クマデジタル

迷ったら、高い方


みんぽす/モノフェローズ

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EOS M5 と共に あの「光るマクロレンズ」EF-M 28mm f/3.5 IS STMをお借りしたので、まずは光るマクロレンズの方を早速レポートします。

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このレンズの存在は知っていても使うのは初めて。それでこういう佇まいを見せられて、おお、これが光るのか。どこが光るんだ?とランプON/OFFスイッチを押しても無反応。おいこれ光らないよ、と10分くらい悩んでました。




正解は、先端のリング(フード)を回して外すんですねぇ。個人的にはこのフード、外しっぱなしにしておく気がします。




ちなみに、フードを付けても外しても、レンズキャップは取り付けられる工夫された形状になっています。




EF-Mの標準ズームレンズなんかもそうなんですが、最短に縮めた状態では撮影ができません。ロックを解除して撮影状態まで繰り出す必要があります。




なお使用状態まで繰り出したあとに、もう一段繰り出すことができます。それが「スーパーマクロモード」。なんと最大撮影倍率1.2xまでの撮影ができます。一方で遠距離にはピントが合わなくなりますので、いわゆる「エクステンションチューブ」が内蔵されていると考えれば良いでしょうか。




f/3.5クラスのマクロにハズレはありません。明るさを無理していない分、画質は良好です。モデルフィギュアの顔の高さは約3.5cmです。




スーパーマクロモード使用。モデルフィギュアの顔の高さはおおよそ1.5cmです。元々28mmのレンズなので、ちょっとパースが付くので使いどころは選びますね。




ライトオフ。




ライト両側点灯。




ライト右だけ点灯。




ライト左だけ点灯。
ハイライトの入り方の違いが分かりますでしょうか?


このリングライトはストロボと違って常時点灯させられるので、撮影結果をプレビューで予め確認が容易なのと、動画にも使えるのがメリットです。これで昆虫とか撮ったら夏休みの宿題が捗りそうだったなぁ。

28mmという画角はちょっとパースが付きすぎの気がしてしまいますが、このレンズはパースがどうのとかいうよりむしろ、マクロレンズのある生活を楽しんで貰うにはどういう使い方ができるか、そのためには製品仕様はどうすれば良いか、ということが考え抜かれた印象があります。

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みんぽす・モノフェローズ向けイベントで、EOS M5を試写する機会がありましたので使用感を報告します。前編はこちら。

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本機はEOSシリーズで一番ダイヤルが多い機種ではないかと思うのですが、右手側上面に3つ、左手側上面に1つ、背面に1つという5ダイヤル構成。右手側の上面にある、一番ファインダーに近いダイヤルがサブ電子ダイヤルで、これは右手親指だけで回してもいいのですが、高さがあることから分かるように、人差し指と親指の2本でつまんで回しても具合が良かったです。

一方で露出補正ダイヤルはダイヤルの位置が機能に直結していて、かつモードダイヤルのようにロックボタンもないので、カバンの中に意図的に回らないように堅めになっています。個人的にはちょっと堅すぎました。



そもそも、ダイヤルを5つも付けずに、うち1つくらいは一眼レフEOSのようにジョイスティック的なものでも良かったのではないかと思います。


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アクセサリー関連で羨ましいのが、ワンタッチで肩ストラップを外せる機能があること。これ、どのくらいのレンズ重量まで耐えられるのか分かりませんが、ここが破損してカメラが落下するリスクは当然キヤノンとしても考えているわけで、サードパーティではなくメーカー純正のストラップとしてこういう機能を入れてきたというのは、すごく勇気のいる行為だと思います。




ついにキヤノンミラーレスもボディ内手ブレ補正が!と一瞬思いましたが、これは動画時のみのもの。まぁ動画専用でもボディ内手ブレ補正が入ったことには変わらず、レンズ側のISとの協調制御で、より強力な手ブレ補正を実現する仕組みが搭載されています。これはEOS 80Dにはないですよね。


以下、EOS M5で撮影したカットを掲載します。
なお撮影機は試作機であり、画質は最終のものとは限りません。また、キヤノンの指示によりリンク先のフルサイズの画像は80%に縮小されていますのでご承知おきください。



