仕事で北海道に行ったので、ほんの数十分ではありますが、美瑛の有名スポットを回ってみました。絶対このチャンスがあるはずだと、大荷物にEOS 5D Mark IVを忍ばせていきましたが、大正解。




MacOS Xの壁紙にも採用された、通称「青い池」。壁紙で世界的に有名になったのは冬景色でしたが、これは夏バーション。温泉でこれに近い色合いのものがありますが、青く見える理由は同じ原理のようです。




通称「ケンとメリーの木」。説明によると土地の所有者である大久保牧場の先々代が1923年(大正12年)に苗木を植えたものとのことで、かなりの老木で寿命が近づいているとのこと。

美瑛町では「美しい田園風景を残すために」「一歩下がる気持ちが美しい風景を撮る一歩」と説いていますが、これもケンとメリーの木の最寄り駐車場からはかなり離れた場所から撮っています。




通称「セブンスターの木」。木の下で撮影しているのは、中国人カップルでしょうか。ここに目を付けるとはなかなかマニアックですね。




セブンスターの木から振り返ったところ。緑を愛でるには一番いい時期に来てしまったせいもあるかと思いますが、この景色を見て、ちょっと移住したくなってしまいました。

美瑛町って移住受け入れを推進しているんですよね。ということは、ここでも多聞に漏れず、過疎化が進行していると言うことですよね。

移住の前提として、「自力で稼げる」ことはマストだと思います。自営でも、ネットでも、美瑛ブランドの再構築でもいいんですが、誰かが仕事を用意してくれる訳でもないので、自分で稼げる能力と体力がまず必要ですね。

それと、1年のうち1/3くらいでしょうか、雪の中で暮らすというのも甘くはないのでしょう。私の前職の会社でも結構な人数の北海道出身者がいましたが、やはり関東に出てきたくなるくらい、生活が辛かったり、稼ぐのが難しかったりするのでしょう。

農業に手を付けたりすると、この風景も単に綺麗だなぁとは思えなくなってしまうのかも知れません。それ以前に私の場合、腰が弱いので農業なんてもってのほかですが…。

でも単に風景を見て、「ここに住みたいなぁ」と思ったのは初めてです。からっとしてひんやりした空気がまたいいんですよね。それに今の季節だと水道の水が充分冷たかったりして気持ちいいです。

移住って甘くないし、高齢になったときの医療とかどうするのという問題はありますが、そう考えると本当に高齢になったときには関東に戻ることを前提に、それまでの数年〜数十年間だけ移住する、という計画が現実的なのかも知れません。

子供たちもこういうところに住んだら、人生観変わるだろうなぁ。高校だって、ここから自転車で数分のところにあるんですよ。ここに住みながら子供たちを関東の大学に送り込む費用なんて「ぽっと出の移住者」に稼げるの?という根本的な問題がありますので、無難なのは子供たちが独立したあとでしょうか。そうなると定年後か…。いま住んでる横浜の土地を売却して住宅ローン精算してお釣りが出たとしても、介護が必要になったときに再び関東に戻れる資金はないだろうなぁ…。





とりあえず、これでも読んで、考えるか…。