バスネタが続きますが、今日のは Bus ではなく Bath です。

我が家の唯一の新築部分、お風呂。しかし厳密にはリフォーム前の建物の窓の位置に制約を受け、洗濯物干し用のポール受けの位置が、メーカー推奨の位置より少し手前側に設置せざるを得ませんでした。

施工前の打ち合わせ時にその説明はあったのですが、実際使い始めてみると、ポールを手前側に設置したままだと、ポールで頭を殴打する事案が何度も発生。ちょっとしたストレスになっていました。

ポールを奥側の収納位置に都度移動すればいいんですが、洗濯物乾燥フェチのツマがお風呂の乾燥機「三乾王」を多用するので、どうしてもポールが手前側に来ていることが多いのです。


ツマ「奥側に移動すればいいのは解ってるんだけど、つい忘れちゃうんだよね〜。『オレ』が移動すればいいじゃん?」

クマ「つい忘れちゃうのはオレだって同じだ」


という訳で、だったらもう少し高い位置にポール受けを増設(移設すると穴が残ってしまうため増設)すればいいんじゃね?という考えに至り、リフォーム会社経由で、TOTOの工事屋さんに「もちろん有償でいいので増設をお願いできませんか」と依頼してみると、

「いや、増設はできませんよ。裏のどこに補強材があるかが、家を建てたメーカーじゃないと解らないので」

とのこと。

だったらリフォーム会社から図面情報をもらえばいいのでは…とは思いましたが、ネットで「三乾王に近すぎて洗濯ハンガーが溶けた」という話を見つけてしまったこともあり、諦めていました。ホームセンターで似たような部品を買ってきて施工してもいいんですけど、お風呂周りは素人がやると水漏れの原因になりますからね…。


そんなある日。
家の前に工事屋さんが。

「おはようございます。TOTOさんから依頼されてお風呂のポール受けを付けに来ました」

おおぅ? 怪しいシロアリ検査系の業者かと思ったら、ポール受け設置業者ですとぉ? 飛び込みの怪しい系の営業にしては、私とTOTOしか知らないはずの案件を知っているので、まぁ怪しい人ではないか…と、上がって工事をしてもらいました。

クマ「裏に補強材が入ってないとダメだって聞きましたけど…」

業者「いや、耐荷重10kgなんで、大丈夫ですよ」

クマ「三乾王に近すぎて洗濯ハンガーが溶けたという事案をネットで見ましたが」

業者「そんなの聞いたことありませんよ…」





というわけで設置してもらったのは、これ:

2ndpole


まさにイメージ通りです。これなら頭はぶつかりません。深夜のストレスが1つ減るはずです。

で、工事屋さんが精算もしないで帰ろうとするので、

クマ「あの…お代は…?」

業者「いえ、元請けから頂きますので…」

えええ? 元請けってどこだ…? リフォーム会社なのかなぁ…TOTOなのかなぁ…。

部品代300円、工賃6,000円、出張費3,000円の合計約10,000円くらいは覚悟していたので、確かに我が家のリフォームはアフターサービスの良さを含めて価格が若干高いのを承知でメーカー純正のリフォーム会社に依頼したんですけど、こんな私のワガママが無償になってしまうのは、申し訳ないです。

それとも、顧客要求の要件定義ミスってことになってるのかなぁ…?



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