EOS M5 + EF 11-24mm f/4L IS USM
11.0mm f/4.0 ISO400 SS=0.4sec

空に映っている縦線はガラス越しに撮影したため室内が反射しているものです。



EOS M5 + EF-M 18-150mm f/3.5-6.3 IS STM
47.0mm f/5.6 ISO6400 SS=1/400sec

キヤノン最新のCMOSセンサーなので、ISO=6400でも結構見られる絵が出ます。



EOS M5 + EF-M 18-150mm f/3.5-6.3 IS STM
150.0mm f/6.3 ISO4000 SS=1/40sec

おそらく画像処理による光学補正が入っているんでしょうね。コンパクトな高倍率ズームなのに歪み少なめです。



EOS M5 + EF-M 18-150mm f/3.5-6.3 IS STM
150.0mm f/6.3 ISO4000 SS=1/40sec

一眼レフEOSから移植された動体予測AFのデモのために用意された鉄道模型ですが、ちょっと夜のイベント×レンズのテレ端f/6.3という条件ではAFの食いつきは芳しくありませんでした。特にこのカットの条件のようにトンネルから出た瞬間を押さえようとする場合など、苦手なシーンはあります。なお、このカットは置きピンで撮影したもの。

そういえば連写時のファインダー表示はSony α6300同様の紙芝居的な見え方をして動く被写体を追うには練習が必要ですが、心なしかα6300より被写体を追いやすいように感じました。もし後日貸出機があったら、α6300は持っていませんがα6000と比較してみたいと思います。


EOS M5 + EF 85mm f/1.8 USM
85.0mm f/1.8 ISO500 SS=1/125sec


古いレンズですが写りはまだまだ一級ですね。なかなかモデルチェンジされないのも分かる気がします。
EVF(電子ビューファインダー)は単純に視界の広さを追求したものではなく(むしろあまり広くない)、眼鏡をかけた方でも快適に覗けるような設計がされているとのこと。ユニバーサルデザインですね。なお、パナソニックのLUMIXでは既に採用されていますが、EVFを覗いている間に背面液晶画面をタッチパッドのように使って、AF枠を移動させることができます。位置は絶対位置指定、相対位置指定の切り替えが可能で、しかもファインダーをどちらの目で覗いても良いように、液晶画面の右側だけを使う設定や、左側だけを使う設定も用意されています。なお液晶画面に鼻が当たっても誤検出しないような制御も組み込まれているとのこと。

あ、鼻が当たるで思い出しましたが、ずっとEVFを覗いて撮っていると、鼻から頬のあたりが少し暖かい感じがしました。凝縮度が高いので、結構熱を持つのかも知れませんね。


EOS M5 + EF 85mm f/1.8 USM
85.0mm f/1.8 ISO320 SS=1/500sec





EOS M5 + EF 8-15mm f/4L FISHEYE USM
12.0mm f/4.0 ISO1250 SS=1/60sec

EOS Mにはそれに見合うレンズを付けるべき派の私ですが、これくらいユニークなレンズになるとアリですね。

さて、まとめますと、使用感としては5ダイヤルに戸惑うことはありませんでしたが、もう少し他のやり方も考えられるだろうと感じました。また、AFの食いつきはミラーレスとしてようやく他社水準に追いついた感がありますが、それでも一眼レフEOSのアドバンテージは揺るがないと感じました。前記事でEOS Kissは心配無用と書きましたが、EOS Kissの方が価格がリーズナブルで、ファインダーの遅延も原理状ゼロ、連写時に被写体を追いやすい、AFの食いつきが良い、バッテリーの持ちが良い、など、数々のアドバンテージがあります。ただ、EOS M5が登場したようにそのアドバンテージは徐々に狭まっており、小さい、暗いところでもファインダーがよく見える、シャッターが静かなど、EOS M5ならではの価値を支持する方も多いのではないかと思います。




「EOS M5をきっかけに、もっと多くの方が写真の楽しさに触れ、
 写真の素晴らしい世界に気付いて頂きたい」

これは本当にその通りで、そのためにはやはりEOS M5のような「小さくて、妥協が少なく、奇をてらわず、とはいえ保守的すぎない」機種は、趣味として「写真でも初めてみるか」と思うきっかけに充分なり得るだろうと思います。生活空間にあって主張しすぎない佇まい、旅行に持って行くのに苦にならない大きさは、きっとより豊かな思い出作りに役立つはず。なんてったって、このサイズなのにざっくり言えば中身はDiGiC7にバージョンアップしたEOS 80Dですからね。

