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あ、ありのままに、今起こったことを話すぜ…
「EOS 7D Mark IIのモノフェローズセミナーに行ったら、PowerShot G7 Xを貸し出された」
な… 何を言っているのか わからねーと思うが (ry




という訳で、発売前のPowerShot G7 Xをお借りしました。発売前って言ってもレビューをもたもたしているうちに明日(10/3)発売になっちゃいましたけどね(苦笑




G7 X?
PowerShot S130じゃなくて?
と誰もが思うフォルム。



PowerShot G7 Xで撮影




ストロボは機械式ポップアップ。S100の電動ポップアップ式ストロボはしばしば固着したので、この方が良いです。
なおストラップは両吊り式が装着可能ですが、製品に付属するのは片吊り式のハンドストラップです。




底面にはNFCアンテナが設置されているせいか、それとも筐体一杯に詰め込んだ大きな光学系のせいか、三脚穴が光軸上にありません。これはCanonにしては意外だと思いました。IXYならともかく、PowerShotでこうしてくるとは。

バッテリー及びSDカードスロット部は、S100ではフタを開くと電源が切れたのですが、G7 Xでは切れなくなりました。また、電源を入れた状態のままSDカードを抜き差ししても認識されません。電源を入れたままSDカードを装填した場合は、一度電源をオフ/オンする必要があるようです。




まさかのビス1本にまでのスピン仕上げ。やり過ぎだと思います。
というか、私視力1.5/1.2なんですけど、ちょっと室内では肉眼で確認できませんでした…。
むしろビスのスピン仕上げを見せるつもりで、筐体の凹みのセンターにネジが来ていない方が気になってしまいます。




露出補正ダイヤルはモードダイヤルと二段重ね。
アルマイト加工の赤ラインはCanonのコーポレートカラーを意識したものらしいですが、とても美しい仕上がり。




露出補正ダイヤルの回転は結構固いです。液晶画面上にもガイダンスが表示されるので、上面のシルク印刷を見なくても操作はできます。PowerShot Sシリーズでは背面ダイヤルでの操作で、一時期「軽すぎる」と議論があったところです。




PowerShot S100とのサイズ感比較。
デザインこそそっくりですが、ボリューム感は確実にアップしています。

レンズはテレ端(100mm)でもF2.8を確保。このあたりがSシリーズではなくGシリーズを感じる部分。Sシリーズだとテレ端(120mm)はF5.9になってしまいます。もうレンズの大きさが写真を見ても解るとおり全然違います。PowerShot SシリーズはIXYの高級版という感じがしますが、G7 XはGシリーズのダウンサイジング版という印象です。

Sシリーズは、このコンセプトになってからの初代のS90の完成度が高かったため、それ以降に出たS95, S100, S110, S120はどうしてもマイナーチェンジの感を拭えませんでした。ワンランク上へのステップアップ感を出すためには、どうしても従来のSシリーズとは大きさや価格の面で殻を破らざるを得なかったのでしょう。

見た目や操作性は似ててもキャラクターや価格帯が結構違うので、これは併売されるかな…?




液晶画面も若干ワイド化され、それに合わせたメニューデザインになりました。


さて、実写してみましょう。




ワイド端。



テレ端。

どちらも歪みが少ないのが印象的。もちろんソフトウエアかDiGiCの力もあるんでしょうけど、結果オーライ。




濡れた金属フェチに捧ぐ。これくらいの描写はお茶の子さいさいレベル。

先日某氏が「もう1インチセンサ未満の機種は買う気がしない」と言っていましたが、解る気がします。




シーンモードの「星空軌跡」で撮影。最近はこのようなモードが搭載されるのは珍しくなくなりましたが、何の苦労もなく撮影間隔と枚数を設定して三脚に据えるだけで撮れてしまうのは、こんなラクしていいのかという気分。なお、このようなカットを二回(合計80分ほど)撮影しましたが、バッテリーが新しいということもあると思いますが、バッテリー目盛りは一つしか減りませんでした。小さいバッテリーなので、本体がかなり省電力と見えます。

なお星空モードにはほかにも「星空ポートレート」「星空夜景」「星空インターバル動画」などがあります。今までの苦労は何だったんや…。






AF連続撮影。これくらい大きな被写体で、走り去るくらいの速度だと、余裕でフォーカスがびしっと合います。秒間6.5コマ撮影できるので、EOS 5D3並です。





驚いたのは価格。ティラミスの価格じゃないですよ。G7 Xの。アベノミクス以降、どのメーカーの新製品も今までのデフレによる損失を取り返すかのような強気の価格設定をしてくるようになったので、このG7 Xについても良くて89,800円スタート、下手すりゃ99,800円スタートかなと予測していました。しかし蓋を開けてみればまさかの6万円台中盤スタート。RX100と比べてタッチパネルがあるとは言えこちらはファインダーがないので、そんなに違う値段を付けられなかったのかも知れませんが、担当の方にはグッジョブと言いたいです。

個人的に一番心を惹かれたのは、ズームのテレ端が明るいこと。センサーが大きくなってただですら低ノイズになってるのに、その上レンズが明るいとなれば、低ISOで撮影できるわけです。これは画質に効きます。

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