凹みの大きさは約1円玉サイズ。左側リアドアのプレスラインの少し下。

相手の車は、過去に3回ほどフロント左側のプロテクタにドアパンチした常習犯ではないかと目星を付けているのだが、現場を目撃したわけではないので文句を言うことができない。いかんせん相手の車はまだ買って間もないのにドアがキズだらけなのだ。そういうユーザには何を言っても話がかみ合わないだろう。決められた割り当てなので、場所を変えてもらうわけにもゆかず泣き寝入り。

小さなボディのへこみを、パテ盛りや再塗装をせずに、裏側から押し出したり表から吸引したりして、あの手この手で平滑化することをデントリペアと言う。その辺のカーコンビニ倶楽部などにお願いしようかとも思ったのだが、「腕のいい店を探す手間」を考えて、購入したAudi店に泣きついてみた。幸い、今日はGW中ながら今日は日直体制で営業しており、今すぐ持ち込めばその場で直してくれるという。

購入したAudi店にデントリペアの技術者が居るわけではなく、契約しているデントリペア業者がAudiの修理工場に出張してきて修理してくれるようだ。キズを見たAudi店曰く、「凹みがプレスラインにかかってないのが幸い」だそうだ。

コーヒーを飲みながら展示車を眺めつつ待つこと50分。言われなければ気がつかないほどにすっかり綺麗になった。少し塗装の擦れは残ったが、ワックスをかければ解らない程度である。ディーラー曰く、かなりの腕利きの方が修理してくれたそうである。

なお、費用は15,500円。デントリペア費用としては平均的だろう。手痛い出費だったが、目星を付けている相手を疑ってかかって険悪な関係になるのもヤなので(ましてや見当違いだったら最悪だ)、請求するつもりはない。

しかし、泣き寝入りをするのも面白くないので、「ドアをぶつけないでください」という張り紙を俺の車にしておいた。丸1日くらい掲示する予定。相手を特定する文言や、余計なことは書いていないので、相手を疑っていることを示しているわけではない。本当にぶつけていないのなら、張り紙は気にしないだろう。ぶつけた覚えがあるのなら、張り紙を見て少しは気をつけてくれるだろう。相手は毎日車に乗っているので、1回くらいは見てくれることを期待していたら、ツマに「やめてくれ」と速攻剥がされた。



なお後日、対策として、こちらのボディに駐車時には硬いスポンジを貼ることにした。スポンジは灰色で、大きいホームセンターの駐車コーナーに行くと、車庫側に貼る物として売られている。これにマグネットシートを貼り付け、ボディへの取り付け・取り外しを容易にした。

なお車への取り付け面は常時綺麗にしておかないと、繰り返しの取り付け、取り外しでボディに細かい擦り傷が付くので注意されたい。また、スポンジも赤や黄色などの変に着色されているものはその色がボディ側に遷移しないともいえないので、無彩色のものがいいと思う(俺は灰色のを買った)。

さらに、スポンジと磁石を固定する両面テープは強力な全天候型を選ぶこと。変な接着剤を使うと夏場の熱でボディにダレてくる懸念がないこともないので注意。取り付けの磁石は強力なタイプを選ばないと、台風で飛ばされてしまう。(俺は1個、台風で紛失した)

JAFでも同等のものが売っているようだが、高いのでDIYした。価格は1/4程度だ。

時々、外し忘れて走り出して恥ずかしい思いをすることがある。