クマデジタル

迷ったら、高い方


アニメ

    このエントリーをはてなブックマークに追加 Clip to Evernote
富野御大に物凄い”嫉妬心”しかないと言わしめた片渕監督の「この世界の片隅に」を観ました。

劇場公開当時は海外出張が立て込んでて映画どころではなく、その後iTunesのセル版でも買おうかなぁ…と思っていたところレンタル版が始まったというので、ちょうどiTunes映画レンタル1クレジットも持っていたのでそれで観賞。家族で観ました。

31

もう語り尽くされ感のある映画ですが、のん(能年玲奈)の雰囲気が主人公「すず」にピッタリですね。能年ちゃんは本当にプロ役者というか、役に入ると何かが憑依したようになってしまうのですが、声だけの参加となるこの作品でも、その「モードに入った状態」は健在でした。

「この世界の片隅に」の意味は終盤に明かされますが(というか予告編で言っちゃってますが)、そう考えるとこれは「すずの半生の物語」がメインであり、その彼女の人生に「戦争」という軸が交差することで半生が歪められて行く…それは物語中の言葉を借りれば「過ぎた事、選ばんかった道、みな、覚めた夢とかわりやせんな」ということです。

いやそれとも、人生を歪められっぱなしのすずが、「この世界の片隅に…」という思いに至る気持ちの変化が見所なのでしょうか…?

ともかく、今までに例を見ないタイプの戦争描写です。この呉市の20km先では「火垂るの墓」が繰り広げられている筈なんですが、できるだけ平常運行を保とうとする人間の性(さが)をゆるいキャラで描いているものですから、それがまた逆に恐ろしい。表現においてディテールって何なんだろうと考えさせられます。

いい映画でした。





    このエントリーをはてなブックマークに追加 Clip to Evernote
映画「きみの声をとどけたい」の舞台に最も近いシネコンで…
マッドハウス製作のそれではなく(;´Д`) ボンズ製作の「劇場版エウレカセブン ハイエボリューション1」を観てきました

IMG_0127

初見さんお断り。
ここで新しいお客さんを取り込むこともできたはずなのに、それをしませんでした。TV版を観ていないと全くついて行けません。でもエウレカを「人型コーラリアン」と明確にテロップ入れるあたりは初見さんを意識してるのかなぁ。

エヴァで言うところのファーストインパクトに相当する、「サマー・オブ・ラブ」の初の映像化、古谷徹(アムロ)演じるレントンの父は顔と声が不釣り合い。アムロっぽさは極力排してはいるものの、どうしても時折アムロが顔を出します。

数分おきに時系列が前後するので、ついて行くのに精一杯…ではなく、正直ついていけませんでした。ギブアップです。TV版の映像を使って別の流れを作るにあたって、時系列を細かく入れ替えることで話が飛び飛びになっていることへの違和感を低減させようという意図なのかも知れません。時系列順に繋いだらえらくダイジェストになってしまうと思うんです。

エウレカセブンは少年に関わる大人達の物語という面もあり、14歳の男の子を持つことの意味を、レントンを養子に迎えたビームス夫妻を通じて描きますが、12年前のTV放映時でもビームス夫妻は私の理想像みたいなところがあって憧れました。その後自分にも実際に男子ができて今年で11歳ですが、それによってビームス夫妻の見方が変わるかなぁと思っていたんですが、あまり変わりませんでした(笑。つまり私が成長していないってことですよね(ぉ ガンダムで言うランバ・ラル夫妻と似たようなポジションだと思いますが、ビームス夫妻の方が夫婦としては断然いいんだよなぁ。

レントンがチャールズ・ビームス(養父)の体臭を「いい匂い」というシーンがありますが、レントンは父親の体臭を嗅ぐことなく育ったからなんでしょうね。「ここではない、どこか」を探し続けるような大人びた面がありながらも、養父の体臭をいい匂いと感じる幼さも持ち合わているという、いい描写だなぁと思いました。
ちなみに、うちの11歳もまだ私のオヤジ臭がいい匂いだそうです(;´Д`)いい加減卒業しろよ…。


予告編はまさかの16:9と4:3の混合アスペクト比でしたが、劇場は4:3(!)も混合でした。4:3のところはテレビシリーズの素材で、新作画部分が16:9なのでしょう。劇場では常時4:3だった気がしますので、新作画部分は横が切れていたと言うこと…?

