クマデジタル

迷ったら、高い方


ビデオカメラ

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「新人パパにはカメラかビデオか」

twitterで命題頂きました。
いまDSC-T70をお使いとのことですので、それを前提にアドバイスします。

まず最初に買うべきはビデオカメラです。今すぐ買うならソニーのHDR-CX170を買ってください。2月に入ってしまうと新型(CX180)になってグッと高くなってしまうので、今すぐがお勧めです。

いくらデジカメで動画が撮れるようになったと言っても、あと数年はビデオカメラ専用機で撮れる絵にはかなわないでしょう。ズームの滑らかさ、音声、手ぶれ補正、ホワイトバランスの遷移制御、すべてビデオカメラ専用機が一枚上手です。

生まれたばかりの赤ちゃんはさほど動きませんが、その赤ちゃんをめぐる周囲の状況を動画で残すべきです。おじいちゃん、おばあちゃん、季節感、そしてパパ、ママ。
写真でしか残せない瞬間もありますが、動画でしか残せない雰囲気もあるのです。
たぶん5年、10年経ってからジワジワ来ます。
撮っておいて良かった、と。

予算に余裕があれば画質や使い勝手の面で本当はCX170ではなくCX370Vがお勧めなのですが、まぁ価格のこともありますので、CX170をお勧めします、でも本当はCX370Vが画質の面で…(しつこい

さらに予算があるようであれば、T70を買い換えましょう。赤ちゃんは半年くらいはろくに外出しないと思いますが、いざ外出するとなると荷物が結構多いので、デジカメは小さい方がいいです。NEX-3K(実売4万円前後)は如何でしょうか。T70と比べると、度肝を抜かれるような絵が撮れます。赤ちゃんの肌の質感、産毛、睫の一本一本を残すなら、最低でもNEX-3Kクラスは欲しいところです。PanasonicのGH2もいいのですが、出たばかりでチト高いです。もう少し高くてもいいなら、NEX-5Kを。

NEX-3K/5Kまで費用が出せないと言うことであれば、DSC-HX5Vがいいでしょう。いまモデル末期で実売価格が1万円台と、凄いことになっています。T70よりはヌケのいい絵が撮れます。暗い室内にも強くなっています。ただ、NEX-3K/5Kほどのぶっちぎり感はありません。しかしママと赤ちゃんの2人で出かけるときは、HX5Vくらいのサイズが限界なんですよね…。

ソニーじゃないデジカメが使いたいな、ということであれば、個人的にはCanon IXY 30S、PowerShot S95、EOS Kissか60Dがお勧めですが、お母さんが使うのであればKiss/60Dは少し大きく感じるかも知れませんね。

ただ、お子さんが歩くようになると、コンパクトデジカメでは歯が立たなくなる(歩留まりが上がらない)ことを実感すると思います。その時こそ一眼レフの出番です。NEX-5Kではなく、どうせ買うなら最初からデジイチがいいということであれば、α55をお勧めします。キヤノンだったら先にも書いたとおりKissか60D。Kissとの価格差と性能差を考えると60Dはかなり割安です。

なお、ハイビジョンビデオカメラを買った場合、1年後くらいに確実にブルーレイレコーダーが欲しくなると言うか、必要になりますので、6万円程度、覚悟しておいてください。ソニーかパナソニックのを買うことになると思います。






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先代のCX550V使いとしては新型のスペックが気になるところ。変更点をみてみましょう。

hdr-cx700v


まずレンズまわりを見てみると、先代のCX550Vのような鏡胴が丸いデザインではなく、ストロボが出っ張っているデザインになっています。CX550Vのさらに前の、CX520Vに先祖返りしたようなデザインです。CX520Vの前のCX12が、ストロボが出っ張っているとはいえ丸形を強調するデザインだったのと比べると、どうもデザインが交互に出ているように見えます。2チームがシーソーで開発してるんでしょうか。

hdr-cx700v_hood

レンズフードが付属したのはいいですね。ハンディカムだとフードの効果は「?」という説もあるようですが、あった方が気分的によいです。威圧感アップしますしね(ぉ

レンズは広角端がさらにワイドになり26.3mmに。これはレンズの改良と言うよりは、CMOSセンサーが16:9化したことによるもののようです。

記録モードは60pに対応したものの、残念ながらパナソニック同様の独自規格。AVCHD規格の60p対応はなかなか進みませんねぇ、というか「どうやら頓挫したようである」って…。AVCHDももう旧規格になろうとしていると言うことですか。内蔵メモリは1.5倍の96GBへ。