「被写体と戦う」用途には、間違いなく一眼レフタイプのEOSをお勧めしますが、何だよ被写体と戦うって!?という普通のユーザーにお勧めできる機種が1つ増えました。

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Canon ミラーレス一眼カメラ EOS M5 レンズキット EF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STM 付属


Canon マクロレンズ EF-M28mm F3.5 IS STM ミラーレス一眼対応 EF-M28/F3.5 M IS STM

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みんぽす・モノフェローズ向けCanon EOS M5体験イベントが開催されたので参加してきました。

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ざっくり言ってEOS 80D相当のものをコンパクトな筐体に詰め込んだ…ように見えますが、少々説明を端折りすぎかも知れません。少し触った感じだけでも、一眼レフタイプのEOSとの性能差はまだ確実にあることは分かります。ただ、一眼レフタイプEOSの大きさ、重さを考えた場合、概ね同じ絵が撮れるのであればEOS Mの方がいいというユーザーは、このM5の登場で確実に増えるだろうなと思います。


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(EOS 80D相当の画質と、8xズームがこのコンパクトさに!)



自分も、現時点では一眼レフタイプのEOSで満足していますけど、このまま歳を重ねて、もしこれからもカメラを構えることが許されるような老後が送れるのであれば、どこかのタイミングで一眼レフタイプのEOSユーザーを辞めて、EOS Mのようなミラーレスタイプに移行するんだろうな、という確信のようなものはあります。だって一眼レフタイプのEOSって体力ないとダメでしょう、あれ。

それに体力があったにしても、一眼レフタイプのEOSを持ち歩いていると、どうしてもそれが行動の中心になってしまうんですよね。そういう意味ではキヤノンが掲げる:

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「写真という趣味と、写真以外の趣味が高い次元で両立できる」
という主張に、深く頷いてしまうわけです。

いずれ、プロ機を除いた一眼レフEOSは、すべてこのEOS M5のようなミラーレスモデルに置き換わってゆくでしょう。M3までのEOS Mはまだまだコンデジっぽさが色濃く残る感じがしましたが、今回のEOS M5はいずれ主役を担うであろう姿が予見できるモデルに仕上がっていました。


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このコンパクトなカメラが、ざっくり言ってEOS 80D相当の中身だとモノフェローズ仲間から耳打ちされてショックを受ける、最近EOS 80Dを購入した某女史(ぉ
えーさらに追い打ちをかけるなら80DはDiGiC6ですが、本機はDiGiC7になって常用ISO感度の上限が上がってるんですよ…。


一方私の場合、キヤノンからなかなか一眼レフタイプのEOSのサブ機になるカメラが登場しなかったので、サブとしてメイン機のEOS 5Dと全然毛色が違うのを承知でSONY NEX-5とかα6000を買い足してしまいましたけどね。

とはいえ、EOS Mは確かにマウントアダプタ経由で豊富なEFレンズは確かに使えます。使えますけど、それは本流ではないなと感じるわけです。これはSONY α6000にも言えるんですけど、本体だけ小さくても意味なくないですか? やはり小さなボディには、それを生かす小さなレンズが是非とも欲しいと思います。ですので、ちょっと現在のEOS Mシリーズ専用のEF-Mマウントレンズのラインナップは淋しいなぁ…と思います。

ただ、メーカーの考えることも分かりますよ。レンズラインナップ淋しいって言ったってアナタ、どうせ標準ズームと望遠ズーム、そこに単焦点(EF-M 22mmとか)を一本買って上がり、じゃないですかと。(←注:キヤノンさんはこんな発言をされていません(笑)。私の想像です。) 今回M5と一緒に出たEF-M 18-150mm f/3.5-6.3 IS STMなんか付けた日には、広角から望遠まで、静止画から動画まで、これ一本で済んでしまうわけですよ。2本目は買うかも知れませんけど、3本目を買う人ってどれくらいいるんでしょうか?

