「CATVへデジアナ変換の暫定的導入」を要請、地デジ完全移行に向けた受信環境整備の一環

上のニュースは知っていました。しかし、それはあくまで難視聴地域の話…と思っていました。

そうではなかったんです。

ウチのアパートは大家さんの意向でCATVに加入しており、屋根の上にアンテナが立っていません。CATVの料金は家賃に含まれており(ということを今回知りました)、地デジ/BSデジの無料放送が普通に見られます。

ですので、CATVの会社の方が、時々点検に来ます。点検に来るのは、CATVの送出側の設備を弄ったときのようです。そんなに頻繁に弄る必要があるのかと思いますが、地デジ移行期のためか、概ね年1回くらいは弄るようで点検に来ます。

しかし単に点検に来るだけではなく、ついでに営業活動もしていきます。有料放送に加入しませんか? CATVネットはどうですか? という営業です。

今までこのアパートのCATVがどういう仕組みで(料金払ってないのに)映っているのか解らなかったので黙って営業トークを拝聴していたのですが、今回話を聞いてどうやら毎月の家賃から500円ほどCATVの料金に回されていたことを知ったので、次からは営業トークはお断りです。

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とはいえ今回CATV会社の点検の方とお話をして、色々興味深い話を聞けました。まず冒頭にリンクを張ったデジアナ変換の話。てっきり難視聴地域対策と思い込んでたのですが、東京タワーやスカイツリーから50kmも離れていないような横浜市ですら、ほとんどすべてのCATV会社が実施するようです。

つまり、横浜市でCATVに加入している世帯は、2011年のアナログ停波前にテレビを買い換えなくても、2015年までは従来のアナログ画質で地デジが観られると言うことです(但し上下に黒帯は出ます)。

これ、意外と知られてないんじゃないですかね?
実際に、アナログ停波だと言うことで家中のテレビ3台を買い換えたある人が、このデジアナ変換の事実を聞いて購入先のヤマダ電機に怒鳴り込んだという話も聞きました。そりゃ怒りますね。

もしいまCATV経由でテレビを視聴していて、テレビを買い換えるのも何だなぁ…と思っている方は、一度CATV会社に「デジアナ変換サービス提供の予定はあるか」と尋ねた方が良いと思います。

総務省が貧困世帯を対象に地デジチューナーを配布するという話もありましたが、CATV会社にデジアナ変換させれば、少なくとも総務省としてはCATV世帯には地デジチューナーを配らなくてもいいんですもんね。


但しこのブログの主旨としては、10万円もあれば一流メーカー37〜42型のハイビジョンが買えるわけですから、躊躇せずダイブしてハイビジョン画質にヒャッハァ!することをお勧めしますが(ぉ


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そしてやや黒い話。CATVネット。個人的にはフレッツ光に加入しているので、いくら少し安いと言ってもメタル回線には興味がないのですが、速度がフレッツ光の1.6倍である160Mbpsとなれば「凄いなぁ」と素直に思います。

しかしCATV会社の方曰く、「実際は100Mbpsも出ません」とのこと。まぁベストエフォートですからそうでしょうね。

え?そうではない? え?サーバー側で帯域制限している??

えーっと、そんなことをやっていて、パンフに160Mbpsと書いてはいけないと思います。いくらベストエフォートであることを隠れ蓑にできると言っても。