そしてマイク感度が2倍に。従来比で小さい音まで集音できるようです。モニタースピーカーも液晶の下に移動して、ステレオ化。液晶を裏返して収納した場合でも音がこもらないのはいいですね。

ビューファインダーは画素数は変化ないものの、アイカップの形状が変わり、若干目に当たる部分が太くなりました。当たりが優しくなるものと思われます。

hdr-cx700v_iventview

GUIが変更になり、プレイリスト編集は割愛されましたが、「イベントブラウズ」という、撮影の頻度を検知して自動的にシーンをグルーピングする機能が追加になったようです。CX550VのGUIも使いやすいとは言えないので、変更は歓迎です。トップメニューはNEXっぽい雰囲気のものになりました。

そして極めつけはUSBケーブルの内蔵!

hdr-cx700vusb0

PCへの転送はもちろん、充電もできるそうです。
これはすこぶる便利そう。
え?でもこれどうやって収納するの? と思いきや…

hdr-cx700vusb

収納しない!!(笑)
え?ええ? これはアリなのか、ソニー!?

まぁCX550Vからの買い換えを喚起させられるようなスペックではありませんが、地味に全方位が進化しています。HDR-CX12とかCX7あたりからなら買い換えを検討してもいいでしょうね。


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いかんせん実売5千円を切るビデオ雲台なので若干の不安もないことはないのだが、試してみたところ少なくともVCT-80AVの雲台とは比べものにならないくらいマトモなので、満足した。(というか、むしろVCT-80AVの雲台、ビデオ用としてはひどすぎないか…?)

fhd52q-7

ダイヤルの内側がパン方向のロック、外側がティルト方向のロックなのだが、けっこうガッツリ締めないときっちりロックしない。ガッツリ締めてもパン棒を力任せで動かせば緩んでくる。この辺はプラスチックなのでしょうがない、意地悪というものだろう。カウンターバランス用のバネが入っているわけでもないが、近年の軽量なハンディカムであれば問題にならない。試したわけではないがNEX-VG10あたりでも何とか行けるのではないか。むしろプラスチックボディによる軽量化の方がありがたいという考え方もある。

EOS 5D Mark IIで使ってみると、標準ズーム(EF24-105mmF4L)や標準域の単焦点であれば何とか許容範囲内。EF70-200mm F4Lだと少し辛くなってくるかな…という印象(三脚座を使えばいいのかも)。

もちろん単品販売されている品質のビデオ雲台なので期待は最低限裏切らず、動き出し&停止はスムーズ。プロ用のクオリティという訳ではないけれど、家庭用としては充分及第点と思う。VCT-xxAVユーザーや、スチル用の雲台で代用しているユーザーに、少しの投資で映像の質が大幅に向上するアイテムと言える。

ただこの雲台、取り付けネジが1/4インチネジ専用で、海外製の3/8インチネジの三脚(私が欲しいマンフロットとかマンフロットとかマンフロット)には取り付けが出来ない。その場合、以下のようなアダプターをかます方法がある。


ETSUMI 止ネジ大 E-520

問題は子供が大きくなってきたので、三脚を使ってイベントを撮影する機会があと何回もないことかな…?(笑

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Velbon ビデオカメラ用雲台 FHD-52Q(Amazon)

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私はいつだって、撮影本番で残念な思いをして、機材を買ってしまう。曇天の運動会で画面全体が緑かぶりしていた運動会に嫌気がさしたのは、Panasonic HDC-SD3からSONY HDR-CX12に買い換えた大きな動機。

今回、VCT-80AVというリモコン三脚に、CX12から買い換えたHDR-CX550Vを載せて幼稚園の発表会を撮影したのだが、惨敗だったのである。元々VCT-80AVの雲台は滑らかにパンできない。だから予めグリスアップして、かつ、ネジも緩めにして軽く操作できるようにしておいた。

