「ガンダム Gのレコンギスタ」始まりましたね。私は劇場で観てないのでこれが初見なんですが、すごく引きの映像が綺麗なので、これはちょっと劇場で見たかったかも。

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一方でエンディングは小画面を意識したような作りで、ターンエーガンダムのopを彷彿とさせますが、変態仮面が夢に出てきそうです(ぉ

主人公が最初から能力が高いところはガンダムとしては新しい展開ですが、いわゆるエウレカ系のキャラが富野節で動くところはキングゲイナーも同じとはいえ、新鮮です。最初から多数のキャラが登場し、それぞれがちゃんと別々の人生を背負って生きていると感じさせるところは、さすが富野作品と言うほかありません。

ただ、それと表裏一体だと思うのですが、最初から全員のテンションが妙に高くて、この人たちは何をこんなに騒いでるんだろう?って醒めた目で見てしまうのも事実。まぁハリウッド映画の台詞回し的なガチャガチャ感なのかも知れませんが、もう少し落ち着いた展開を…あ、それはユニコーンでやれってことですか。すみません。大人向けじゃなかったですもんね。でもまた富野ガンダムを観ることができて、とても幸せです。


レコンギスタの一方で、目を奪われた作品がありました。これもサンライズ製作です。

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「クロスアンジュ」コードギアスではありません。
まぁopがガンダムSEEDそのものなのは最近のサンライズのフォーマットなので仕方ないにしても、冒頭の映像を見たときは「また露出の高い服を着た女がメカに乗る話か」と思っていたら…


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そのメカが結構かっこいいんですよ。コクピットがオートバイ的な戦闘機で、ロボットに変形するという。水樹奈々様のノリノリの曲に合わせて生身の体で風を切って飛行する様は見ているだけで爽快感が高いです。


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これはプラモが出たら欲しい!

変形機構は「メガゾーン23」の「ガーランド」に近いですが(←知ってる人はおっさん)生身で風を切るといえば「ストライクウイッチーズ」や「ビビッドレッド・オペレーション」などもそうですが、ちょっと違うんですよね、乗り物ならではの爽快感というか。バイクスタイルで操縦すると言えば「輪廻のラグランジェ」もそうでしたが、あれはクローズドコクピットでしたしね。


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しかしそんな爽快感はやがて違和感に変わります。「マナ」という魔法のような力(おそらく高度に発展した科学)を人類が持つことが一般的になった世界で、マナを使うことができない人間はノーマという危険人物とされ、赤ちゃんといえども排除の対象になっていました。第一皇女のヒロイン(上の画像の左)の(赤ちゃんがノーマとして排除された母親に向かって)「次の子を産むのです」と言い放つマリーアントワネット的振る舞い。そりゃあ哺乳瓶も飛んできます。


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そして実はその第一皇女自身がノーマであることが発覚し、捕らえられ…


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アルカトラス島的なところで辱めを受けるという、深夜に一気に酔いが醒める展開。これは昼間放送できないです!

で、この皇女様が名前まで剥奪されて、冒頭の爽快感が高いメカに乗るというお話し。なんか後半を見てしまうと、冒頭のメカの爽快感が半減というか、あまりプラモも欲しくなくなってk(ry


ともかく、この秋のサンライズは「レコンギスタ」「クロスアンジュ」「ビルドファイターズトライ」と3作品もロボットアニメを世に送り出すという力の入りようで、もしかすると近年まれに見る豊作なのかも知れません。




上のAmasonリンクを張っていたら、「ア○ル解禁 夏希アンジュ クロス [DVD] (2012) 」という成人向け作品を見つけてしまい、もしや1話の辱めのシーンのルーツはここなのか!と戦慄したのは内緒です…