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面白い「光る!」マクロレンズなんかも出て、食指が動きますけどね!
訂正、EF-M 22mmと、この光るマクロレンズは買いますね。「4本目を買う人ってどれくらいいるんでしょうか?」に訂正しておきます(ぉ




そう考えると、EF-Mレンズはラインナップ的には淋しいな…とは感じられるものの、それはカメラマニアの妄想であって、実際は何の問題もないし、極端なことを言えば将来的にはEFレンズとの互換性だって必要ないんじゃないかなぁとすら思います。要求されるのは一眼レフEOSと同じチャンスに強い操作性と、一眼レフEOS譲りの画質ではないでしょうか。

次回、実際に試用した感想を書きます。
こんなの出たら、EOS Kissどうするの!?という心配は無用です。


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Canon ミラーレス一眼カメラ EOS M5 レンズキット EF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STM 付属

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EOS M3でいろんなレンズを試してみたので印象を記す。結論を言えば、EOS MシリーズにはやはりEOS M用に専用開発されたEF-Mレンズがベストマッチだと言うことだ。大は小を兼ねない。

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EF-M 22mm f/2。
これがあるからEOS Mシリーズを買う、という動機でも納得できる名レンズ。価格面を考慮すれば非の付け所がない。




Planar T* 1.4/50 ZE。
MFなので拡大表示かピーキング表示頼りでフォーカスを合わせることになるが、ピーキング表示の縁取りがとても細くて見にくく、難儀する。ある意味とても疲れるレンズ。料理を撮ったら冷めてしまうレベル。


EOS M3 + Planar 1.4/50 ZE





EF 50mm f/1.4 USM。AFが効くのでPlanarほどは難儀しないが、一眼タイプのEOSに装着した場合と比較してフォーカスはかなり遅くなる。でもコーヒーが冷めるほどではない。


EOS M3 + EF 50mm f/1.4 USM





EXTENDER EF 2x + EF 70-200mm f/4L IS USM。
一眼タイプEOSではファインダー撮影ではAFが効かないか、または中央一点のみAF可という組み合わせだが、一眼タイプEOSでライブビュー撮影をする場合同様、EOS M3でも中央一点に限らずAFが可能。

但し常時IS(手ブレ補正)が作動しており、電池の消耗は激しそう。ISの作動音もEF-MレンズのISユニットの音とは比較にならないほど大きい。このIS動作の傾向は、EF 100mm f/2.8 Macro IS USMも同じ。




EF 40mm f/2.8 STM。
EF-Mレンズで主流のSTM駆動と言うことで期待したが、一眼タイプEOSに装着した場合と比較してAFは遅く、駆動音は耳障りになる。マウントアダプタを介しても64mm f/2.8相当のレンズとしてはなかなかいい感じの大きさ。




EF-M 18-55mm f/3.5-5.6 IS STM。
IS内蔵でライブビュー中は常時動作しているはずなのだが、ISユニットの作動音はほぼ無音。素晴らしい。明るさが凡庸で、全長もさほど短くないのが欠点。



確かに従来のEFレンズが使えるEOS Mだが、使い勝手は専用設計のEF-Mレンズに圧倒的なアドバンテージがあった。手元にEFマウントレンズがあるからEF-Mレンズは要らないなぁ…とは思えなかった。使い込む前はマウントアダプタ介せばいいよね…と思っていたけど、使い込んでみたらEF-Mレンズ以外はあり得ないなぁ…という風に認識を改めた。

もちろん、たまにのお遊びでEFレンズが使えるというのは様々な可能性があり面白い。それは否定しないが、普段使いにはEF-Mレンズを確保しておくことをお勧めする次第。

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EOS M3はタッチパネルを搭載しており、スマートホンのようなフリック操作での再生が可能。




左右にフリック。






ピンチアウトでズーム。




拡大中にスワイプでスクロール。




ピンチインでサムネール表示。




サムネール表示のまま上下フリックで奥行き感のあるスクロール。




上へフリックと下へフリックで奥行きの方向が変わる。

動き自体は最新型のiPhoneほど滑らかではないけれど、タッチパネル操作で育った子供たちへの馴染みはすごく良かった。

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