「デジカメ写真をブラウザで見るように、ホームビデオもクリップの集合体からブラウジングして再生できればOKなんだと。」

そうなんですよ。でも決して編集欲がないわけではなく、やる暇がないというのが実態。ホームビデオ用途と言えば家族、特に小さい子供を撮るのがメインと思いますが、小さい子供を持つ父は会社では中堅であることが多く、忙殺されると。つまり編集しているヒマ無しと。

説明用テロップくらいは欲しくなるときありますけど、BGMは要らないですね。家族の記録として、その時代の空気の音をBGMでかき消してしまうなんて勿体ない。トランジションもあまり価値を感じません。

どうせ編集できない(しない)んだから、イントラフレームだけで構成された編集向きの贅沢な規格じゃなくて、インターフレームをバリバリに駆使してデータハンドリングを良くしたフォーマットでも良いなと思います。

もっともそんな小難しい理論ではなく、現状では1920記録ができるメーカー間互換のあるフォーマットはAVCHDしかないワケで、コンシューマ市場では1920という数字がマジックナンバーとなって、AVCHDがカジュアルムービーの当面の主流の最有力になる可能性は高いでしょうね。他にリムーバブルで1920記録ができるメディアが出てくれば別ですが。

そうそうサイカさん、ビデオサロン5月号見ましたよ。この間TX1を弄っておられたと思ったら、もう記事になっちゃうんですね。締め切りキツイですね…。TX1は、動画時にも効く顔認識がかなり羨ましいです。私のSD3のレビューにお褒めを頂いて恐縮ですが、当たり前ですがやっぱりプロの書く文章は洗練されてますよ。アマチュアのように無責任なことか書けませんし。w

ところでうちのツマ、SD3の画質を見て「ヌケが悪い」というような趣旨の評価をしました。放送とは比べるなって…HD放送の見過ぎで、目が肥えすぎ…(汗 私なんかは家庭用ハイビジョンカメラの黎明期を知っているので、SD3の大きさ、価格、データハンドリングを考えると驚愕以外の何物でもないのですが、家庭用カメラメーカーはこういった「技術は知らないが目の肥えた主婦」とも戦わなければならないわけで、大変ですね。