だが軽く操作できる、イコール、パンの動き出し時にカックンしない、ではないのである。結果、撮影されたビデオはパンがカクカクする見苦しいものになってしまった。

これにはハンディカムCX550Vが備えているiオート時の三脚自動検出機能も無関係ではない。三脚にセットされたことを振動の状況から自動検知して手ブレ補正をやめる機能なのだが、ちゃんとした三脚を使っていればパン終了時の揺り戻しがなく大変見やすい映像になる。しかしちゃんとした三脚ではない場合、カクカクした動きがかえって目立ってしまう。

もちろんiオートをオフにすれば、従来のハンディカム同様に三脚使用時でも手ブレ補正が利くのでダメな三脚でもそこそこ見栄えしてしまうのだが、それもちょっと本筋ではないでしょう、と思う。


fhd52q-1

そこで購入したのがベルボンのFHD-52Qというビデオ雲台。これを選択したのはVCT-80AV(またはVCT-60AV/50AV)のリモコンパン棒を少しの工夫で取り付け可能と聞きかじったことと、安価なこと。VCT-xxAVシリーズはベルボンのOEMっぽいし。


fhd52q-3

早速Amazonから届いたので、VCT-80AVから外したパン棒を取り付けてみる。FHD-52Qに対してリモコンパン棒の方が少し長いので、ワッシャーをかます。


fhd52q-2

用意したのは内径10.2mm×長さ20mmのスペーサーと、内径10.2mm、直径**mmのスペーサー。もし長さ25mm程度のスペーサーが用意できればワッシャーは不要なのだが、FHD-52Q側のパン棒固定のためのラッチにキズを付ける恐れがあるので、ワッシャーを付けることをお勧めする。なお写真のスペーサーの価格は100円、ワッシャーは120円だった。

なお私が実測したスペーサー、ワッシャーの許容寸法は以下の通り。

スペーサー:内径10mm以上、外径16mm以下、必要な長さ22mm〜27mmだが、ワッシャーを使う場合は長さから5mm+ワッシャーの厚み分、減ずる。
ワッシャー:内径10mm以上、外径18mm以上

デジタルノギス便利すぎる。

このパーツをかましてパン棒を取り付けると、このようになる:

fhd52q-4

fhd52q-6

全然違和感ないですね…。

さて、雲台はどうにかなったものの、これを乗せる三脚が必要。パン棒が外されたVCT-80AVは雲台が外れないので、どうしてもVCT-80AVを生かすのであればVCT-80AVのカメラ取り付けネジのところにFHD-52Qを取り付ければいいのだが、VCT-80AVの雲台の、水平垂直切り替えの機構にガタがあるので、雲台取り付けにはあまり適さない。やはりVCT-80AVは亡骸のままでいていただくとして、FHD-52Qはスチルカメラの方で使っているSLIKの三脚に取り付けることとする。というか上の写真で既に取り付けられている。

fhd52q-5

しかしこのSLIKの三脚、Universal 88 Deluxeという機種、超ローアングルからハイアングルまでポージングが自由自在なのはいいのだが、いかんせん可動部が多すぎて指の肉を挟んで痛い思いをすることが多い。買い換えたいなぁと思いつつも、次々と三脚以外の魅力的な製品がリリースされるため、買い換えられずに何年も経過している。

さて、そのFHD-52Qのフィーリングについて。
長くなったので以下次回。



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sandisk_sd16gb


我が家で唯一残っていたメモリースティック機器「ハンディカム」がSDカードにも対応になったことで、ようやくメモステフリーな環境が構築できた。

SDカードならiMac本体にもDIGAにもスロットあるし、使い勝手がいい。

スペックで言えば半額の東芝海外パッケージ品で充分。「たぶん問題がない」東芝と、「全く問題がない」サンディスクが倍半分の価格の価値があるかは価値観次第だろう。とにかく私の中でのサンディスクに対する信頼性は絶大だ。考えてみたら手元のカメラは(子供のおもちゃになっているものを除き)すべてメモリはサンディスクだったりする。

私の場合、ハンディカムで撮る映像は子供の記録が多く、「もし万が一」が発生した場合の機会損失は東芝とサンディスクの価格差どころではないと判断した。もちろんハンディカムCX550Vには64GB内蔵メモリーがあるので、撮影現場でメモリカードが亡くなっても何とかなる。撮影前なら。

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SanDisk SDHCカード Class10 16GB SDSDX3-016G-J31A(Amazon)

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