EOS M3でいろんなレンズを試してみたので印象を記す。結論を言えば、EOS MシリーズにはやはりEOS M用に専用開発されたEF-Mレンズがベストマッチだと言うことだ。大は小を兼ねない。

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EF-M 22mm f/2。
これがあるからEOS Mシリーズを買う、という動機でも納得できる名レンズ。価格面を考慮すれば非の付け所がない。




Planar T* 1.4/50 ZE。
MFなので拡大表示かピーキング表示頼りでフォーカスを合わせることになるが、ピーキング表示の縁取りがとても細くて見にくく、難儀する。ある意味とても疲れるレンズ。料理を撮ったら冷めてしまうレベル。


EOS M3 + Planar 1.4/50 ZE





EF 50mm f/1.4 USM。AFが効くのでPlanarほどは難儀しないが、一眼タイプのEOSに装着した場合と比較してフォーカスはかなり遅くなる。でもコーヒーが冷めるほどではない。


EOS M3 + EF 50mm f/1.4 USM





EXTENDER EF 2x + EF 70-200mm f/4L IS USM。
一眼タイプEOSではファインダー撮影ではAFが効かないか、または中央一点のみAF可という組み合わせだが、一眼タイプEOSでライブビュー撮影をする場合同様、EOS M3でも中央一点に限らずAFが可能。

但し常時IS(手ブレ補正)が作動しており、電池の消耗は激しそう。ISの作動音もEF-MレンズのISユニットの音とは比較にならないほど大きい。このIS動作の傾向は、EF 100mm f/2.8 Macro IS USMも同じ。




EF 40mm f/2.8 STM。
EF-Mレンズで主流のSTM駆動と言うことで期待したが、一眼タイプEOSに装着した場合と比較してAFは遅く、駆動音は耳障りになる。マウントアダプタを介しても64mm f/2.8相当のレンズとしてはなかなかいい感じの大きさ。




EF-M 18-55mm f/3.5-5.6 IS STM。
IS内蔵でライブビュー中は常時動作しているはずなのだが、ISユニットの作動音はほぼ無音。素晴らしい。明るさが凡庸で、全長もさほど短くないのが欠点。



確かに従来のEFレンズが使えるEOS Mだが、使い勝手は専用設計のEF-Mレンズに圧倒的なアドバンテージがあった。手元にEFマウントレンズがあるからEF-Mレンズは要らないなぁ…とは思えなかった。使い込む前はマウントアダプタ介せばいいよね…と思っていたけど、使い込んでみたらEF-Mレンズ以外はあり得ないなぁ…という風に認識を改めた。

もちろん、たまにのお遊びでEFレンズが使えるというのは様々な可能性があり面白い。それは否定しないが、普段使いにはEF-Mレンズを確保しておくことをお勧めする次第。

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