40代ともなると仕事に打ち込むための体力と時間を絞り出すのが本当に大変で。
(50代になるともっと大変になるのは容易に想像できます・)
そういった意味では、日常生活でいかにストレスなく生活できるか、というのは仕事のパフォーマンスを上げる上で重要になってくるかと思います。

いくつか住宅展示場を回ってみたんですが、数件見た中で「脅威」だなと感じたのは、三井ホームの全館空調システムですね。読者の三井さん驚かせてすみませんでした。このシステムはいま三井ホームの新築物件の6割に採用されてるんだとか。「Smart Breese(スマートブリーズ)」というらしいですが、スマートBですか(どういう略し方

余談ですがSmart BreeseのWebページを見ると、URLはwell breeseになってますね。ウェルヴィーですか(だからどういう

smartB

何が「脅威」かって、このシステムを導入した住宅に住んでいる方は、冷暖房のストレスから開放されているわけですよ。暖まるまで/冷えるまで待つ必要がなかったり、暖める/冷やすことに気を遣わなくてもいいというのは、それだけ生活に余裕が生まれるってことです。こういった環境に住んでいる方と仕事上のパフォーマンスで競うのは「脅威」だなぁと思いました。

(もちろん、介護や持病、通勤距離など、空調のことなんかどうでも良くなるほかの要因はいくらでも挙げられるとは思いますが…)

全館空調システムってすごく無駄な電気を使ったり、暖めたり冷やしたりするのに時間がかかる印象があるんですが、最近の高断熱住宅だと、たとえば夏の昼間に留守中チンチンに暑くなった室内を一気に冷やすためにエアコンをガンガンかけるなら、一日中ユルユルとエアコンを運転しておいても大差ない場合もある、ということもあるようなんですね。(これは三井ホームさんの受け売りではなく、私が一時期近しい分野に仕事で携わった時にも言われていました。)

しかも電気の契約を割安な産業用にもできるとのことで、初期費用に150万ほど余計にかかるようなんですが、装置の寿命(エアコンのように10年程度を想定しているのではなく、ビル用空調のように壊れた箇所のみ修理して装置交換はあまり前提としていない)まで考えると、トータルコストでは家庭用エアコンより割安になる可能性もあります。

飛行機のビジネスクラスやファーストクラスなんかもそうですけど、パフォーマンスが出せて稼げてる人向けには、よりストレスから開放されて仕事のパフォーマンスを出せる仕組みが、空調ひとつとっても存在するのだなぁ…と感じたものでした。

ただ、装置自体は大きいので、それなりの騒音は発生します。洗濯機よりは全然静かだけど、冷蔵庫よりは全然うるさい…というレベル。三井ホームでも寝室に隣接して設置しないようガイドラインがあるそうです。

あとは設置に0.5畳必要なので、その分の土地面積をどう考えるかですね。
屋根裏に入れることもできるようですが。

いやぁ、でも新築は改めて、高いですね。これはムリだわ。