二作目はアネモネのアイドルシーン(!)や、誰かの魔法少女ばりの変身シーン(!!)もあるようなので、今まで見たことない感じのエウレカセブンになりそうで期待したいですが、時系列をぐわんぐわん回すのはやめて欲しいです。

なお109シネマズ湘南ですが、みなとみらい地区の109シネマズがなくなったあたりにできたので、移転したという格好でしょうか。「テラスモール湘南」の中にあり、映画鑑賞すると駐車場が4時間無料になるという太っ腹設定なのですが、休日の昼間に行くと出庫に30分かかったりして辟易します。ディズニーシーだってこんなにかからないですよね。ネックは駐車場のフロア間の合流と出口の精算機なので、各フロアに誘導員を配置したり駐車場の事前精算機への導線を強化したりすればいいのになぁと思いました。

    このエントリーをはてなブックマークに追加 Clip to Evernote
本日より上映の機動戦士ガンダム THE ORIGIN V 「激突 ルウム会戦」を観てきました。本当はいつものように空いていて安いレイトショーを観るつもりだったんですが、ふと映画館のWebページを見たら【舞台挨拶中継】の回に席に空きがあるじゃないですか。あまりいい席ではないですけど。しかも今日はレイトショーの回も割引がないじゃないですか。(←なんで?)

だったらということで、昼食を掻き込んで、そそくさと「横浜ブルク13」へ。
思い出してみたら、前回は劇場で見てなかったんですよね。欧州出張→中国出張の合間だったので、劇場に行っている余力がなくPSNの配信で観たようです。

IMG_0061

丸の内ピカデリーで行われる舞台挨拶を全国35の劇場に生中継するという仕掛けの上映、初めて体験しました。近年デジタル仕掛けになった上映システムならではのイベントですね。変に広い会場で見るよりアップで映るので、最近老眼が始まった目には(;´Д`)見やすかったです。上のカットは「ここは撮影可なのでぜひ拡散してください」という画像。詳しい内容は同じ時間帯に隣の市で観ていた人に丸投げ

舞台挨拶はやはり池田秀一(シャア)の体調が気になりましたね。これ次回作は2018/5/5らしいですが、このルウム編が終わって一年戦争編に入るときにはシャア役が交代になるような予感がしました。安彦さんが銀河万丈さんに(ファーストガンダム放映終了後に)初めて会った際の印象が「(ギレンの)まんまじゃねぇか!」というのには笑いました。似てますよね。

あと宇都宮出身のカイ=古川登志夫さんの「MOVIX宇都宮の皆さん!」という地元愛あふるる感じの呼びかけも良かったです。


ブルク13の音響は相変わらずでしたが、もしかして自分の感音性難聴のせいなんじゃないかとも思ってましたが(音割れがひどい)、やっぱり音が悪いと感じる方が他にもいるようなので安心。特に今回、前から6列目だったので、フロントスピーカーの音圧をもろに浴びてしまったので余計にワシャワシャと歪んで聞こえます。逆にデギン・ザビとガルマに戦況を伝える兵士の声が後ろに回り込んだときは逆に遠すぎて、興奮した一人の観客が騒ぎ出して「やれやれ折角の上映が台無し」という事態になったのかと思ったほど(ぉ

そういえばシャアの黒い三連星に対する「競争だ」のセリフは、ユニコーンでも「ここから先は競争だ」というのがありましたよね。どっちがどっちをオマージュしてるんだろう? 執筆時期からすればユニコーンの方が先ですが。

今回初めて「コロニー落とし」の全貌が映像化された訳ですが、これ安彦さんには申し訳ないですけどTHE ORIGINの原作より全然すごいですね。しかしそこがすごいので、人類の半数を死に至らしめた割には残った人々がのほほんと生きてるギャップに違和感がありました。


IMG_0059

ブグのラメバージョン。うん、欲しくならないです…。
お台場限定とかもそうなんですが、なんで○○限定って、クリアかラメなんですかね。繰り返し企画されるところを見ると需要あるんでしょうね。個人的にはまったく惹かれないですが…。


ガンプラ HG 機動戦士ガンダム THE ORIGIN MS-04 ブグ(ランバ・ラル機) 1/144スケール 色分け済みプラモデル(Amazon)

    このエントリーをはてなブックマークに追加 Clip to Evernote
機動戦士ガンダム THE ORIGIN の劇場公開前の恒例行事となりつつありますが、スカパー!のアニマックスでTHE ORIGINの過去全作が放映されます。

09

自分はBlu-rayは買っていないので、ここぞとばかりに単月だけ加入して録画する予定です。なおスカパー!は解約後1年以内の再加入なら入会費が要りません。
(ついでにファーストのHDリマスターも録画しとくか…)


機動戦士ガンダム THE ORIGIN シャア・セイラ編 IV 運命の前夜(Amazon)
Amazonプライム会員は¥0なのか…。


    このエントリーをはてなブックマークに追加 Clip to Evernote
このポスターを見たときにですね、

1499909651_10730718455966ce13a9695

Re:ゼロから始める異世界生活を使ったドコモ口座の広告もそうだったんですが、平服の男子に釣り合っていない女子の服、特に凝ったスカートの裾を見た瞬間に、ああこれは男子向けアニメかと直感したのですが、やっぱりその通りでした。これ女子が見ても見どころ1/5くらいなんじゃないかと思います。ちなみに私は原作は未見です。

