昨年頃からファンの間で話題になっていますが、アニメ「ガールズ&パンツァー」の聖地、大洗に戦車を模した「ガルパンかつ」が食べられる店があるというので食べてきました。そのお店の名は「クックファン」と言い、正確には大洗ではなく、水戸にあります。

私はこの近くに住んでいた過去もあり地理には明るいつもりでしたが、水戸のとんかつといえば「とんQ」という地元有名店があったためか、「クックファン」の存在は当時は意識していませんでした。クックファンがガルパンカラーになったのは、このお店の常連さん3人が発端になっているようです。

この「クックファン」、本来は「筑波山もち豚」のとんかつのお店らしく、普通にオーダーしても十分美味しいとんかつが食べられそうです。しかしここまで来た以上、やはりガルパンかつを食べないわけにはいかないでしょう

ガルパンかつには1人前のノーマルタイプと、2人前の「リアルタイプ」があります。食べきれなかったら「持ち帰り」もできるそうなのですが、まぁとんかつ2人前なんて普通に食べられるはずなので、迷わず「リアルタイプ」をオーダー。


リアルタイプは揚げるのに時間がかかるため、他のテーブルのオーダーに追い越されてしまうこともあるようなのですが、本当にそうでした。できあがるのに15分くらいかかります。しかし、店内デコレーションが「ガルパン」なので、あちこち見たり、写真を撮ったりして、意外と15分はあっという間です。





これらのイラストは…常連さんかお客さんの手によるものでしょうか?




やってきました!
ガルパンかつ「リアルタイプ」どーん!
戦車の形に見えますか?
肉は450〜500gあるそうです。

車輪となる「リッツ」(かな?)は自分で配置します。



マスタードのところに車輪を置くべきか悩みましたが、ここに置かないと間が抜けてしまうので、意を決して置いてみました。でもリッツ+マスタードなんて、食べたことないぞ…。




甘みがあってクセがなく、柔らかい。確かにこれは高級豚です。
しかも戦車としてのリアルなボリューム感を追求する、2段重ねかつ。
惜しむべくは戦車の形を追求するあまり、普通のかつのように網に乗って出てくるわけではないので、かつの下面が油 or 肉汁でしっとりしていることでしょうか。ここを改善すると、ガルパンかつは新次元に突入する気がします。

マスタードはついてはいるんですが、とんかつにマスタードって肉の臭み消しについているんですよね?ここの豚肉はまるで臭みを感じないいい肉なので、マスタードの必要性をあまり感じませんでした。

ちなみに砲台部分はポテトコロッケ。こちらも甘みがある優しい味でした。




もちろん2人分だろうが普通に完食。というか…ご飯おかわりしました(ぉ

リッツ+マスタードは未体験の味でしたが(笑

ご馳走様でした。
美味かったなぁ。
また機会があったら来ますよ!




おっと、お店の入り口にも色紙が…




箸袋メッセージ!そういうのもあるのか!
お客さんからの愛を感じますね。赤文字はお店からの返答でしょうか。




さて、もう少し時間があったので、「大洗マリンタワー」と「大洗駅」も見てきました。




エレベータのボタンも自分で押します。
大洗マリンタワーの展望台は330円。この辺に住んでいた頃は別段安いとは思いませんでしたが、スカイツリー天望回廊の3,000円とかいう料金感覚に慣らされてしまうと、やけに安く感じられます。




NEXのHDRモードで撮影。このように背景が白飛びしそうなシーンでもHDRは大活躍です。

もっとも、タワーに登ったからと言ってガルパンのキャラクタープレート以外に何があるという訳ではないのですが(笑 この展望デッキにあったレストラン、震災から復興できず、そのまま閉店になってしまったとのこと。確かどこかのホテルが経営していたかと記憶していましたが、上下水道などのインフラに致命傷が残っているのでしょうか…?




外向きのキャラクターを発見。これはやはり…




外から見たところを意識してるんでしょうね。




確かに居ます(笑


さて、さらに大洗駅にも行ってみます。


大洗駅もガルパン一色かと思いきや…いや、普通に駅を利用する分にはガルパン関係のものは目に入りませんが、ありました。改札横の観光案内所が、ガルパン一色!




うおー!濃いな〜(笑




驚いたのは、ここの案内所のおばちゃん達までもが、ガルパンの知識がキッチリ頭に入っていて、入れ替わり立ち替わり来る「ガルパン」ファンと、対等な会話を繰り広げていること。本来アニメなんか見そうなおばちゃんではないのですが、プロ意識を垣間見ました。商店街のお店もけっこうガルパンに博識だという話も聞いたことがありますし、このあたりの「キャラ人気にあやかって、飾り付けだけしてみました」感ではないところが、放映終了後しばらく経ってもなお、訪問客が絶えない理由なのかな、と思いました。