ブログの読者から「いつも美味しいところに食べに行ってるよね」と言われますが、こと鰻に関して言えば、普段はスーパーのもの。以前は日本産に拘って買っていましたが、価格高騰で最近は中国、台湾のものばかり買うようになりました。しかもツマが鰻をあまり好きでないので、もっぱら私だけ留守番の時に「さて、晩飯は何を食うか」というときに食べる程度。年に1、2回でしょうか。安全性はよく解らないんですが、少なくとも最近の中国・台湾ウナギは以前ほど「皮がゴムのようで食べられない」ということはありません。

一方、外食で鰻を食べに行ったのが、前回は…子供が生まれる前だから、9年前だったか10年前だったか…そんな感じ。しかもそれは「うな重」だったので、実は今回の話題の「櫃まぶし」は人生初体験です。今回、たまたま名古屋で解放される仕事があったので、これは噂に聞く本場名古屋の「櫃まぶし」を体験するチャンス!ということで、twitterでどの店が良いか訊ねたところ、何件かのメンションを頂きました。ありがとうございます。

その中で「名古屋駅近辺でいい店はないか」と訊ねているのに地下鉄で一駅も離れている店を推し、しかも同じ日に名古屋に出張だから一緒に食べに行きましょうと強引に連行して頂いたサイカ先生には特に感謝しております。捕虜の扱いは南極条約に則ってもらえるんだろうなみたいな。


Nagoya ICHIFUJI's Hitsu-Mabushi


Nagoya ICHIFUJI's Hitsu-Mabushi

さてやってきました、人生初ひつまぶしには過剰とも言えるのではないかという鰻の名店「一冨士」! 名古屋市営地下鉄東山線「伏見」駅から徒歩数分。うなぎ専門店というわけではないのですが、ネットでこの店の評判を調べるとうなぎの話ばかりです(笑
例:大満足の櫃まぶし。名古屋「一冨士」:まわりぶろぐ


Nagoya ICHIFUJI's Hitsu-Mabushi

櫃まぶしには「並」と「上」があるんですが、迷ったら高い方でもなく、迷わずに高い方「上」。せっかく遠くまで食べに来たという理由もさることながら、アジア新興国の台頭でうなぎが食べられなくなる時代がすぐそこに来ているかも知れないので、後悔しないようにここは「上」で行きましょう。なお「並」と「上」の違いは、うなぎが1段か2段かの違いと、薬味セットが付属するかどうかの違いです。


Nagoya ICHIFUJI's Hitsu-Mabushi

ほどなく出てきました、これが名店「一冨士」の櫃まぶし!です。
どうですかこのうなぎのミッチリ感。出し惜しみ感など微塵もありません。「まぶし」ってレベルではなく、もはや「うなぎ絨毯」。もう、FlickrにEOS 5D Mark IIIのフル解像度で置いておきますからね。このうなぎを撮るために5D3を名古屋まで持参したんですから(笑

「上」ですので、うなぎはデュアルレイヤー(2層)。ごはんの上に2層乗っているのではなく、上から順にうなぎ、ごはん、うなぎ、ごはんという構成になっています。そして標準装備の肝吸いには湯葉。ううむ、なかなか心憎い構成です。


セオリー通り、まずはそのまま何もせずに頂きます。
おおぅ…うなぎの表面がカリッとしていて、中はふんわり…この「カリッ」が名古屋流。
このうなぎ、カリふわだ(井之頭五郎入っています


Nagoya ICHIFUJI's Hitsu-Mabushi

このまま一杯食べきってしまいそうな衝動を堪えて、
次はわさびと千切り海苔をまぶして頂きます。

んんぅ…わさびでうなぎの味がよりゴージャスに…!
さっぱりした中に、確実にどっしりとしたうなぎの存在感。
これでも一杯食べきってしまいそうです。


次は浅葱と山椒をかけて頂きます。
ああこれもまた…やはりうなぎには山椒なのか?そうなのか?
そして爽やかな浅葱の奥に甘みを増したうなぎが美味。



Nagoya ICHIFUJI's Hitsu-Mabushi

最後はお茶漬けで頂きます。お茶はほうじ茶です。
お茶漬けのサラサラとした流れの中で、うなぎのカリッとした焼き加減が存在感を放ちます。この焼き加減は、お茶漬けのためだったのか!?と思えるほど絶妙なコントラスト。


後に残った鰻とごはんは、それはフリーダムな感じで頂きます。
個人的には「浅葱+山椒」の組み合わせが気に入りました。

大きめの肝が入った肝吸いで仕上げ。ご馳走様でした。
この櫃まぶしは期待通り。人に勧めて間違いがないクオリティですね。