「やるかどうかが問題ではない、いつでもやれる状態にしておくことが大事だ」

とは物欲発散時の言い訳の1つだが、

「いつでもやれる状態にしてあっても、やるかどうかは別問題」

も真実だったりする。

ツマが子供会の役員をやることになって、来年3月までパソコンで文書を作る機会が増えることになった。とはいえ子供会の文書など毎年そんなに違いはなく、昨年のものをベースに手直しすればOKということだ。

子供会には連綿と受け継がれる過去の文書が入ったUSBメモリがあり、2011年度はツマが管理することになった。中身を見てみるとほぼすべてMicrosoft Wordで作ってあった。

こんなとき、Windowsマシンがないと困るのだが、幸い我が家のMacはWindowsが走るし、そうでなくてもOffice:mac 2011はWindows版Officeと当然互換性はある。「こんなこともあろうかと」と仕込んでおいた、Windowsファイルが編集できる環境だ。

しかし結果的には、ホコリの積もったThinkPad X31を引っ張り出してくることになった。ツマが夜な夜な文書作業を始めてしまうと、私がブログを更新できないためだ(ぉ

X31は2003年型のPentiumM 1.3GHz程度のモデルだが、メモリは1GB積んであるし、無線LANは802.11g、ストレージは32GB SSDにしてある。Windows XP & Office 2000を動かすには充分なスペックである。

早速ツマのアカウントを追加して環境を構築したが、久しぶりに起動したXP、更新ファイルが山のようにあって数時間使い物にならなかったのはいつものことだ。
Windows XPというのはつくづくユーザーにとって不幸なOSだと思う。

無線LANで使うのが前提にしてあるマシンなので、有線接続しかできない我が家のプリンタMP770はX31にはセットアップしていないのだが、今回の仕事はプリントを多用すると言うことで、XPにBonjour for Windowsをインストールした。

bonjour_printer

これを入れると母艦のMacの電源を入れておけば、USBケーブルをゴソゴソ差し直さなくても無線LAN接続経由のWindowsからプリントできる。

母艦のMac側で「プリンタ共有」しておけばさすがBonjourなのでインストールに難しい点はないのだが、Bonjourによって作られる仮想のプリンタポートにバインドされるプリンタドライバは手動で設定する必要がある。

試したところデフォルトでは何故かHP(ヒューレットパッカード)のPSプリンタがバインドされたので、CanonのWebページから落としてきたMP770のドライバを解凍し、そこからはインストーラを起動せずにBonjourによって生成されたプリンタのドライバを更新し、解凍したMP770ドライバの中の.infファイルを指定すればよい。

--
Canon PIXUS インクジェット複合機 ブラック MG6130BK(Amazon)