なんつっても衣装のバリエーションが、ヒロインの「なずな」だけ私服、制服、スク水、浴衣、白ワンピ、シンデレラ、シミーズと圧倒的。なずなのお母さんは一着を着た切りスズメなのに!これだけでも何を目的とした映画かは(見終わってからですが)掴めると思います。

ただ売り込み方が「君の名は。」の路線だったので、カップルで見に来られていた方もちらほら見かけました。彼女側はリアクションに困るんじゃないですかねぇ? これをデートで見せられても…。

冒頭から美麗な花火の映像で度肝抜かれますが、花火のみならずハイレベルな写実的背景。そこにシャフトのキャラ。浮きまくりなんですが、そこで広瀬すず/菅田将暉の登用ですよ。この2人のアニメ声優離れした演技が、シャフトのキャラと写実的な背景を繋いでいたように感じました。これアニメ声優だったら完全にキャラが浮いていたと思います。特に2回ほどあるなずなの「何ででしょう?w」の「w」を含んだ発音のニュアンスはリアル女優ならではだと思います。

町並みに対して校舎がリアリティなさ過ぎという感想も見かけましたが、いや、ありますよああいうの。田舎にこそ、寿命で建て替えなければいけないけど、すぐ少子化で不要になるのは分かっているから、介護施設として転用可能な形状の学校とか結構あります。

逆に女子の制服のデザインがね、控えめにした方なんでしょうけどどうしてもシャフトっぽさと言いますか、上着の背中のリボンとか、白いスカートの前後に紺の布をリボンで結びつけた構造とか、これこそ「ねーよ!」と思ってしまいましたが(笑、まぁアニメの制服のデザインは20年くらい先を行ってますからね。そのうち実際に現れるのかも。

女性の友人が「制服なのに真夏にニーハイ!あり得ない!」と言っていたのを某所で見て、なるほどそこか!と感心してしまいました。確かに最近、うちのムスメも足首までの短い靴下を大量に買ってたわ…。暑いもんな…。

ストーリーですが、尺も短いのでキーとなる謎アイテムについては説明は一切なし、まぁ挙動を見てれば役割は分かるでしょ的な。タイムループも完全にスタート地点に戻る訳ではないので、涼宮ハルヒの「エンドレスエイト」のようなしつこさはありません。(学校での男子の議論のシーンのリピートのとこだけ寝そうになりましたが。)

複雑な家庭環境で育った不思議ちゃん(なずな)に翻弄される思春期の男子陣。主人公典道は次第になずなを意識するようになり、彼女との間に生まれる後悔をやり直すために、いくつもの世界線を繰り返しますが、なずなが以前の記憶を持っている場合と持っていない場合があるように見えました。このあたりの意味づけもあるんだと思いますが、1回見ただけでは何と関連しているのか理解できませんでした。

なずなが13歳という設定であることを知ったのは見終わった後ですが、なるほど、なずなの不思議ちゃんっぽい挙動はある種の幼さとあの世代特有の背伸びだったんですね。納得しました。最初から13歳だと思ってみていればもう少し没入感も違ったかも。ずっとウチのムスメと同じ15歳だと勝手に決めつけていたので(笑、オマエは何を言っているんだと脳内でグルグルしていました。

とにかく広瀬すずが歌う、松田聖子の「瑠璃色の地球」に全部持って行かれた感じで(笑、他にも楽曲はあるんですが見終わって脳内に残ったのは、なずなの「次はどの世界で会えるのかな」というシーンにかぶって「瑠璃色の地球」だったという。

タイトルの意味については、結局横から見た花火は全て真実ではなく、最後に下から見た花火だけが、最終的に典道の望んだ未来だったのでしょう。その後、典道が新学期早々行方不明になりますが、あそこはオフィシャルな解は存在せず、観ている人に投げたところなんでしょうね。

言われているほど悪い映画ではなかったように思います。
但し、男が一人で見に行くのであればという限定付きで。

余談ですが、いつもは桜木町のブルク13で観るのですが、最近イオンシネマみなとみらいだと駐車場が3時間無料ということを知ってしまい、そうすると1,300〜1,500円くらい違ってしまうので、もう車ではブルク13には行けない感じです…。画質はブルク13が圧倒的、音質はどちらも一長一短です。音響設備はブルク13の方がお金がかかっている感じがしましたが、ブルクは毎回音圧が高めすぎて、ポテンシャルを引き出せていない感じもします。それと何より、ブルク13だとほとんどの席に肘掛けが2つ付いてるんですよね…。



映画『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』オリジナル・サウンドトラック(Amazon)

瑠璃色の地球が単曲で買えるのか…。

このページのトップヘ