そもそもこの家には、BSアンテナがなかったところから始まっているんですよ。
地デジは共同アンテナなんですが、BS/CSは各世帯持ち。共同アンテナからの地デジ電波が、建物の北東側から引き込まれて、3部屋に分配されていました。前のオーナーさんはBSはどうしてたんだろう…?見てなかったのかな…?

さて、ここにBSアンテナを付ける場合、まぁ一部屋だったらエアコンのダクトなんかを使って引き込んでもいいんですが、3部屋に分配するとなると、配線が相当見苦しいことになりそう。

いま壁の中に隠蔽されているアンテナ線を生かして配線するには、地デジの共同アンテナからの引き込みポイントで混合するのがベストな気がします。こうすれば室内側から見ればBSアンテナ設置に伴う見た目の変化は全くありません。

…ということをリフォーム屋さんにお話して、BSアンテナを取り付けてもらいました。

BSアンテナは「春分の日、秋分の日の午後二時の太陽の位置」が見える場所に設置しなければならないので、我が家の場合建物の南面への設置になります。そこから雨どいに沿って配線が見えないよう、北東側の引き込みボックスまで引っ張ってきます。ケーブルは15mくらい引っ張ったことになるでしょうか。一応、地デジとの混合ポイントで32dbmのブースターをかましてもらいましたが、こんなに長いケーブル引いて大丈夫か…?

費用は工賃+部材で15万ほどかかりました。まさかBSが映らない物件だと思わなかったので、想定外の手痛い出費…orz

さて、途中にブースターが入っているとはいえ、トータルで25〜35mくらい引いているのではないかと思われるBS/CSがちゃんと映るものなのか、チェックしてみます。


…映りました。良好です。3部屋ともばっちり映ります。

trapon16-1

…いや、まてよ、CSの一部チャンネルが…なんかおかしい…トランスポンダー16を使っているところが、レベルが盛大に変動し、ブロックノイズが頻発します。

うわぁ…これは厄介…いわゆる「トランスポンダー16(ND16)問題」って奴です。

16に限らず、14でも18でもあり得るんですが、いわゆる特定のチャンネルだけ受信が安定しないというやつ。調べてみると、だいたい収容されているトランスポンダー単位で映らなくなることが多い。


N-SAT-110(SUPERBIRD-D/JCSAT-110) トランスポンダ利用状況(東経110度)

うーむ、これは原因の特定が厄介なんですよね。とりあえず干渉の疑いのある、テレビドアホンで使っているDECT 1.9GHzの通信や、2.4GHz/5GHzの無線LANを切ってみたけど、状況変わらず。

自分で止められる電波発信源を断っても状況が変わらない以上、これは信号線への外来のイズの飛び込みを徹底的に排除するしかないなぁ…と考え、テレビアンテナのコンセントを分解してみると、芯線がむき出しになるタイプのコネクタが使用されていました。なので、これをデジタルBS/CS対応の、芯線がむき出しにならない(完全シールドされた)コネクタに交換。


trapon16-2

よし、これでどうだ…!?


ダメでしたorz


うーん、やっぱ引き回している距離が長いのかなぁ。建物の中に埋まっているケーブルは5Cだし(このあたりはさすが積水ハウス)、自分の手が届くところの器具はすべて「デジタルBS/CS対応品」を使ってるし、もうできることないや。

…と、諦めかけたそのとき、


DIGAのリアパネルの印刷が目に入りました。


trapon16-3

ナニ!? アンテナ端子の上側が入力で、下側が出力だと…!? 自分の認識と違う…!


そう、私としたことが、DIGAのアンテナ端子の入出力を逆に配線していたのですorz


ここを逆に配線しても、回路構成上、入ってくる電波が強いと概ね映っちゃったりするんですよね。


さっそく正しく結線しなおしたところ…


トランスポンダー16がバッチリ映りました!




この問題に悩んでいる方がネットでも時々いらっしゃるので、事例の1つとして参考になればというつもりで取り組んできましたが、あまりにも間抜けな原因で申し訳なかったです。orz

きっとアンテナコンセントは交換しなくても良かったのかも…。

(おそらくムダに)かかった費用:部材費用2千円弱くらい