クマデジタル

迷ったら、高い方


デジタル家電

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パナソニックのブルーレイレコーダーの値動きに興味がある。なぜ興味があるというと、いよいよ本気で欲しいからである。ソニーと迷うところだが、主に使うのは俺ではないことを考えれば「わかりやすさ」に力点を置くパナソニックは最有力候補だ。

いくらまで下がるか、という収束点は2つある。まず発売時からじわじわと下がり続け、1つ目の収束点に到達する。前モデルDMR-BW700では105,000円〜110,000円あたりが1つの収束点だったように思う。そして販売店向けに新製品の内示があると、2つ目の収束点に向けて価格がもう1ランク下がる。DMR-BW700では87,000円〜85,000円くらいが2つめの収束点ではないかと思う。

DMR-BW700のプレスリリース時、想定価格は18万円と言うことになっていた。1つ目の収束点はおよそその60%、2つ目の収束点はおよそその48%となる。

これをBW730に当てはめると、BW730のプレスリリースでは想定価格は15万円ということになっている。前モデルと比べていったい何処が3万円も安くなっているのか不思議ではあるが、60%, 48%の法則を当てはめれば1つ目の収束点は9万円、2つ目の収束点は7.2万円となる。

しかし1つ目の収束点に到達するのは来年明け以降だろう。現時点でBW730は106,000円(kakaku.com最安値)ほどで買えるようだが、これから年末への使用機会として1つ目の収束点との差分16,000円を高いと考えるか安いと考えるか。

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折角15万円だか25万円だか出すのに、全部入りの機種がないというのはちょっと萎えるソニーのブルーレイ秋の陣。

機種数のボリュームは確保したい。でもブルーレイだからローエンドモデルでもそこそこ高画質・高音質。今までのように画質差・音質差というヒエラルキーでは6モデルも投入できないのは解る。が、こうして「使用目的」を勝手に決めつけられて全部入りの機種が存在しないことは、どうもしっくりこない。

値段お高めのX95/X100には、マルチカードスロットがないし、L95にはマルチカードスロットがあるが、前面アナログ入力端子がない。「録画中にはBDビデオやAVCHD DVDは再生できない」制限に至っては全機種にもれなく標準装備だ。

ソニーのブルーレイは、主要なLSIを一部NECに依存していたはずだが、もしこの雑多な機能制限がNECに依存しているとしたら切ない話だ。今までソニーはキーとなるコンポーネンツを内作することで他社を寄せ付けないブッチギリ製品を作ってきた面があるのだが、昨今のソニーのブルーレイレコーダーを見てると何となくソニーの思い通りの製品が作れていないのではないかという気がしてならない。

とはいえ、ないものねだりをしていても録画機会を失うだけだ。サイカさんはBDZ-L95が本命のようだが、俺もこのラインアップから選べと言われたら、たぶん同じになる。殻付きDVD-RAMが使えない点については、松下も同じになってしまったので。


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ツマの実家用に購入したDMR-XP12についてレビューする。

dmr-xp12

厚さ59mm、奥行き242mmというコンパクト筐体。ハイビジョンレコーダーとしては最小の部類ではないだろうか。薄型テレビの純正テレビ台などのオサレな置き場所でも圧迫感がない。

本機はデジタル放送で使用するLAN端子はなく、モデム端子のみある。モデム端子もLAN端子も俺の知人では使っている事例は希だが、LAN端子がなくてもNHK021ch(教育)でのデータ放送画面のゲームができないくらいで、実質困らないだろう。

番組表などが高速起動する「クイックスタート」機能があるが、消費電力が1.8Wから9.2Wに増加してしまう。通常の起動もそれほど遅いわけではないし、どうせテレビの電源ONやら入力切り替えやらで10秒以上は経過してしまうので、クイックスタートは使わなくてもいいかな、とは思った。但しビエラリンク(HDMI-CEC機能)に対応していないテレビと接続した場合、テレビ側の入力が自動切り替えになるようなので、起動の早さが効いてくるとは思う。

