下の子にせがまれて、「映画 妖怪ウォッチ エンマ大王と5つの物語だニャン!」「新劇場版 頭文字D Legend3 -夢現-」を観てきました。

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Legend1, Legend2はTVで放映されたのを観たので、新劇場版を映画館で観るのは初めてです。シートが動く4DX上映とか言うのもあるようですが、近くではやっていないので通常版を。(ああでも小田原でやってるようなので、そっちに行けば良かったかな…)

それにしても、話の大半を占めるバトルシーンはCGとは思えない原作リスペクトの手書きタッチで、CG技術の進化を見せつけられます。ずっと手書きだと思ってたんですが、CGだと。確かにカメラがバトル中の車体をねちっこく舐めるシーンとか手書きではちょっと難しい滑らかさなんですよね。にしても大画面だと爆音と相まってすごい迫力です。こりゃ劇場に限りますね。

ストーリーはテレビ版の「ファーストステージ」の終盤のあたりで、高橋涼介との決戦が見せ場。しかし新劇場版ではまだ触れられていなかったイツキの85が馬鹿にされるエピソードなどもうまい具合に散りばめ、テレビ版では冗長だったストーリーが良い感じの圧縮具合になっていたと思います。85で馬鹿にした相手を追い回す拓海の脳内独り言が原作っぽくて面白かったですね。

高橋涼介との決戦の勝敗はTV版からひっくり返ることはありませんが、勝敗が決まった後のギャラリーの重苦しい雰囲気がとても良かったですね。まぁ、ああなりますよね。にしても、なぜ涼介と拓海のゴールシーンがないんだ…。カタルシスが…。

限られた時間の割には各キャラクターの描写も丁寧で、結構初めて見る人を意識してる感はありました。あと、なつきとのデートシーン、ちょっと多くないか…?

決戦の後にはテレビ版「Final Stage」のラストで描かれたあの象徴的なシーンがありますが、片方の86の向きがテレビ版とは逆で、涼介からのプロジェクトDへの誘いや、本編中でしばしば出てきた「広い世界」という描写を含め、これで完結ってことはないよな〜(笑 という印象は持ちました。

ただ、パンフレットによるとエンジン音を収録するのが一部の車種でもう時代的に限界ということで、原作のしげの秀一氏の新しい構想と絡め、全く違う形での続編が作られるのかも知れませんね。