ヤマハ音楽教室で教材にする曲。アーティストはある年齢まで行ったら幼児向けコンテンツを手がけることが多い。人間、最終的には次の世代へ何かを伝えていきたいという思いに駆られる気持ちはすごくよく解る。しかし幼児に受け入れられるには大人受けとはまた違った力量が必要だ。

20年ほど前にも友人がファンだったこともあり谷山浩子の曲に触れる機会が多かったのだが、正直その頃は谷山浩子の曲を聴いてもピンと来なかった。でも最近聞いたこれは琴線に触れた。何だろう。発想が斬新すぎる。

「ねこねこでんわ」作詞・作曲 谷山浩子

ねこねこでんわ ねこのかお
 ねこねこでんわ かけてみよう
 だれにかかるか わからない
 もしもし だれですか
 もしもし クジラです
 みなみのうみで
 プカプカういています
 あそびにきてください
 それではさようなら


猫の顔をした電話なんだそうです。しかも接続先がランダム!そして誰が出るかと思ったらクジラ! えらくあっさりとした現状報告&インビテーション!

ちょっと普通にサラリーマンをしていたら出てこないね。この発想は。2番、3番の歌詞も「サンタが寒くてシチューを食べてるだけ」とか「パン屋のお姉さんが慈悲深い」など斬新なのだが、あまり長く掲載するとJASRAC様に怒られそうなのでこのへんで。各自ググってみてください。


「ねこねこでんわ」収録:


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