チューナー画質は何ら不満のないレベル。もっとも、最近は入力端子ごとに画質が調整できるテレビが多いので、好みでなければテレビ側で調整してしまえば良い。

録画再生画質は、デジタル放送をそのまま記録するDRモードと、従来のDVDの画質であるXP/SP/LP/EPのほかに、本機の目玉の1つH.264を使用したAVCRECモードである、HG/HX/HEモードがある。

ここでXPモードとHXモードはビットレートが概ね同じで、1層DVDディスク1枚に約1時間の記録が可能だが、人間の視覚はノイズより解像度が優先されるようで、ハイビジョンテレビで見る限りはHXモードの方が大幅に見栄えがする。

しかしHG/HX/HEモードで録画したディスクはPanasonicの最近のDIGAや、他社のAVCREC対応機、またはPS3でないと再生できず、古来からのDVDプレーヤー/レコーダーでは再生できない。また、デジタル放送を記録する場合、当然CPRMに対応したディスクが必要になる。それと、DVDにダビングする前に初期設定画面から本機の音声モードを「オート」から「固定」に変更しておかないと他社機では再生できなくなるので注意が必要だ。

AVCHD記録されたSDカードをDVDディスクにダビングができるため、AVCHDカメラのアーカイブ機としても有用だと思う。フォルダ分類ができないので録画番組一覧画面が煩雑になってしまいがちだが、ビデオカメラで撮った映像がHDDに入っていてテレビでサッと見られるのは楽しく、ビデオカメラを使う億劫さが軽減されると思う。但しHDDはいずれ故障するので、想い出の最終的な保管先としてはならないのは言うまでもない。

音声と映像で操作をガイドする機能は一度使えばそんなに出番は多くないかな、とは思うものの、それ以外の普段使う箇所でのメッセージ表示が比較的充実しているのがいい。たとえば前記の音声モード設定を切り替えるとそれぞれどんなメリットやデメリットがあるのかを表示したり、毎週録画しているドラマが最終回になり新ドラマが始まった場合など録画予約画面でその旨知らせてくれるなど、ユーザーの戸惑いを軽減する心配りが感じられる。

ブルーレイレコーダーはまだまだ値下がりするので、とりあえず録画機が必要になったら本機のような安価なDVDモデルで済ます、という考え方もアリかと思う。また、邪魔にならないサイズなので、自室でのパーソナル用途にも良いだろう。いずれブルーレイレコーダーに買い換えるにしても、本機で録画したAVCREC記録のDVDディスクは今後のブルーレイレコーダーでは軒並み再生可能と思われるので、記録資産の面でもリスクは少ないはず。

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とりあえず開腹だけしてみた。クリックで拡大。

dmr-xp12_inside

もっとスカスカなのかと思ったら、意外と詰まっていた。緑色のがデジタル基板だと思うが、ユニフィエは見えない。たぶん中央付近のチップ抵抗が密集しているあたりの裏面に実装されていてシャーシと密着されており、放熱しているのだと思われる。

HDDはHGST製。パナは以前どこかのHGSTじゃないHDDメーカー に出資 と提携 していたはずだが、最近は拘りはなさそうだ。

ファンは電源直結ではなく、デジタル基板で制御しているようだ。DVDメカは一時期は完全にモールド樹脂だったが、最近はまた金属フレームに納められるようになたのだろうか。

ちなみにmade in China。ブルーレイは国内で作ってるはずだが、DVDはChinaなのかな。

ドルビーなどのライセンス注記シールはなぜか底面にある。かなりイヤイヤ感が漂う。LAN端子はないが、モデム端子はある。

全体を俯瞰して、意外と安い作りとも言えなさそう。これが実質4万円台なのはかなりC/Pは高いのでは。


パナソニック【DIGA ディーガ】HDD搭載フルハイビジョンDVDレコーダー Panasonic DMR-XP12


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昨日の21時に発注したら、今日の17時に到着した。どんだけ光速なんだよヨドバシ。

これから1週間ほど弄ってからツマ実家に持って行く。

dmr-xp12

やっつけ設置。厚さ僅か59mmのボディだが、ラックの中にはスペースがなく、テレビスタンドの隙間に。はみ出てるけど。まぁ1週間だし。

しかしこれ、奥行きもミニマム(24cm)なんだよな。ほとんどDVDドライブの奥行きで決まってるんじゃないか。DVDプレーヤーかと思ったよ。

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