EOS 5D Mark IVでは、内蔵GPSを使用すると待機中でもGPSを探しに行くため、従来のEOSよりスリープ中のバッテリーの減りが早いという問題がありました。しかしそれは「数日〜数週間でバッテリーが空になる」という話でした。

今回「数時間でバッテリーが空になる」モードを発見したので情報をシェアします。
結論から言えば、eyeFi mobiカードが悪さをしています。

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EOS 5D4はEyefiカードには対応しているので、「転送中はEOSの電源が切れないように制御」適切な電源管理はしてくれる筈なのですが、どうも延々と転送中になってしまい、電源を切らせてもらえないモードがあるようです。

以下、充分な裏取りができていない情報なのですが、発生条件の推定です。

1.基本的にEyefi mobiカードはインフラストラクチャモードで使っている。(Wi-Fiアクセスポイント経由での接続)
2.しかし過去に1回でも、そのEyefi mobiカードを他のmacやiOSデバイスにダイレクトモードで接続したことがある。
3.Eyefi mobiのSSIDと接続パスワードが、同じApple IDを使うデバイス内で自動的に共有される。
4.その中にインフラストラクチャモードで転送するためにKeenaiアプリをセットアップしたデバイスがあると、Eyefi mobiカードを探しに行き、結果としてEyefi mobiカードが「ダイレクトモード」と「インフラストラクチャモード」の切り替えを繰り返し、処理が終了せずEOSのバッテリーがなくなる。

…というものです。「ダイレクトモード」と「インフラストラクチャモード」のどちら経由でも接続可能な場合、それぞれの電波強度によってはEyefiカードは接続先を延々と迷ってしまう悪癖があるのではないでしょうか?(推定)


これを避けるにはいくつか方法がありますが、状況によっては実施不可能なこともあるでしょう。なので、実施可能ないずれかを実行するしかありません。

(1)Keenaiアプリが入っている装置(私の場合はiMac)のWi-Fiをオフにする。
  (iMacは有線LANで接続しているので実施可能)
(2)Eyefiカードのダイレクトモードを無効化する。
  (やり方不明…できますかね?)
(3)同じApple IDを共用する装置からEyefiへ接続するWi-Fi設定を削除する。
  (これも上手い具合にできますかね?)

一応Canonには無理を承知で、「Eyefiが接続先を無限ループしていると思われるときは電源を切るようにしてほしい」というリクエストを出しました。少なくともEOSのUI上は「接続中」と「転送中」は区別がついているようなので、「接続中」が3分続いたら電源が切れるようにするとか、そういう制御が入るといいなぁ…と思います。