蓋を開けてみれば、私が購入した自宅最寄りの大型店舗では昼過ぎに、二番目に家から近い大型店舗でも15時過ぎにに売り切れになったというマクドナルドの1,000円バーガー「クオーターパウンダー・ジュエリー」シリーズ第一弾「ゴールド・リング」。

全国で土曜日には300万人の来客があり、そのうち10人に1人がこの商品を購入すると仮定して、全国限定30万個と決まったようです。大型店舗での割当個数は100個前後(旗艦店だと300〜500はありそうですが)と噂されていましたし、仮定通りとすると閉店間際まで買える計算なので、仮定を超えるすごいペースで売れたことになります。

ちなみに私は10:40頃購入しました。その後の様子を把握しているのは、昼食抜きで出かけていたツマが帰宅後このバーガーに興味を示したので、再度彷徨ったためです(笑 (結局ツマは食べられませんでした。)




ジュエリーの名を冠するだけあって、そこはかとないジュエリー店っぽい袋で渡されます。




なにやら説明文が入っています。




商品説明ですね。ここは原田永幸氏の挨拶文とサインが欲しかったところですが、そこまで特別な商品ではない、ということなのでしょう。同社のこの商品に対するスタンスが垣間見られます。



おそらく食べるときにここにバーガーを入れると食べやすいであろう袋が付属しますが、特に説明はありません。ウッカリするとナプキンと間違われると思います。




先ほどの大きい紙の説明文と内容がやや重複するカード。「比類ない店舗体験」を標榜する割にはちょっと商品構成が整理されていない印象を受けます。ちなみに店員さんの愛想はいつも同様たいへん良かったですが、店舗体験的にはいつもと変わりなかった印象を受けます。




カートン箱。もはやハンバーガーのものではありません。




この取り出し方はTouitを彷彿させるものがあります。




ご対面。店舗ではこの中身だけ提供されると聞いていますが、それだとちょっと損する印象があるのは気のせいでしょうか?(笑




かなり堂々とした佇まいですが、もう少し厚みがあるものを想像していました。あとで気づいたのですが、オフィシャル写真によると2枚の厚切りベーコンはクロスさせるのが正しいサンドの仕方ではないでしょうか。このように2枚並列にすると厚みが出ません。この方が食べやすいのは確かですが…。




ちなみにセットで購入しました。セット価格は1,200円です。箱代200円くらいかかっている気がします(笑 このセットを選択したことが、のちに量的にではなく、別の意味で後悔することになります。




100円マック(チキンクリスプ)との比較はこうなります。それほど巨大感はありません。どうしてもその価格から、Windows7ワッパー的なものが脳裏から離れなかったもので…。




今回の特徴の1つは「焼きパイナップル」が入っていること。ハンバーグに載っているのが苦手な方も多いと聞きますが、ハンバーガー状にすることで渾然一体として味わえるので、単体で食べるほど違和感はないと思います。




食べた感じですが、確かに今までのマクドナルドとはまったく別次元で、普通にちゃんとしたレストランで食べるハンバーガーに近いものがあります。ベーコンのスモークに使うチップまで専用配合というのだから、恐れ入ります。ただ、ハンバーグ自体は一般的なクオーターパウンダーと同じではないかな?と感じました。

存在を過度に主張しないモントレージャックチーズが、一般的なクオーターパウンダーとの差異を生み出すのに一役買っているのは間違いありません。バンズも専用のカイザーゼンメル、これも洒落たサンドイッチ屋では見かけますが、マクドナルドでは見た記憶がありません。

焼きパイナップルもさることながら、今回最も感心したのはスモークベーコンでした。ちょっとスジっぽかったところがありましたがが(笑 そこ含めてかなりリアル。ケチらず2カット入っているのもまたいい。




ご馳走様でした。結局紙袋は使わなかったです。マクドナルドを食べて胸焼けしないのはなかなか新鮮な感覚です。

しかし一緒に買ったポテトが失敗で、すべてを現実に引き戻します。あのポテトを食べなければ「上質な料理を食べた」という感覚で終わったところですが、ポテトをうっかり食べてしまったことで、いつもの胸焼けに襲われました(笑

さて、1,000円(セットなので1,200円)もするこのバーガーの是非ですが、それだけの価値があるかと問われれば、1,200円も出せば他においしいものはいくらでも食べられるわけで、価値はないと断ずることはできます。ハンバーガーに限定したって、千円級でおいしいバーガーが食べられる店は(都内であれば)いくらでもありますし、地方ではハンバーガーではなくて美味しいものが他にもあるでしょう。全国で食べられるものだと、個人的には吉野家の980円「二枚盛り鰻丼」の方が満足度は高かったです(笑

ただ、今回はそれが「いつものマクドナルド」であるところに価値があるわけで、最近ぱっとしなかった(私も今年に入ってからまだ2度しか食べていないし)マクドナルドがどういう展開を見せるのか、そこに興味のすべてがあったと言っても過言ではありません。あとはこの「祭り」に参加するという感覚でしょうか。1,000円級のバーガーをあまねく全国に供給することも、同社にしかできないと思います。

少し前までは今の時期といえば「ビッグアメリカ」シリーズを展開し、シリーズ完全制覇で3千円近いお金をマクドナルドに落とした方も多いと思いますが、それらの客をすっかり失ってしまったマクドナルドの一手。私は専門用語は解りませんが、ビッグアメリカシリーズを完全制覇した層を取り込むためには、より突き抜けた商品・体験が必要で、ある程度高額な商品ほど売れるというのは何かマーケティング上のセオリー通りのような気がします。


来週以降のセットは今のところ食べる予定はありませんが、ツマの意向によっては気が変わるかも知れません。まぁでも、食べないだろうな…。


今回の撮影は久々にEFマウントのZeiss Planar 50/1.4。マニュアルフォーカスなので意図しないところにピントがあったり、手ぶれしていたりしますがご容赦を。決まれば相変わらず繊細でキレのある描写です。拡大気味のカットはトリミングです。

--
Carl Zeiss Planar T*1.4/50 ZE (キャノンEF)(Amazon)