借りる機会があったので、全12巻中の何巻かを読みました。(何巻を読んだのかは覚えていません…3冊くらいです。)いわゆる「ダンボー」のネタ元のコミックですが、無償公開されている分しかいままで読んだことありませんでした。(そもそも、ダンボーの中の人である「みうら」を男と思っていたくらい。(ぉ

いまではアニメ界に蔓延する「ひらがな四文字タイトル」に「!」まで付くというフォーマットのタイトルですが、連載当初の2003年ではまだ「はしり」だったはずで、むしろこのタイトルにインスパイアされたほかの作品が「ひらがな四文字タイトルの作品はこういう感じ」という、「よつばと!」とは違ったイメージを作り上げてしまったようにも見えます。


yotsubato

それゆえ過去にはオタクの理想郷とも評された作品らしいのですが、私はまったくそうは思いませんでした。むしろ我が家の子育てに欠けているものがそこにあって、育児書のような感覚で読んでしまいました。そう、この作中にあるように、肯定することを軸にして育てていったら、いい子供ができるんだろうなぁと。(一歩間違えば、勘違いワガママ野郎ができあがってしまうかも知れませんが…)

特によつばが家中に付けてしまった青ペンキの落とす話で、足跡状の汚れを一つ「きねん」と称してあえて残しておくエピソードが気に入りました。

あと5年、早く読んでおくべきだったかなぁ…と軽く後悔しつつも、子育てで一息ついた今だからこそ、冷静に振り返って「こういう子育てにすべきだったなぁ」と思えるのかも知れません。