六本木で開催されている「ガンダム展」と、上野で開催されている「大河原邦男展」をハシゴしてきました。

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まずガンダム展ですが、チケットを買ってエレベーターを降りた後の入り口前の行列が長いと聞いていましたが、確かに長かったですがそれでも15分待ちくらいでした。さすがに落ち着いてきたようです。そうそう、会場内にトイレがないので行列に並ぶ前にトイレを済ませておかなければなりません。

音声ガイドは「赤(=池田秀一)」を選択しましたが、壁面展示が読ませるものが多いので、耳から入る情報と目から入る情報がかち合ってしいました。しかも耳から入る情報はたいしたことがないので、音声ガイドは要らなかったかも知れません。

冒頭のホワイトベースのブリッジからの「大気圏突入」を模した映像は意外と良かったです。観覧席の後ろにはブライトさんの映像もありますが、ガンダムのように後ろに目が付いているわけではないので見えません(笑 エンディングでホワイトベースが破棄されるシーンでは不覚にも目頭が熱くなってしまいました。

展示物の殆どは制作時の資料ですが、小中学生の頃に見たあの映像の元となった本物を今となって目にできるというのは、感慨深いものがあります。

富野監督の作業机を模した展示もありましたが、昔のクリエイターらしく殺風景。だからこそ、綿密な空想が広がったのかも知れません。富野監督が書いた資料を見ると、そこまで深く考えてるのか、と感服します。



売店で販売されている会場限定ガンプラは大半がクリア成形のもので、私はクリア成形はあまり好きでないので、パス。台座だけ展覧会仕様になった1/144 HG RX-78もありましたが、台座だけ特別な1/144 HGはお台場仕様と東静岡仕様の2種類3個を持っているのでこちらももう要らない感じ。柿の種ならぬ柿のSEEDは惹かれましたが、お土産にしても家族で誰も分からないのでこれもパス(笑

最後は「鉄血のオルフェンス」のPVが流れていましたが、あれは最近追加されたのですよね?たぶん。

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パンフレットは昨年の大阪のがそのままなんでしょうか。「レコンギスタ」が今から始まることになっていました。


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次に上野に移動して大河原邦男展。

えーっと、大河原邦男展の会場は暑くて狭かったです(笑
客層が六本木ともろかぶりなんじゃないかと思いましたが、そんなことはなかったです。明らかに客層が違います。どう違うのかは上手く説明できませんが。

しかし大河原氏のメカは子供の頃からお馴染み過ぎるというか、設定資料含めて良く眺めて育ったので、改めて見ても特に感慨はありませんでした(笑

しかしガンダムF91のデザインに対し、富野監督が「クリーンナップのたびに良さが失われている」とダメ出ししているデザイン画があり、F91ガンダムのの脚のラインにも「色気」を求めるなど、富野ガンダムの特徴であるメカもキャラクターの一種として扱っている感が良く伝わってきました。

あそこまで口出しされたら、大河原氏の存在意義って何なの?と一瞬考えましたが、デザイナーというのはクライアントのぼんやりした思いを具現化するのがお仕事ですから、それでいいんですよね。


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大河原邦男展限定のストライクフリーダム。羽根のところのエフェクトパーツが「KO」のイニシャルになってるんですね。

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上野の森美術館の次の展示はうめてんてーだそうで…。先日のエヴァといい、やはりアニメ関係を持ってくると盛り上がりますか…?