人類が、増えすぎた洗濯物を宇宙に干すようになって既に半世紀…(永井一郎



増えすぎた洗濯物を室内干しする際にこれ↓の15年前くらいのバージョンを使っていたんですけどね。



ちょっと洗濯物の量がこれでは全然干せないくらいの量になっていまして。1Fリビングには室内天井から物干し竿を吊す「ホスクリン」が前のオーナーさんの時代から設置されているんですが、外干しは2Fベランダで行っている関係上、どうしても室内干しも2Fになりがち。2Fにもホスクリンを設置してもいいのですが、2Fリビングの使い方は今後子供の成長に伴って二転三転するだろうなぁと、移動可能な自立式で少し大きめの室内物干しを探していました。

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ネットで見た瞬間、「まぁこれだろうな」と、さほど迷いませんでした。
株式会社ナカムラ「ビエント・イエナ ワイド」です。
これからの花粉の季節、鼻炎と(ビエント)戦って家の中で(イエカデ)干すからこの名前、って訳じゃないでしょうけど…。


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横方向に広げて、横ポールをはめれば臨戦態勢。これはミニマム状態で、幅120cmです。(下部のタオル掛けを広げると+80cm場所を取ります。)


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最大まで広げると幅は210cmになります。(タオル掛けオープンで+80cm)。ちょっと自分が両手を広げた幅を超えるので、一人でこの長さまで広げるのは難儀します(笑。ここはちょっと予想外でしたが、よく考えれば当たり前のことで…。

こうなってくるとかなりの分量の洗濯物が干せます。家族4人でこれで足りなくなることってそうそうないのではないでしょうか。

気をつけたいのは、竿の一点に集中して荷重をかけないこと。全体に均等に荷重をかけた場合、竿1本あたり10kgまでいけるようですが、伸ばせば伸ばすほどそれなりに「しなる」ので、中央一点に10kgを掛けるのはやめた方が良いでしょう。

なお伸縮式の竿は特に伸縮方向のストッパーはなく、アルミ製なのでアルミ三脚並みにスルッと伸びます。ですので、竿を装着したまま幅を伸縮させることも可能です。

使用状態でも剛性感はなかなかのもので、このまま脚に付いているキャスターで平行移動も可能です。


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本来ならば1枚目の写真のように上から見てZ型に畳むと専有床面積が最小になるのですが、薄く畳まれすぎて自立しにくくなってしまうので、このように普通に長手方向をミニマムまで縮めた状態の方が自立して扱いやすいと思いました。折りたたんだ状態を固定するマジックテープも附属しますが、特に必要性は感じませんでした。横ポールは収納時は縦に固定することもできますが、伸縮のロック機構がないのがここでは仇になって、うっかりするとスルッと伸びてしまうのがやや扱いにくいところ。ただそれ以外の場面での使いやすさとバーターなので、目を瞑るしかありません。

MADE IN TAIWANの製品ですが、それなりの価格に見合った品質の高さで満足しました。つや消しアルミというのも、この手の製品の中では見た目が良いですね。これだけ大きくても重量は僅か6.5kgというのも、取り回しの良さに繋がっていると思います。