13年目を迎えた洗濯機が、洗濯中にいつもと違う回転音がするようになりました。
加えて、洗濯物の汚れが落ちていないのではないか?ということも多くなりました。これはパルセータが空回りしてるのかなぁ、もしくは、モーターの不調でちゃんと回りきっていないのかなぁと考えました。

そして以下のような理由を勘案し、

・13年目ということで修理するのも難しいだろう
・修理する価値もないだろう
・「次はこれを買おう」と思っていたモデルが現在モデル末期で特価販売中
・花粉症の季節だし乾燥機欲しいよね…

思い切って買い換えました。

消費税増税駆け込み需要乙とか言われそうですが、それより「モデル末期」というのが理由としては大変大きいです。今回取り付け工賃、前機種の処分費込みで10.6万で購入できましたが、これが新機種登場直後ともなると17万円ほどに跳ね上がるはずです。消費税増税どころの騒ぎではありません。おそらく近い将来なるであろう完全故障のタイミングを待つより、攻めの買い替えというわけです(言い訳

買おうと思っていたのは、「日立ビートウオッシュ(縦型)の9kgの乾燥機付きモデル」で、まぁ毎年新型が出ますが、「縦型の9kgの乾燥機付き」であれば、モデル年度に拘りはありませんでした。いま特価で売っているのだと2013年モデルのBW-D9SVですね。

ビートウオッシュも発売されてから長いですが、最初「ビートで洗う ビートですすぐ」というコピーを聞いたときには、

「おまえは何を言っているんだ」


と思ったものです。何でもビートで解決って、ファイヤーボンバーか。

購入したのはムラウチドットコム。面白いなぁと思ったのは、ヨドバシのポイント抜きの実勢価格と比較すると本体価格で3万円ほどヨドバシが高いのですが、配達、取り付け工事、旧機種リサイクル回収まで含めるとその差が2万円に近づいてしまうこと。ネットで安い店は諸費用込みで本当に安いか、確認が必要ですね。

配達、取り付け、旧型回収はヤマトホームコンビニエンスさんが行ってくれました。ヤマト運輸って家電工事ができる人材を確保してるんですねぇ…。

注文時に第三希望まで配達希望日を入力するのですが、駆け込み需要で忙しいのかと思いきや、難なく第一希望の直近日程でOKとの連絡。

あらかじめ搬入に備えて玄関周りや洗濯機周りを広く片付けておいたので、旧型の取り外しから新型の取り付けまで15分とかそれくらいの時間であれよあれよという間に終わってしまいました。旧型に別れを告げる間もなくといった感じです。

さて、新型ですが。

bw-d9sv2

設置は本当にギリギリでした。今までより洗濯可能な容量が7kg→9kgに増えているので筐体が大きくなるのは仕方ないのですが、一般的なアパートサイズの防水パンに対して、脚は何とか納まったのですが、後方クリアランス(後方壁との距離)がメーカー指定の1.5cmを確保できませんでした。(目視で5mmくらいです)

また水栓の位置も高さ方向はギリギリセーフで、奥行き方向(ノブの出っ張り)はギリギリアウト。洗濯機の蓋を開けると水栓のノブにぶつかります。

高さが高いので身長160cmのツマにはどうかと思いましたが、そこは大丈夫でした。

早速洗濯と乾燥を試してみます。
記念すべき第一回目の洗濯ではジーンズ数本を入れて「洗濯→乾燥」の連続モードで洗ってみます。

乾燥機能のための二重蓋が効いているのか、それとも遮音材が入っているのか、とにかく給水音も回転音も静か。もっとも、乾燥機能含めると2時間前後も回すことになるので、うるさくては困りますが、それにしても「驚きの白さ」ならぬ「驚きの静かさ」です。


bw-d9sv3

残り時間に「131」と出たので2時間11分もかかるのか…と思いきや、説明書DVDを見たところ、これは「1:31」(1時間31分)だったことが判明。「:」は点灯しないで印刷なのね…(見えにくい)

水の量の判定もちゃんと少量の洗濯物には少量の水の量で洗ってくれます。前の洗濯機はどんな少量でも水量54Lだったもんなぁ…(単に洗濯量センサーが壊れていただけとも言う)

乾燥工程に入ると、さすがに内部を暖めるので新品特有の機械臭がしますが、使っているうちに消えると説明書には記載があります。

ありがたいのは、「水冷除湿機構」により、洗濯物の乾燥時に出る湿気を部屋にあまり放出しないことです。湿気は水冷され、排水ホース側に流れる仕組み。素晴らしい。そのため、乾燥工程に入ったからといって給水栓を閉めてはいけません。

さて、乾燥が完了したので取り出してみると…

…生乾きです(ぉ

ううむ、何なんでしょうか。


bw-d9sv

説明書を読むと「厚手のものは念入りモードで洗え」とありました。どうやら念入りモードというのは、洗濯のみならず乾燥も念入りということのようです。

2回目以降の洗濯乾燥はうまくいったので、やはり単にモードが不適切だったということですね。

私が昔、独身寮で使っていた乾燥機は衣類がゴワゴワになってしまったのですが、最近の乾燥機能は凄いですね。洗濯物がふんわりした状態で乾燥します。

乾燥状態は湿度を見ているのか、洗濯物の量や質によっては劇的に(30分くらい)予定より短い時間で仕上がることもあります。

問題は、最近の衣料は乾燥できるものが本当に少ないこと。ユニクロのドライ下着類は全滅だし、靴下などゴムを使ってあるものも乾燥機にかけると弱ってしまう。純粋に綿やポリエステルのあまり繊細ではない衣類か、タオル類くらいしか乾燥させられません。

まぁそれでも物干しに干す必要がある衣類が3〜5割は減るので、乾燥機があるのとないのでは大違いです。

モノを大事に使うのも大切ですが、洗濯機13年間の進化を見せ付けられると、我慢を重ねて長く使うことが本当にいいことなのかは考えさせられますね…。

水を扱って振動する上、今度は熱まで加わるので製品寿命は短そうですが、(周囲でも5〜6年で壊れたという声が多い)これだけ働いてくれるのなら仕方ない面もあるかも知れません。

何より、ツマの洗濯物に対する悩み(雨の日や花粉症の時期は干す場所がない)を多少なりとも軽減できたのが良かったと思います。