もう店頭でも触れるんでしょうけど、NEX-7を触るのも初めて。あの右手親指側のダイヤルがどういう使い勝手なのかと興味津々。一通り弄ってみて、ああなるほどこういう感じですかと。もうちょっとGUIのダイヤル直結感が欲しいような気もするんですが、あくまでNEX-3 / NEX-5からのブラッシュアップソフトであり、一眼レフ「α」のダウンサイジングではないことは改めて実感しました。

NEX-7 Finder

ファインダーの有機ELは素晴らしかったです。おそらくEVFとしては現時点で最高品質なのでは。覗き込むと自動的に切り替わるのもいいですね。


CP+2012 Cony Booth

ただ、ソニーブース全体を俯瞰すると、大画面の直視パネルでαの高画質を訴求するのはいいんですけど、だったら例の「クリスタルLEDディスプレイ」を持ってきたら良かったんじゃないかとか、楽しみにしていた小寺さんの「思い出をプレイしよう。PlayMemories」セミナーがPAの音質が悪く声が聴き取りにくかったとか、プチ残念な点がありました。

会場設営は代理店がやってるんでしょうけど、「ここに居るのはカメラメーカーとしてのソニーであり、オーディオメーカーでもビジュアルメーカーでもない」とすれば、切ないですね。製品は挑戦的なだけに、それを見せる、伝える方法にまで行き届きが感じられないというのは…。

PlayMemories自体は現在のPMBを順当に発展させてクラウド対応にした感じで、編集機能のPS3への展開なども予定されており楽しみではあります。が、PS3のパワーを生かした動画編集の結果が、小寺氏によると「ただ、書き出しファイルはネットでのシェアを前提としているため、元のHD解像度ではなく、SD解像度の、かなり圧縮されたファイルになってしまう」とのことで、登場イコール溜まったビデオを整理する即戦力にはならなそうなのが残念。将来の発展に期待したいですね。


CP+2012 Nikon Booth

代わってニコンブース、D800/D800Eのハンズオンの長蛇の列が印象的でしたが、私は実写画像でD800Eの凄さを確認すべく、展示パネルコーナーへ。報道発表時にも使われた、図書館を引きで撮影したカットが展示されていました。これがD800Eで撮影すると、本棚の一冊一冊が解像して…と聞いていたのですが、展示パネルの解説を見ると「D800で撮影」したとのこと。あれ?この写真はD800Eの凄さを見せるためのカットじゃなかったのか…。


CP+2012 Nikon Booth

D800Eのサンプルカットはどこかと探したのですが、結局、森を引きで撮影した1カットしか見つけられなかったです。聞くところによるとニコン自身は販売比率のほとんどはD800EではなくノーマルのD800だと考えているようで、展示にもその考えが現れたと言うことでしょうか。でもCP+に来るような客層って、そうなのかなぁ…?

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