最初から放棄するようで申し訳ないが、本機のレビューについては家電Watchの長期レビューその1その2その3 がとても詳しい。私もこのレビューを読んで購入を決めたくらいである。

しかしやはりハイエンドモデルということで、購入に当たってはだいぶ悩んだ。1つ下のモデルと1万円ほど差があるのだが、その違いは(1)釜のグレード (2)断熱材装備による保温の質の向上 (3)バックライト液晶 (4)専用ボディ色 くらいである。ここに1万円の価値を見いだせるかどうかでずいぶん悩んだのだが、結局は買ってしまった。そう、迷ったら高い方である。ここで1万円をケチると10年後悔しそうだからだ。

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本機の特徴の1つは「スチームリサイクル」による給水レスのスチーム機構と、炊飯時に蒸気が出ないことだ。その秘密はこのフタにある。蒸気の出口が迷路のようになっており、そこを通過するうちに水蒸気が冷えて水に戻り、内部のスチームタンクに貯まる仕組みだ。

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なんてことはないカラーリングだが実は最上位モデル専用色である。1つ下になると黒か白になってしまう。何もこんなところで差を付けなくても、と思う。

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日立の炊飯器の上位クラスは打ち込み鉄釜を採用する。風格はあるが、実は表面がザラザラで意外と洗いにくい。

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下位モデルとの違いの1つ、釜の内側への「ゴールドフッ素加工」である。金の粒が混じっているのがお分かりだろうか。この程度の分量の金が何の役に立つのかまったく不明だが、実はこのモデルのみ内釜が「5年保証」である。通常、炊飯ジャーの製品寿命は10年程度だと思うが、その半分の間もメーカー保証が受けられるのはありがたい。

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フタの内側はオートスチーマー機構が備わっている。まるでウーファースピーカーのようだが、出てくるのは重低音ではなくスチームである。やってのけることの割には意外とシンプルな機構で、洗うのもさほど億劫ではない。

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ホワイトバックライト液晶で薄暗いキッチンでも視認性は素晴らしく良い。今までの液晶の見にくさが冗談のようだ。

さて、肝心の「ご飯の味」だが、「極上炊き」モードで炊いてみたのだが、実は今まで使っていた1万円のIH炊飯器と比べて、甘みにさほど差は感じられなかった。たぶん使っている米の種類も要因としてあると思うのだが、どんな米でも甘々になるわけではないようだ。正直、今までの炊飯器でも充分美味しかったので。

今までの炊飯器との違いを感じたのは「表面しっかり、中もっちり」の米粒の炊きあがりである。米の一粒一粒がしっかりしているのに、中は柔らかいという炊きあがり。子供たちには「ご飯だけでも美味しい!」と大好評である。お握りにしても大変握りやすいご飯である。

この味を毎日食べてしまうと、ちょっとやそこらの外食の米は食べられなくなるかな、という気もしないでもない。意外と差が少ないようでも、いざ以前の炊飯器に戻ってしまうと「えっこんなご飯食べてたっけ?」と思ってしまうのかも知れない。

保温性能も素晴らしく、12時間経った程度ではまったくご飯が変色しない。メーカーによるとオートスチーマーの働きと、断熱材により加熱を最小限にとどめているのが効いているようだ。そういう意味では1つ下のモデルとは保温可能時間だけではなく、保温の質自体も違うと言える。

そうそう、本機には「温泉卵」を作るモードがある。もちろんご飯と同時に作れるわけではないが、夕食の後片付けで一番最初に釜を洗って卵をセットしてしまえば、他の後片付けをしているの間くらいには作ってしまえる。ポイントは家電Watchのレビューにもあったとおり、できたらすぐ卵を水で冷やすことだ。我が家ではこの温泉卵が物珍しく好評で、明日も2日連続で朝食が温泉卵である。

もっとも、本機で炊くご飯が、温泉卵をかけちゃうのが勿体ないくらいの銀シャリっていうのが問題かも知れない(笑

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