某所より初Android端末に右往左往するツマの話を聞きたかった、という意見が寄せられましたが、スマホを所有するのは初めてのツマは、右往左往しなかったというのが正直なところです。

スマホは半年以上検討を続けていたし、できるだけ乗り換えの違和感が少なくなるよう「おサイフケータイ・ワンセグ対応・充電台対応」の機種を選んだし、フィーチャーホンとの違いも予め学習済みなので、特にトラブルもありませんでした。

むしろ、右往左往したのは私の方ですね(ぉ

ソニタブとかでAndroid端末は触ってはいましたが、初期設定やアカウント設定まで弄っていたわけではないので、真新しいAndroid端末を「使える」状態まで持ち込むのには右往左往しましたね。

まずこれはAndroid端末とは関係なく純粋にF-03Dの問題だと思いますが、タッチパネルが敏感すぎます。ちょっとソニタブの開発陣営見習った方がいいんじゃないの?と悪態つきたくなる出来映え。1つタップして、次のタップを迷っている間に、浮かせた指に反応してしまい勝手にタップされてしまうことが間々あるんです。

ホーム画面をフリックしても、丸1日触っていたはずのツマですら「フリックするつもりでタップされてしまう」現象が多々あり、設計検討の浅さが露呈している印象があります。

これは「マウスの裏面のどこに光学センサーがあるか」という問題と同じで、慣れるしかないし、慣れれば何とかなってしまうんでしょうが、ソニタブのように多数のサンプル被験者で検討を重ねた印象はなかったし、iPhoneとは比較するのすらおこがましい出来でした。

フィーチャーホン(P905i)で撮り貯めた写真、動画を移動するために、F-03Dに入っていたSDカードの中身にP905i内のデータをマージしたのですが、F-03Dの裏ぶたを開けるのが大変。防水なので固いし、爪折るかと思いました。説明書にも「開けにくいときにはもっと力を入れろ」と書いてあって驚愕しましたが…。

SDカードスロットが裏フタの中にあるのはP905iもそうだったので驚きはしませんが、Android端末ではアプリもSDカード上に置けるんですね。本体のメモリ使用状況を見たところ、いくつかアプリを自分で入れた段階で、既に8割くらい消費されていました。F-03Dには試供品と称して2GBのノーブランドのmicroSDカードが付属しますが、これは常に拡張メモリとして使用することが前提なんですねぇ。

qi充電はACアダプタが煩いです。充電中ではなく無負荷時にACアダプタから音がします。「チー」というのは規格名じゃなくて騒音の擬音かよ!と突っ込みたくもなりましたが、ちょっとおかしいレベルなので、あとでドコモショップで替えてもらいます。

ホームアプリにはdocomo Palette UIが搭載されており、もちろん入れ替えは可能なのですが、ツマが自力で問題解決することを考えると、変に他のに入れ替えない方がいいんだろうな、と思います。フィーチャーホンからの軟着陸を狙っているようなので、スマホとしての潜在能力を最大限発揮すると言うよりは、わかりやすさを狙ってるんだろうと思います。

言われ尽くされていることですが、iPhoneと比較するとUIに統一感がなく、煩雑ではあります。その一方でこれに慣れてしまうとiPhoneはまどろっこしく感じるんでしょうね。1ボタンマウス的なまどろっこしさ。

あとは画面描画がある程度優先されているとはいえ、iPhoneほど優先し切れてない印象はありますね。

文字入力はストレスが溜まる部分の真骨頂で、まずフリック入力ガイド表示がレイテンシなく表示されるのがチラチラして鬱陶しいです。「あいうえお」の「あ」を入力するときはガイド表示は要らないんだけどな…。

あとF-03D独自機能なのか?手書き入力が搭載されていて、これが実に使い物にならない。認識が早すぎて、書いてるそばから変な文字に変換されてしまう。そもそも設定でOFFできない(どこかにあるのかな?)ので、先に書いた「触れてなくてもタップされる」現象と相まって、「勝手に手書き入力モードに変わっている」ことが多々あり「ノォー!」と叫びたくなります。

逆に音声入力は恐ろしいほどの精度で、かなり実用的。もっとも高速に入力できるのは音声なんじゃないかと思ったり…。

ほとんどはAndroidの本質でない部分の不満になってしまいましたが、F-03Dを弄った印象はこんなところです。

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