDR-CX550Vは、映像のプロではないユーザーが普通に使うカメラとして、現時点で最高峰の1つだと思う。裏面照射CMOSの画質など、やや疑問点がなくはないし、個別の画質、機能、性能で見たらこれより優れるカメラはNEX-VG10やPanasonicのTM700など、他にもあるのは確か。しかし撮影時の気持ちよさ、撮影された動画のスムーズさ、AE/AF動作の違和感の少なさ、使い勝手の良さなどをトータルで俯瞰すると、これだけ高次元で一台に収まっている機種は他になく、非常にレベルが高い。

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CX550Vを選ぶに当たって背中を押されたポイントは多い。以下列挙。

・広角29.8mm
 実際はアクティブ手ブレ補正を併用するので30mmを越えるが、それでも現行のビデオカメラでは充分広角な部類。狭い室内での子供撮りに有効。CX12の画角はいかんせん部屋撮りでは狭かった。

・アクティブ手ブレ補正
 子供の記録なんて二度と撮れないものばかりだから、少しでもスタビリティが高い映像の方がいい。大画面では手振れが酷いと見てられない。

・外部マイク/イヤホン端子
 音質の良い外部マイクを接続できるようになったのも嬉しい。

・液晶のタッチパネルが押しやすい
 CX12のタッチパネルは縁に厚みがあったり、微妙に反応が鈍かったりして押しやすいとは言えなかった。店頭でCX550Vのタッチパネルを触って感動した部分。

・液晶が明るくて大きくて見やすい。
 これも実機を見て感動した部分。もちろんボディサイズとバーターになってしまうのだけど、即興で再生するとき本体液晶を使うケースが多いが、その際、画面は大きい方がいい。撮影時も隅々まで見渡しやすく、小さな被写体も見つけやすい。ただし再生時のOSD(画面上の文字)を消すにはリモコンが必要なのはバツ。

・EVF(ファインダー)搭載
 実は液晶が大幅に見やすくなったので、明るい屋外でも困らなくなってしまったのだが、それでも液晶を使いたくないときもある。ただし液晶を反転させても同時点灯できないのは惜しい。

・ボディが黒い
 黒ボディに憧れてた。CX12を買ったときも「黒ボディがあったらなぁ」と思ったくらいなので、待望の黒ボディ。完全に好みの問題だけど。

・SDカード対応
 メモステに比べてSDカードの方が実売価格が安いので助かる。

次回は上記以外のハードウエア上で気がついた点をレビューしたい。あっでもその間に、某別製品のレビューが割り込むかも。

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一昨日掲載した静止画の元となった動画を掲載。BGM流れます注意。



0:28あたり ここでぶれているのは強風のせい。でもCX12とぶれが違う。

0:43あたり 圧倒的な手ブレ補正性能! ちょっとラフに歩いています。

1:12あたり うーんCX12の方がなめこいなー。画角が微妙に違うのは、液晶の表示範囲が違うから。(CX550Vは液晶が100%表示になった)

1:24あたり CX12だとピントが合わない…

1:42あたり パープルフリンジ多い? ちなみにこの建物は、0:18〜の画面中央右側に映っている建物です。テレ端とワイド端でこんな距離感。

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HDR-CX12からの買い換え。世代的には1つ飛び(間にCX500V/520Vがある)で、CX12からの差分もそれなりに広がってきたので買い換えを決意した。

CX550Vの特徴の1つは、広角化されたレンズと、民生用としては最高水準の手ブレ補正。レンズがCX12で採用されていた「バリオゾナー T*」ではなくなってしまったのはミーハーとしては(笑)惜しいところだが、CMOSからして裏面照射になっていたり色々ガラリと変わってしまっているので、「以前はカール・ツアイスだった」ことの優位性は感じられないだろう。

広角側は29.8mmを謳うが、本機の売りである「アクティブ手ブレ補正」と併用するともう少し狭くなる。測定していないが、見た感じ32mm〜33mmくらいだろうか。それでもCX12が40mmだったのでずいぶん広々とした感じはある。大画面向きだ。

狭い部屋での撮影でも、CX12では顔しか入らなかったようなケースでも、CX550Vなら胸まで入る。膝くらいで切れていたものが、全身が映るようになる。それくらいの変化である。

試しにCX12と並べて風景を撮影したので、以下に掲載する。
いずれも撮影後にiMovieに取り込み、字幕を付けて書き出しを行い、静止画化したものである。


CX550V_TEST

CX550V_TEST

広々感がなかなか素敵なことになっている。

本機の光学ズームは10倍でテレ側は298mm相当だが、アクティブ手ブレ補正をONにすると、テレ側にズームするほどデジタルズームも併用され、テレ端では1.4倍、すなわち417mm相当となる。CX12は光学12倍で480mmまで行くのだが、たとえ417mmでも運動会やステージ撮影で明らかに望遠が足りないということはさほど感じないだろう。


CX550V_TEST

CX550V_TEST


なお、テレ側にズームするほどデジタルズームが併用されるのはおそらく副次的な効果で、真の目的はアクティブ手ブレ補正の補正領域を稼ぐために仕方なくCMOSの映像切り出し範囲を狭めているためと推察される。

絵作りの方向性もちょっと変わっている。白をあくまで白く描くCX12と、環境光を大事にするCX550V。どちらがよいかは好みが分かれると思う。もちろんこれはオートで撮影したときの話であり、マニュアルでWB調整をすれば同じような絵にはできる。ただ、こういったパパ、ママカメラでは、オートでどういった絵が撮れるかは非常に重要な意味を持つ。


CX550V_TEST

CX550V_TEST

上の画像はCX550V同士で、アクティブ手ブレ補正ON/OFFでのテレ端の画角の違いを比較したもの。

テレ側では輪郭にパープルフリンジが目立つが、CX12の絵を知らなければそんなものかという気もする。

なおこの緑の屋根の建物は、最初に出てきた画像の中央よりやや右側に移っている。14xズームとはこれくらいである。


撮像素子はサイバーショットなどですっかり有名になった「Exmor-R」裏面照射CMOSを採用するが、正直言ってこの技術はまだこなれていない感じがする。高照度では従来型CMOSとの差は(絵作り以外は)感じないが、室内程度の明るさになると、従来型CMOSの方がS/N感、解像感ともに良いように見える。


CX550V_TEST

CX550V_TEST

あれ?Exmor-Rって暗い場所で強いんじゃなかったの?と思った方、ごもっとも。実はExmor-Rの真価は、もっと暗い場所で発揮される。次の画像。


CX550V_TEST

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CX12ではフォーカスが合わないような低照度でも、しっかりAFが効くのである。

ただCX550Vでは、黒をストンと沈めている。こういった方向の絵作りでよいのであれば、従来型CMOSの機種でももっとS/N感のある絵作りはできたと思う。

しかしこれでCX550Vがダメかというと全くそんなことはなく、それはあくまでこのカメラのひとつの断面に過ぎない。圧倒的な手ブレ補正の効果については、また次のエントリで。

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