気仙沼町の船の続きです。






住宅地の道をふさぐ形で鎮座しています。




語り部のようなおばあさんがいました。




鹿折唐桑(ししおりからくわ)駅の目の前です。
もちろん駅も機能していません。




線路脇には割れた皿が…
ここでの暮らし、そのものが流されてしまったことを実感します。




盗み…があるのでしょうか?




次は陸前高田市に来ました。
賛否両論ある、「奇跡の一本松」が目立ちます。




個人的には樹脂で固めた一本松ではなく、残ったこちらの松原を何とかした方がいいように感じましたが…




陸前高田市立気仙中です。




三階までやられていますが、全員速やかに避難して、この中学の犠牲者はゼロなのだそうです。






海に隣接するこの中学で犠牲者が出なかったことは、後世、一つのモデルケースになるのでしょう。


そろそろ日帰りのタイムリミットなので新幹線の「くりこま高原」駅に向かいます。



道程、大谷海岸駅が目に入りました。ここもしばしば報道されていたのを見た記憶があります。日本一海水浴場に近い駅…というのが売りでした。いつの日か客足が戻る日が来ることを祈らずにはいられませんでした。

今回は日帰りで、滞在は7時間程度、震災被害のほんの表面しか見られませんでしたが、リアス式海岸ならではの津波被害というのを目の当たりにしました。関東〜中部地方で同じ被害が来るか?と言われれば、地形からすれば確かにここまでの被害はないだろう、と思えたのが実感です。とはいえ、その人間の想像をいともたやすく超えてくるのが自然の力。来たるべきその日に向けて、気を引き締めてゆきたいと思います。